43-6 オンラインブリーフィングは過ちとともに?
充電器忘れという痛恨のミス!
書く時間がほとんどとれなくて今回も短いです……m(__)m
『移動の時間と手間、安全性を考えるならば、リアルよりはミッドガルドでだな。
ソナタがインしている時間にコールをかけるか、アバター間でメールを送って待ち合わせて。
とはいえ、そう何度もはゆかれないぞ。
ミライはいまは一ツ星。にも関わらず、連盟の首脳陣として多忙な身の上だ。
ミッドガルドへのダイブ費用はともかく、時間の捻出が厳しい。
ソナタの都合もあることだ。リハーサル前に会えるのは、今週から三週後の週末に一度、多くても二度と考えたほうが良いだろうな』
その後すぐ、おれたちはミライとノゾミ先生にコール。グループ通話で短い打ち合わせを行った。
携帯用端末越しに見るミライはやる気満々だったが、ノゾミ先生の表情はけして明るいものではない。
ふたりの共同練習は、おそらく一度だけしかできそうにない。
よくない予測はそれだけではない。
本番前のリハーサルは二回行われる予定だが、おそらくはそのタイミングで何か邪魔が入ることだろう。
『本来ならば、友好国から国賓を招いてやるレベルのパーティーだ。
直前リハから本番終了までは、月萌が国としての本気を見せるから安心していい。
狙われるのは、一度目のリハにむかう道中だ。
もちろんタカヤに迎えに行ってもらうし、三人も同行するつもりだろう。
……裏を返せば、だから逆に危ないともいえるのだが』
そう、おれたちを狙う者たちからすれば、一網打尽のチャンスでもあるのだ。
けれど、おれたちはむしろ強気だ。なぜって。
「でもそれってさ、逆に『俺たちにそいつらの目が集中する』ってことでもあるよな!」
「そうだね。
そうすれば、星降町のみんなに余計な真似をされずに済みます」
『そうだよお兄ちゃん。おれたち、絶対負けない!』
『そういうと思った。
お前たちは明日、社交ダンスのクラスを受講する予定だな。
そのあとに時間を取れるなら、軽くその辺を詰めるか。
イツカ、カナタ。今日、ソナタとコンタクトを試み、当座の予定を聞いてみてくれ。ミライもできる限りで時間を整理し、明日すり合わせる予定で。
というかミライ、来週にでも二ツ星に昇格しないか。そうすれば当番が必須でなくなり、時間も楽になる。まだ一ツ星でいたいなら、これが終わった後TPを寄付して戻ってもいいのだし』
『その発想はなかったー!』
ミライが可愛く驚くと、イツカも賛辞を贈った。
「ノゾミ兄ちゃんみもふたもねえ!」
いや、贈ろうとして完全に間違った。
「それ誉め言葉じゃないよイツカ?」
『よし、もう一度中卒認定試験を』
「それはやめてええ!
『カレッジ』の受験勉強もしなくちゃなのに――!!」
そうしてノゾミ先生にニコニコからかわれ、にゃああと叫び声をあげた。
う、うそだろう……
増えていやがる、ブックマークが……!!
ありがとうございます! ありがとうございます!!




