表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_43 さらば五ツ星寮、こんにちわソレイユ邸!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

454/1358

43-4 ソレイユ邸での初めての午後~ちょこっとワルツとゲリラライブと~

2020.12.01

すみません、うっかりカート破壊してしまいました。

カートを折り→降り

 食堂入り口でおれたちは、さっそくその場にいた人々に囲まれた。

 わかってはいたけれど、みんな年上の人ばかり。

 一番若いひとでも、たぶん高校二年生くらい。

 それでも、ライムの先導で頭を下げれば、温かく迎えてもらえた。


「当主ご夫妻にさ、末の息子たちと思ってくれぐれもよろしくって頭下げられちゃったんだよ。

 尊敬するあの方々にそう言われちゃ、いいお兄ちゃんやるしかねーだろ?」


 ということ。

 このお屋敷のこと、『カレッジ』のことなど、いろいろ親切に教えてもらいながら、賑やかに昼食をとった。

 いちばん印象に残ったのは、やはりカレッジについてのことだ。


「やっぱりとは思ってましたけど、すごいですねお二人とも。もう受験勧められるなんて……それも半年でとか」

「無理は言わないご当主がそれ言うって、凄いことっすよ!

 俺なんて二年かけてやっと合格っしたから……」

「ソレイユは新卒でも受けられる支援体制が整っているので、受験準備はしやすいですよ。頑張ってくださいね」

「分かんないとこがあったら、遠慮なく聞いてやってください!」

「あっ、オレ、数学だけはちょっと」


 冗談めかした言葉にあははと笑いが起こった。


 なんでも、新卒時代から『カレッジ』受験・就学への支援をしてくれるところは、実はそうないらしい。

 αとして『戦いながら働く』日々に慣れるまでには、やはりそれなりの時間が必要で、ほとんどの人には受験勉強をしている余裕がないためだ。


 それでも、新しい職場になれたころには皆、『カレッジ』入りを勧められる。

 そこでは、大学~大学院レベルの教育を受けられるほか、同じテーマを追う仲間との情報交換、共同での研究や鍛錬もできるのだ。

 おれたちのようなクラフターはもちろん、より効率的に強さを極めたいハンターや、神聖魔法に頼れぬ領域の医術を習得したいプリーストも、可能な限りそこで学ぶ。

 現役αたちの広範な学びの場。それが、『カレッジ』なのである。


 そんなわけでここにいる人たちはみな、『カレッジ』入学を目指している人か、すでにそこで学んでいる人ばかりなのである。

 正直言って、すごく心強い。


 さらにこの人たちは、おれたちのような突貫作業の促成栽培ではないので、ちゃんと社交ダンスも習ってきている。一組の先輩たちが外で1、2フレーズ軽く踊ってみせてくれたのだが、とても優雅でほれぼれしてしまった。


「おー!」

「ありがとうございます! すっごく素敵です!」


 おれたちが素直に拍手と賛辞を送ると、二人は照れくさそうに笑ってくれた。


「あ、へへ。どういたしまして」

「あのさー、それじゃあお礼に歌ってよ!

 ちょっとだけでいいから! ね!」


 そうしてお礼にとリクエストされたのは、やはりあの曲――そう、レモンさんの『夏色アドベンチャー』だった。




 ミニミニゲリラライブのあとは、ライムにつれられて、広い敷地内を回った。

 しかしこれは想像以上の小旅行となった――ぶっちゃけいえばそこは『ちいさな町』だったのだ。

 歩いて回ることは可能ということだが、今回はざっくり紹介のクルーズなので、カートに乗せてもらってのおでかけである。


 けさ正門から入ったときには、どこかかわいらしさのある洋風庭園、母屋と迎賓館に迎えられた。

 おれたちの離れなどがあるのは、その裏側だ。

 母屋と別棟にかばわれ、のどかな庭園風景に包まれて、大きすぎない建物がいくつか点在する、こころ休まる一帯が広がっている。

 この『一般住居エリア』を時計の『六時』の位置として、時計回りにバックヤード部分を案内してもらった。


 まず『九時』の位置には食品館エリア。

 今いた食堂やカフェ、食品や食材の購買が並んでいる。奥の方に行けば屋内外のファームがあり、一部の食材はここで作られているということだ。


 次、『十二時』。ジムやプール、体育館や道場、試合場のそろったスポーツエリアだ。スポーツウェアを含む用具を扱うお店もいくつか。


『三時』には、コンビニや本屋、ゲームショップや一般衣料品店、小さなライブハウスなどのならぶカジュアルエリア。さらっとレモン・ソレイユグッズも売られている。


 それらすべての真ん中に、医療施設や薬局、ドラッグストアのあるメディカルエリアがあるという構成だ。


 母屋わきでカートを降り、この後は歩きだ。庭園と迎賓館、母屋をさらっと。

 最後に、母屋別棟へ。

 イツカが働くことになる警備詰所と、おれの仕事場となる邸内ラボを見学した。

 ここでもおれたちは歓迎を受け、もうこのまんま仕事入っちゃう? くらいのノリだったのだが、あいにくと次の予定の時間が迫っている。

 バトルしたくてしょうがないイツカたちのために、五分間だけのバトルロワイヤル。

 もはや勝敗すら定かでないごちゃバトルで遊んでもらってから、おれたちは予定された顔合わせのため、母屋の一階にあるミーティングルームへと急いだのだった。


な、なんと。今日もブックマークありがとうございます!

嬉しいですっ(∩´∀`)∩


次回、打ち合わせ(予定)! もしかしたらダンス講師マスカットさんも来るかもしれません。

どうぞ、お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ