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10:『忘れ物?忘れてた!忘れないで♪』的な♪

物凄~く濃いめの一日が過ぎ去った次の日…


ポトニャーは焦っていた!

いや…困っていたのかもしれない!

その証拠に彼女はギルドの建物の前を不審者の様にウロウロ~ウロウロと、歩き回っていたからだ!


昨日確かにヘルシングに待ち合わせ場所と時間を書いたメモを渡した筈である。

だから待ち合わせ五分前に彼女はこの場所に来ていた。


しかーし!(大○洋風に♪)

彼はまだ来ていない…

既に待ち合わせ時間から一時間程過ぎてしまっている!

ドラキュラ伯爵に確認をとると、約二時間前に屋敷を出たと言ってた…


しかーし!(くどいが大○洋風に♪)

彼はまだ待ち合わせ場所に来ていない!

ちなみに…

彼が居候しているドラキュラ伯爵の屋敷からギルドまでゆっくり歩いても10分程度だ…


でも彼はまだ待ち合わせ場所に来ていない…

何故?!

ここまで道筋は単純な筈だ!

しかも事前にギルドから屋敷までの道は一緒に歩いている!


でも彼はまだ来ない……(涙)

『やっぱり迎えに行けばよかったかも…』

そんな頭を抱えて嘆いているポトニャー所へ…


「遅くなってすみませ~ん!!」

泣きそうな顔をしてヘルシングが走ってやって来た!

両手に一杯の袋を抱えながら……


それを見たポトニャーは、目が点になりながら彼を迎えると一応遅れた訳を尋ねてみた。


すると…

その①:出掛けに《言語変換ブローチ》をするのを忘れたから取りに帰ってた。


その②:途中、八百屋のご主人が荷台から野菜を降ろす時、腰を痛めて困っていたから降ろすついでに店出しを手伝っていた。


その③:待ち合わせ三十分前、ここでポトニャーを待っていた時、目の前でお年寄りから手さげ袋を引ったくって逃げた悪党を見つけたから追い掛けて、そして捕まえた。


その④:憲兵に引ったくり犯を引き渡して帰ろうとしたら、事情聴取の為詰所まで連行された。


その⑤(まだあるんかい!):やっと解放された彼は、ポトニャーとの待ち合わせに遅れない様に走ったが、道を忘れて迷ってしまい今にいたった。


だそうだ…(笑)!

まるで一昔前の《遅刻常習犯の言い訳》のようである(笑)

だが、これが事実だと納得するポトニャー。

何故なら彼の人柄がそうさせるのであった。


『まぁ~良いわ♪じゃ~早速ダンジョに行こうか♪」

「ハイ♪今日はご指導のほどよろしくお願いします♪」

気を取り直してヘルシングに笑顔を向けるポトニャーに対して、彼は深々と頭を下げ一礼すると、二人で早速ダンジョに向かおうとするのだが…


「なぁ~そこのション○ンくせぇ~ガキ共!ち~とばっかし顔を貸せや!」

※下品だからあえて伏字です♪


お約束だが…

いかにも悪党顔した十人程の集団が、二人の回りを囲み始めた。


「何よアンタ達…趣味このみじゃないから消えなさい」

嫌悪感からか、この手のダサ男が大嫌いなポトニャーは、声をかけてきたリーダー格であろう半グレ悪魔にガンを飛ばしている。

「ガキがいっちょ前に殺気出してんじゃねぇよ!転がすぞ(注:リンチの事である)!」


と言った三分後……

「ズ・ミ・マ・ゼ・ン…(涙)」

粋がっていたバカ共の身体は無惨にもボロボロの状態で積み上がっていたのだった♪

まるで昭和のコントの様である(笑)♪


彼らは二つの過ちを犯していた…

まず一つめに喧嘩を売る相手を間違えた!

確実に余所者なんだと思う…

何故ならこの魔界(特にこの魔魍街)で彼女にこんな(下品な)セリフを吐く命知らずはいないからだ!

※いたとしてもドゥモワー位な者である(え~と、別の小説に出てくるのおバカさんです)♪


二つめ、ポトニャーを《子供》扱いした事!

容姿は別として、体型的にそう見える事を彼女は意外と気にしていたのだ(特に胸の部分を)!


結果、彼女の逆鱗に触れたこのバカ集団は哀れな有り様にまさなってしまったのだった!

…御愁傷様…


そこに騒ぎを聞き付けた憲兵達が数名でやってくると…

「どうしましたポトニャーさん?って、あーこいつら!」

「何、こいつら知ってるの?」

ボロボロに成っているバカ共の顔を見た途端、憲兵達は懐から手配書の様な紙を出し確認した。

「やっぱり!こいつらさっき引ったくりをした犯人の仲間なんです!」

「最近、近隣の村々で悪さを繰り返していたので手配書が回って来ていたんですよ!」


成る程…

見た目通りの小悪党共…。

連中は憲兵達に拘束されると、すごすごと連行されて行くのだった。


「すみませんポトニャーさん、自分のせいで迷惑かけちゃって……」

「へ?あ~良いのよ気にしないで♪肩慣らしにもならなかったから(笑)♪」

ポトニャーと待ち合わせの前にあった一悶着の後日談に、巻き込んでしまった事を詫びるヘルシングだが、笑いながらそれを彼女は納めてしまった。


それを見て改めて彼女のステータスの高さと懐の広さに感心するヘルシング。

『冒険者って凄いな~♪』

自分もこうなりたいと思い、心の中でそう呟いていた時…


「それではお二方共来て頂きますか?」

「「へ?」」

リーダーである憲兵の一言に疑問符を浮かべる二人…


二人は忘れているのだ…

いや!忘れないで欲しい♪

「《へ?》って、詰所で調書を取らなければなりませんから」

そうである。

それが決まりなのだ♪


…それから更に一時間後…

太陽は丁度二人の頭のてっぺんに浮かんでいた…


お昼時である♪

当初の予定より既に三時間以上時間が立っていたのだ……


憲兵の詰所から解放された二人…特にポトニャーは泣いていた!

昨日に引き続き今日もアクシデント有りまくりだからだ(笑)


「ねぇヘル君…先ずは何か食べてからダンジョに行こうか?」

「ハイ…賛成です…重ね重ねスミマセン…」

まだ当初の目的地であるダンジョンにも行っていないヘルシングとポトニャーは、目を合わせながら乾いた笑いを浮かべると、とりあえずギルドの横に併設してある大衆食堂へと向かうのであった………




次回

11:『今ならチート使い放題♪』的な♪


ポトニャーよ…

君の苦労はまだまだ続くよ、何処までも…

と、作者は思うのであった……











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