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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_74 アフター第一陣! 高天原のあれやこれ!

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74-1 しばしのいってらっしゃい!~魔王軍が捕虜たちをもとの学校に通わせることに同意したその理由~

すごく……説明回です……orz


2021.12.28

シオンとソーヤも、研究所に行くなら時間がかかるし、ソラに至ってはいろいろ、メンテだの報告だので忙しいはず。

シオンとソーヤも、研究所に行くなら時間がかかる。

(ソラはライブで帰ってきますよね^^;修正いたしました!)


 四ツ星、五ツ星の生徒たちには、学ぶ権利・働く場を見つける権利がある。

 前途ある若者のこれまでとこれからを、無駄にさせるのは許されることではない。

 ――これが、高天原の理由。


 学ぶ権利・働く場を見つける権利はもちろん尊重する。

 しかし、β以下の人間ですら侵されなかった『内心の自由』。

 それが『大神意』で蹂躙されるいまの高天原に、前途ある若者を行かせることの方がよほど非道なことだ。

 ――これが、おれたちの理由。


 並べて導き出されたのは折衷案。

『大神意』への防御策となるエンブレムを所持したまま、高天原に通う。

 もしくは、オンラインで授業や進路相談を受ける。

 起居する場所は、当人の自由意思で決められるものとする。


 途中『拠点づくりなどの強制労働をさせておいてなにが権利の尊重だ』『心そのものを捻じ曲げて特別勤務をさせるほうがよほど悪質』というジャブの打ち合いなんかはあったが、そこはミソラ先生がうまく収めてくれた。



 そんなわけで何人かの仲間たちが、特製エアシャトルに乗り、基地から出発していった。

 まず、巻き込まれる形で準備も何もなくこちらに来てしまった、ミライとミズキ。

 そして、第一陣志願組の生徒たち。

 ミライとミズキが心配で志願してきた、『騎士団』のロアンとミキヤ。

 リーダーのチカさんに頼まれて志願してきた、『マーセナリーガーデン』のイツキとザイン。

 うその怨恨を理由として志願してきたイズミと、彼につきあうかたちのニノ。

『おこんがー!』のふたりがどうしても心配でと志願してきたアオバとミツルも、二人とともに学園へ。


 招集組のなかでは、シオンとソーヤが。

 本来ならいまごろ就職しているはずだった、月萌国立工廠付研究所――エルカさんのもとへ行き、今後の打ち合わせをするという。

 ソラも研究所のサポートが必要なため同行。ついてに師匠のレモンさんにもお会いしてくるということだ。


 実に半数のメンバーたちを送り出すと、もとから人の少なかった基地内はさらにがらんとしてしまった。

 何人かは、週明けの第二陣まで戻ってこれないだろう。


 ミライとミズキは、すくなくとも今日は向こうでといってきているし、そうである以上ロアンとミキヤもいっしょ。

 シオンとソーヤも、研究所に行くなら時間がかかる。


 そしてイズミとニノの『イーブンズ』。イズミの理由が理由なのもあるが、なによりニノが覚醒していない。

 未覚醒といえばアオバとミツル、ミクさん。本来ならこちらに戻らず覚醒に向けたトレーニングを積むところだが、すでに星降町のスクールの先生など、リアルサイトでの約束があるのでそうもいかない。移動時間も使って頑張るといってくれた彼らには何度もありがとうとごめんねを言って、手を振り送り出した。


「はー。

 改めてさ、みんなめっちゃがんばってくれてるよな。

 ……俺ももっともっと、がんばんないと」

「そうだね、ほんとに。

 がんばらなくっちゃね」


 晴れた朝空に向けて、イツカが大きく伸びをする。

 となりでおれは、深呼吸して気合を入れる。


「その意気ですよおふたりともっ! ふぁいとふぁいとーっ!」

「さあ、本日のレッスン、行きますか!」


 このたびマネージャー見習いに就任した、ユッカさん、レナさんがかわいく声をかけてくれた。


「はーい!!」


 おれたちは声をそろえ、歩き出すのだった。


明日はもしかしたら投稿が夕刻になるかもしれませんm(__)m

今後、年内は投稿時間がだいぶズレてくると思われます。申し訳ございません。


次回。短期での覚醒を目指すミツルがとった、思い切った、思い切りすぎた作戦!

どうぞ、お楽しみに!

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