表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/20

18『僕のターン!は禁止』的な♪

解体作業終了の次の日…

魔界は珍しく朝から雨が降り続いていた。


もしかしたら涙雨かもしれない…

ヘルシングじゃ無くてギルド職員達の(笑)


だって解体作業に駆り出されたメンバーは、最低でも二日間は完徹しているから。

作業後、皆不眠不休のおかげで目の下に隈を作りながら家路についていた。


ちなみに朝からバルバトスが…

「化粧ののりが悪い(涙)」

と、ぼやきながらギルドに出社してきたらい(笑)



さて、ではお話を本編へ戻そう。


今回、こんな事態をしでかしたヘルシングに対してお偉方が苦慮した結果、統括ギルドとして出した答えが…

「金等級への暫定昇格ですか?」

「そうよ特例中の特例、それが私達ギルドが出した答えよ」


その日急遽ギルドに呼び出されたヘルシングは、睡魔と闘いながらもなんとかギルドに顔をだしていた。

そして顔を出した途端、秘書官であるヲルとワムに客間まで引きずられていったヘルシング。

そこにギルド長であるヘカトンケイレスの妻ブーネが、コーヒーを口にしながら待ち構えていたのであった。


おそらく強面のギルド長ヘカトンケイレスだとヘルシングが怖がるのが解っていたので、彼の妻で商業ギルドのギルド長ブーネが代理で待っていたのかもしれない。

(だってギルド長って笑顔を見せただけでモンスターを倒すんだもん=これって事実である!)



まぁ~以前にも説明したのだが、魔界の冒険者は5等級に分類されている。

一番下から《白・青・赤・銀・金》となっていて、その殆どが青か赤の等級者ばかりなのだ。

※ちなみに金等級は冒険者全体の0.1%しか存在しない。


「それとこれを渡しておくわ」

ブーネはそう言うとヘルシングの目の前に金色の商業ギルドカードを差し出した。


「このカードは何ですか?」

ヘルシングの疑問は最もだ。

商業ギルドには三種類のカードしか存在しない筈だからである。


これも以前説明舌のだが、

・街外から行商目的で商売をする場合《黄》

・露天販売で商売をする場合《緑》

・店舗を構えて商売をする場合《茶》

この三種類のみである。

※ちなみに納税もこの色それぞれで異なる。


「今回初めて交付する事が決まったカードよ、つまり貴方しか持つ事を許されていないカード♪」

「?」

そんな事をいきなり言われてもヘルシングの頭の上には?マークしか浮かんでこない。


そこでブーネは彼に細かく説明を始めた。

ギルドでの議決。


それは…

・力量からしてヘルシングの能力は金等級に相当する。

・ただし経験値の不足上、暫定扱いとする。


それと今回初の発行となる商業ギルドの金カードは…

・他の三種類全ての商業権を無条件で許可すると認めるカードとなっている。

・ただし解体作業等は自分で行うものとし、もし人手が必要な際は依頼としてギルドに届けるものとする。

・ただ個人のみで解体し持ち込みをした場合、買い取り額は通常の1.2倍をギルドが支払う事を約束する。


「大まかな事は以上よ♪詳しくはこちらの書面に記載しているからきちんと読破した上で最後にサインをして提出して頂戴…ただし24時間以内でね」

「24時間以内?」

「でないと各関係部署の手続きが終わるのがかなり遅くなるのよ!」

でも結構厚いよ…

その関係書類って。


「兎に角!私達の夫婦生活の為にもさっさと読み上げてサインして頂戴!いいわね!」


あ~あ、何かあったんだ…

どうりでヘカトンケイレスの姿が見えないと思った♪

決してヘルシングが怖がるから気を使った訳ではないらしい(笑)

おそらく手続きウンヌンで徹夜したのだろう…


「まったく!ルシファーったら面倒な事は全部丸投げするんだから!お陰で………」

そう言いかけた途端、何故かブーネの顔が朱くなった♪

「?…どうしました?」

「な、何でもないわ!兎に角早急に読み上げなさい!以上…もう帰ってもいいわよ」


ブーネはそう言うと、飲みかけのコーヒーをまた飲み始めたのであった。

「あ、そうだ!帰りにニケの所に寄りなさい♪冒険者等級の変更と今回の報酬金とかででる筈だから」


《初報酬金♪♪♪》

ヘルシングの心は一気に舞い上がった(笑)

彼は早速ブーネの言う通りニケの所に顔を出した。


が…

彼の満面の笑顔とは対照的にニケの表情は何故か怯えている。


「はい、これが金等級の証明カードと今回の報酬金になります」

そう説明するニケの震える手から渡された現物を見てヘルシングは愕然とした。


【プラチナ金貨14枚】

解りやすく言えば日本円で1億4千万である!

「プラチナ金貨の存在なんて只の伝説だと思ってたわ!私…もう怖くて怖くて…ヘル君早く引き取ってもらえる!」

確かにこんな大金、冒険者ギルド内で右から左へと軽々しく動くものではない。

ニケが怯えるのも無理は無い事なのだった。


流石にヘルシングも事の重大さに気付き、慌ててディメンション・バッグに金貨を放り込むと足早にギルドを後にするのであった。


後に聞いた話では、キリング・ワームの体内から未知の鉱石が発見されたらしく、それをある人物が高額で買い取ったらしいのだ。

※買い取ったのが誰なのかは、メインストリートである《異世界物語 (オーバー・ザ・クルセイダー )》をお読みの方は想像がつくと思う(笑)


いきなり大金持ちになったヘルシング♪

しかし…

『これってポトニャーさんに相談しなきゃ絶対駄目なやつだ!』

そう呟きながら今後の事も含め、慎重に行動しようと心に誓いながら帰路についたヘルシングなのであった……




次回

19『通りすがりの仮面女子よ♪覚えておいてね♪』的な♪


突然現れた正体不明の仮面女子リリス!

※オイオイ正体バレバレじゃん(笑)

どうするヘルシング!

(相手は人妻だぞ♪)

先ずはポトニャーと相談しよう~♪

※何を相談するの?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ