Bonus Track_56-5 うさねこハンター部会・定例会合(3)~チアキの場合~<SIDE:月萌>
所用で遅れました!
誤字等発見次第直しておきまするm(__)m
「んじゃ次、『ナンゴクボンバーズ!』」
「俺たちもまだ覚醒の糸口がつかめていません。
召喚士として戦うスタイルもそろそろ慣れてきたし、素直にスゥさ……スゥに頼んでみようかと話しています」
アキトがよぶと、クレハがまじめな顔で答える。
となりのチナツは笑顔でうんうんうなずく。
「次、ユキさん!」
「あたしもナナといっしょにスゥちゃんに頼もうと考えてます。
そろそろ威力ある大技も使えるようになりたいし、きっかけだけでも欲しいですから」
ユキさんのほうに、ちらっとクレハの視線が走る。
やっぱり、好きな女の子にやらせたくないのはおんなじなのだ。
けれど、そのあたりはあと。ぐっとおさえて前を向く。
「次、ハルキは?」
「はい!
俺もまだまだなんですが、一か月以内には何とかしたいですっ!
いまは兄とのバディ練習を重ねて、ミッドガルド時代にできてたことから伸ばしてますけど、できることなら何でもしたいです!!」
ハルキくんは立ち上がって元気に答える。
一か月。つまり皇女さまがかえるまで。何とか実現させてあげたいものだ。
「次、チアキは?」
と考えてると、つぎは僕のばん。急いで立ち上がってこういった。
「ぼ、僕たちもこれからですっ!
エアリーおね……さまとシャスタさまに特訓してもらおうかって話してますっ!」
うっかりおねえちゃんって言いそうになっちゃって……ギリギリアウト。
大小の笑いが円卓を包んだ。
と、トラオが明るく笑って言ってくれる。
「無理しなくっていいんだぞチアキ。俺らにとって、エアリーは師匠兼姉ちゃんだからな!
俺とサリイ、姉貴とサクラもそんなわけでマウントブランシェ行こうかって。
あとちょっとって感じもしてるんだけどな」
そうしてサリイさんとうなずき合う姿には、通じ合ってるものを感じる。
チナツが「いよっお二人さんっ!」とはやすと、トラオは「そういうお前はハーレム野郎だろうよっ!」と反撃し、「こらこらそれはあと!」とアオバが仲裁に入れば、「一番オイシイ時期のお前に言われたくねえっっ!!」と声を合わせる。
アキトがちょっと黒い笑顔でぱんぱんと机をたたいた。
「よーしよーし、お前ら後で俺たちに言い訳してもらおうなー?
というわけで次、アオバ」
「えええっ俺もー?! ……えーと、まあ。
俺たちは試合とかあまりできてなかったから、そこんとこ埋めるとこから始めようと思ってます。
ただ、イザヤとユウに捜索でずいぶん手間取らせちゃったし、まずは二人の手伝いからしてきたいなってところです」
するとアキトはもとにもどって、次の『イザヨイ』に話をつなげる。
「なるほど。『イザヨイ』もそれで?」
「はい。
俺たちは、覚醒はまだ先かなって考えてます。
こないだからまた、ピックと大鎌使うようにしてるんだけど、やっぱそっちのがしっくりくるんで、とりあえずそこで伸ばすところから行こうって段階です」
「ちゃんとアオバたちのトレーニングにもなるよう、気合入れていくつもりっス」
ユウとイザヤが仲良く答える。
じつは僕は、二人の入学当初の姿を知っている。そこから、汎用性を求めて剣に移行しようとして、あまりうまくいかずにもがいていたところも。
だから、それはとてもいいことに思われた。
「これで一周したな。
俺とセナはだいぶカタチが見えてきてて、バディ一体での覚醒になる感じなんだ。
俺たちも、今月中にはなんとかしたいな!」
トリを決めるアキトはそうして、セナと笑いあった。




