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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_69 始動、『プロジェクト・モンスターサーガ』!

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69-2 進む事態と、謎の影

ただいまワクチン二回目より帰還しました――(^^)/

副反応が出る前にっ!!


2021.10.25

『10日後、』を削除いたしました。

普通に間違っておりました……orz

 それからすぐ。

 高天原に住む大人たちには、おれとイツカの名前ですべてを明かした。

『スターシード』の正体、この世界の人間たちの前身。それぞれに負った役目。


『それでも、戦争を続ける以外の方法を探して、実現したい。

 その気持ちは、さらに強くなった。

 どうか、力を貸してほしい』


 そう言って、二人で頭を下げた。


 さすがに三ツ星以下の高天原生と、β居住区の人たちには全部をぶっちゃけるわけにいかない――そもそも彼らには『この国とソリステラスが戦争をしている』ことだって、知らせてはいないためだ。

 だからグランドマザーに願うのは、全世界の恒久平和と言ってあった。

 よって『それはかなえてはもらえないので、Ω制同様、自分たちの手で模索する』と伝えるにとどまった。


 もっとも高天原生は、四ツ星になるまでの間に『この国が実は戦争をしている』ということを何らかの形で知らされることになっている。おれたちに近い仲間となれば、うすうすでも感づいているものが少なくない。

『そのへんはおれにまかせて~』とアスカが請け負ってくれたので、みんなへの非公式の情報リークはお願いすることにした。



 公式にきちんと伝えるための方法は、おれたちのなかで一番普通の子に近い感性のソラをまじえて、ノゾミお兄さんたちが模索することになった。

 ミソラさんは瞬く間に一曲書き上げ、さらに一曲。そうしてノゾミお兄さんに合流。高天原の教育関係者たちによるチームが動き出したのだった。



 ミソラさんから曲を受け取ったレモンさんはというと、とってもいい笑顔で「よーしよしよし。きみたちもいっしょに練習しようかー」とアスカとハヤトを捕まえた。

 アスカは「いやっおれっ音痴だからー!それにほら、アカネちゃんの! アカネちゃんのおてつだいするからー!!」と一生懸命だったが「じゃあモデル! モデルやってー!!」と仮縫いしたミニスカメイド服を持ってこられるや、くるっと手のひらを返した。


 エルカさんは執事服デザインのかたわら、国立研究所の長として『我々には前世があり、それがけも装備との相性に反映されるとみられる』と発表。

 隣に立つオルカさんが『たとえ前世がどんな命であっても、生まれてくる子はみなひとしくいとおしい』と語ったことで、会見は優しい雰囲気に包まれた。


 トウヤさんはというと、軍や警察内部の人たちのケアのため走り回ってくれている。

 そのおかげか、大きなトラブルは見受けられないようだ。

 おれたちやセレネさんも、もちろんできるフォローをできる場所で。あちらで説明会をして、こちらで握手会をして、こちらで会議をして。


 ライムはそんなおれたちを陰から支えてくれた。

 ライムの入れてくれる優しい暖かさのお茶と、やわらかく話を聞いてくれる時間が、どれだけおれたちの疲れをいやしてくれたことか。


 そんなある日。会議の休み時間のこと。

 レインさんがやけに神妙な顔でやってきた。

 おれたちの目の前でぱっと切り替えた笑顔には、小さな焦りが見える。


「やあやあおふたりとも。久々にわたしと遊ばないかい?

 ちょっと早いけどトリックオアトリート! てねっ!」


 三割増しの早口、すぎるくらいの陽気さでおれたちを連れ出そうとする。

 これは尋常な事態じゃない。とりあえずついて行ってみることにする。

 黒塗りのリムジンが発車すると、やっとレインさんが理由を言ってくれた。


「強引に、すまなかったね。

 実は、『君たちに会わせるべきでない男がコンタクトを取ろうとしている』との情報があったんだ。

 グランドマザーのもとに再び赴くまでは、我々が君たちを守る。いいかい?」


先に接種を済ませた家族によれば三時間以内にじわっと来るそうです。

ファミチキウマウマです。


次回、いろいろ明らかになる予定です。

おもにタカシロ本家まわり。

謎の男も出てくるかもしれません。どうぞ、お楽しみに!


※副反応の度合いがわかりませんため、明日火曜日は念のためお休みをいただきます。

申し訳ございませんがよろしくおねがいいたしますm(__)m

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