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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_74 アフター第一陣! 高天原のあれやこれ!

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74-3 日曜茶会と、恋するうさぎ

予告通りというべきかめっちゃ遅れました……!

もう夕方投稿と言っていいレベル……!!

年明けには元にもどしたいところです。

「それではー!

 白組アイドル全員覚醒! 1stライブ大成功! ならびに!」

「新ラボ・オフィスの開設による我らが基地の完成を祝しまして!」

「あっそれと、高天原もどったやつらの早めの帰還も祈願して!」

「かんぱーい!!」


 そして、日曜のおひるどき。

 魔王城の真ん中にある大宴会場(専門用語で基地の食堂ともいう)は、すっかりパーティーモードになっていた。

 腕を振るってくれたのは、総務としてここに就職を決めてくれたコトハさん。

 そして、『しかたないなあ』なんて口では言いつつ、すごくうれしそうに厨房にとっこんで来てくれた地上警備隊のお料理好き男子クーリオ。

 そしてなんと、シオンともどもサクッと戻ってきてくれた、ソーヤだった。


「やーエルカさん太っ腹でな!『大事なことは話したし、あとはオンラインでおいおい報告してくれればいいから』だぜ?

 まったく理想の上司すぎて、ソーヤさんもメロメロだぜ! な、シオ!」

「ほんと、ありがたいよね!

 まさかここではたらいてお給料もらえちゃうなんて、オレびっくりだよ!」


 エルカさんは、じつに粋な計らいをしてくれた。

 なんと、国立研究所の星降町支部を新設し、そこへの転属という形で所属の者たち――二人とソラ、そして建設部のトビー、アッシュ――の身分を保証してくれたのだ。

 ぴっかぴかの仕事場も、基地から徒歩ゼロ分の近さ。

 なんと、『魔王軍』基地内のクラフターズ・ラボがその所在地だ。


『そこは所員たちが手ずからつくったラボなのだから、当然研究所のものだろう?

 立て替えてもらった建設費とシステム構築費はもちろんお支払いするし、維持費も研究費もちゃんと支給される。

 これで魔王軍の機密は筒抜けというわけさ。どうだい、うまくやったものだろう?』


 携帯用端末ポタプレの向こうから冗談めかせて、緑のきつね紳士はウインクぱちり。

 嬉しすぎる、そして心強すぎるサプライズ支援に、おれたちは感激してお礼を言ったものだった。


「これで3Sたちも、こっちにこれるようになったし。

 俺もお荷物にならないで済む。ほんとよかった」


 ソラもうれしそうにニコニコだ。いやいや。


「ソラよ、お前はエクセリオンだからな? もう『見習い』取れてるからな?」

「つかふっつーに俺たちなんかよりぜんぜん強いんだからなっ?」

「えっいや、3Sたちいないとそこまで強くないと思う、けど……」


 みんなが突っ込みまくる。ぶっちゃけ悪党モードとの落差が酷すぎる。どうしてこうなった。

 そんなソラをふんわり笑わせたのは、ミツルの力強いことば。


「百億歩譲って戦えなくても、ソラには歌が、あるから。

 だから、大丈夫。

 ソラにしか歌えない歌、俺がかくから」

「わーんミツルー!! たよりにしてるー!!」


 めっちゃうれしそうに抱きつくソラと、ニコニコよしよしのミツルに、その場がほんわかとなった。



 たよりになるといえば、おれたちの所属するソレイユプロダクションも、さすがというほかはないような交渉をしてくれた。

 いまは高天原にもどり、荷物をまとめている航空警備隊のオウマとムネツグは、すでに高天原の警備会社で働いていた、つとめびとだ。

 ふたりの気持ちとしてはこちらにきてしまいたい気持ちだが、お仕事をほっぽりだしてしまえば、なにかと困ることになる。

 そこでプロダクションが『アイドルたちと気心の知れた若い人に、警備をお願いしたいので』と二人を指名、ソレイユプロ星降町支部の警備員として派遣してもらえることになったのだ。


 ここまで基盤が整えば、もうみんなを受け入れるにあたっての不安はないといっていい。

 いや、それよりもうれしかったのは、ソレイユプロダクションの件で動いてくれたのが、ライムだということだ。


 あの日、大神意の影響をうけ、おれたちを攻撃しそうになっていた彼女。

 その彼女が、おれたちの味方をしてくれた――

 そう考えると、おれのきもちはふわふわになる。


『大神意』の影響は、スキル『ブラックムーン』で無効化できる。

 そしてその効果は、ライカネットワークなどを通じて伝播させられる。

 それでも、高天原全部を常に、ということはできない。

 するとしたら、だいじなところだけピンポイントで。

 そうでなければ、パワー源となるイツカの負荷も大きすぎるし、なにより『グランドマザー』側に対策を取られてしまう。

 だから、ほぼ何もしてあげられなかったのだ。味方にも、親しい仲間にも、愛しいひとにも。


 けれど、これはある程度、どうにかして『大神意』の影響を逃れているということではないだろうか?

 常識的に考えれば、『これはビジネス』と割り切ることで動いてくれたということだろう――ユズキさんが、アイラさんたちを遣わしてくれたように。

 それでも、なんらかの奇跡があってくれないか。おれとしては、そんな風に願われてしまうのだった。


「よっしゃよっしゃー、盛り上がってきたところで上映会はじめようぜ!

 タクマとエルマー! それに、エルメスもすげーんだぜ!」


 そのときイツカの声で我に返った。

 そっとやつを見れば、いい笑顔で笑い返された。

ブックマークいただきました! 180ブックマークようやく到達です!

長い、ほんとうに長い道のりだった……

どなた様にもまことにありがとうございます!


試合についてがサラッとしか出ない……なんとよくあるパターン!!

次回こそ、次回こそは!

どうぞ、お楽しみに!!

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