Bonus Track_58-2 マウント・ブランシェのてっぺんが吹っ飛んだ日~チアキの場合~(1)<SIDE:月萌>
昨日ちょっとダウンしており、少ないです……明日こそは!
「うっらああ! 『カワセミ』ッ!!」
『はーっはっは! いまさらそんなもので倒れると思ってか!
最新を! 最新のやつを出してこーい!!』
そうしていまぼくたちは、マウント・ブランシェ頂上の『かくしステージ』にいる。
いつもの二倍の大きさ、首のかずも二倍になったシャスタさまは、水翼によるなぎはらい、ブレス、しまいには巨体を生かしたボディプレスと、たのしそうに暴れはじめた。
そのはやさと威力、はじめてここにきたときの僕たちだったら、一瞬で全滅していたに違いない。
それでも僕たちはいま、こうして戦っている。
リンカさんとコトハさんは、全体に目を配りつつの回復と支援を。
サクラさんとフユキはそれぞれ、リンカさんとコトハさんを守る。
トラオとサリイさん、アキトとセナは左の首との攻防。
ハルオミとハルキくん、僕とレンは、右の首と戦っている。
それも、危なげあまりなく。
レンは不敵に笑って言う。
「あー。アレなー。
アレはちょっちアレすぎて、ここごと吹っ飛ばすかもしれねーからなー?」
『おもしろい! 撃ってこい、カラスよ!
もしもできたらなんかいーもんやろうじゃないか!』
「っしゃー! 後悔すんなよ?」
こうなっちゃうともう止められない。僕たちは全速力で退避して……
数秒後、宣言通り山頂バトルステージはまるっとなくなっていた。
ブックマークありがとうございますっ;;
筋肉痛が半分吹き飛びました!
次回、視点を変えてリベンジしたいところ。できたらいいな。
どうぞ、お楽しみに!




