表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_40 開催、『月萌杯』!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

423/1358

40-3 インターバル~作戦会議を手短に?

 アスカたちの控え室に顔を出せば、ハヤトのウォーミングアップをアスカが静かに手伝っていた。

 顔だけこちらにむけた二人に迎えられ、おれとイツカはすこしぴりぴりした雰囲気の室内へお邪魔した。

 アスカがよくきたねーと笑みをくれた。


「おいす、まあまあ座って~。時間ないし、手短に行くよ。

 シオンともつめたんだけど、ミソラちゃん先生の決め手はやっぱり『聖域展開ホーリー・フィールド』だよ。

『コトダマドライブ』でイツにゃんを止めるには、最速発動速度を出せる『無差別型』じゃないとついていけない。けどそうなると、またあんなカタなしになっちゃう。

 次の試合に必要なのは、ハッキリとした決着だ。さもないといらない疑義を出させることになるからね。そのつもりで準備しといてちょ」

「おう、了解!」

「ありがとうアスカ。アスカのお墨付きをもらえて、心強いよ」

「どったま~。

 懸念としては、のぞみんの体力の残りが想定より大きい感じなことだ。

 ちょっと回復効果がデカすぎたっぽいね」

『まあ精神的にはその分きてるみたいだけどさ~』


 にゃはは、とライカの笑い声。

 しかしライカはすでに剣の姿になって、控室の壁に立てかけられていた。

 いつになくおとなしいのは、ハヤトの集中力をそがないためだろう。


 だというのにイツカのやつめは言った。


「なーライカ、今日はねこみみメイド服でコントやんねーの?

 レインとか楽しみにしてんじゃね?」

「ぶっ?!」


 身もふたもないいいように、ハヤトが吹いた。

 不機嫌一歩手前な角度だった狼の耳しっぽが、ぴょっと跳ねてへたんと脱力。


「お、おいイツカ! なんだって俺の剣で……」

「おー、いー感じに肩の力抜けたわー。さっすがイツにゃん!」

『あえてここまでハーちゃんをあやさないでおいて正解だったにゃー!』

「おまえらな……」


 いつも通りの晴れやかスマイルにもとったアスカ。

 ぽんっと小さな煙を上げて、いつものねこみみメイド服少年の姿になったライカ。

 二人に囲まれたハヤトはとほほと脱力していたけれど。


「いい感じに力抜けてるよ、ハヤト。

 これなら多少二人が無茶振りしてきても大丈夫だよ」

「そ、そうか……カナタが言うなら信用できるな。ありがとうカナタ」


 おれが思ったままに伝えれば、救われたようないい顔になってくれた。


「よーしよしよしそれじゃあ今日は無茶振り三倍でいってみよっかねー」

「おい。」

『にゃはは、いーねいーねー。せっかくの晴れ舞台だもんね!』

「いやまじにちょっと待てっ」

「いーなー俺もまざっていい?」

「イツカはその次試合なんだからやめとこうねっ?

 ほら、エルカさんたちの控室いくよっ!」


 このままだと脱線がとんでもなくなりそうなので、おれはフリーダム猫野郎をとなりのとなりの控室へとひっぱっていった。


 本当ならノゾミお兄さんとミソラさんのもとに行き、お疲れ様ですを伝えたかった。

 けれどいまゆけば、談合を疑われる可能性がある。

 いまごろは、ミライたちが行ってくれている。だからおれたちはエルカさんたちのもとでエールを交換し、次いで武者震いのミツルたちを激励して、関係者席へと舞い戻ったのであった。


ブックマークありがとうございます!

これは驚くほかないですっ!!


作戦会議はアスカたちのほうになってしまいました^^

カナタの笑顔の話になるはずが……何故(。´・ω・)?!


次回、エルカさんの告白とショーバトル開始(予定)!

お楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ