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腕舐めの奇行

 灯枇(あけび)と同じクラスの女子の1人に、とんでもない奇行を繰り返す人物が居た。それはいつしか治まって、後々本人談でも、何故自分があんな事をしたのかさっぱり分からないという話だった。その被害に遭うのはクラスメイト全員で、犠牲者は出る度に水道まで駆けて行って、急いで石鹸で洗い流すのだった。



 そんな雲母はジャイアン気質で、結果的に灯枇(あけび)もグループの存在に無自覚のまま、実質的に彼女のグループに所属していた。11町内の雲母は顔も広く、彼女と違ってマンション住民では無いものの、シャーロックとは幼馴染だという話で、極普通に教室で彼とも会話していた。

更に後年聞いた驚愕の事実では、実は雲母は富士原(ふじわら)君とはマンションの階が同じで、付き合いで義理チョコと義理クッキーを遣り取りする仲だという話だった。それを彼女から聴いた灯枇(あけび)の気持ちは、急速に冷めた。



 富士原(ふじわら)君の頃には灯枇(あけび)もようやく学習して、好きな人の名前は誰にも話さないようになっていたが、それまでは酷いものだった。雲母と妃鞠にしつこく問い質され、誰にも言わないからという嘘を真に受けてつい名前を喋ってしまい、今まで3人の名前を、彼等本人だけで無く、クラスメイト全員の前で、それこそ灯枇(あけび)もその場に居る、掃除時間中などに笑いながらバラされた。


「違う。違うってば、もう松長君の事なんて好きじゃないもん!」


 不思議なもので、雲母と妃鞠にバラされて泣き叫びながら必死に否定していると、本当に好きでは無くなってくる。



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