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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_98 終結・魔王戦!~あの月を目指す、その前に~

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108-6 新技爆誕!『山、粧う』&『ゴールドムーン・バスター』!! ~シオンの場合~

 ルク軍は大きく三つに分かれている。

 初期位置を動かない後衛本丸。

 左翼方向を進んでくる四女神さまたち。

 そして、右翼方向を進んでくる『ダンサーズ』分隊。


 ルク軍後衛本丸はふたつの召喚士ユニットからなる。

 ひとつはルク隊。

 瞑目不動で『大神意+』を発動、ダンサーズと四女神の召喚・支配を維持するルク。

 彼のとなりにセレナ・タカシロがいてそのチカラを支え……

 アカシ議員(※でかけもフォーム)と執事ヴァルが二人を守ってる。


 いまひとつはマリオンとゴーちゃんのバディユニット。

 マリオンがゴーちゃんの肩の上、魔道具の扇子をひるがえし、影の魔獣を召喚・使役している。


 ルクに召喚されたマリオンがさらに大量召喚を行ってるあたり、ルクとその背後にあるGM(グランドマザー)のチカラが莫大なものであることを意識せざるを得ない。

 とうのGM(グランドマザー)はパワーソースに徹するつもりか、目を閉じて座ったまま動かない。ほんとうにすべてをルクたちに丸投げしてしまったのか、カナタの呼びかけにも、特段の反応を示さなかった。


 ともあれかれらに対峙するのは、ミツルたちと白イツカナーずだ。

 ミツルたちは初期位置を動かず、ルク隊に抵抗してる。

『ホワイト・ミグレーション・プラス』で『大神意+』のチカラをそごうとがんばるミツル。

 ミツルをガードするソラとアオバ。

 アカシとにらみあってるベヒモス。

 そして『遠響巻貝』を手に、ヴァルと言葉の応酬をつづけるエルカさん。


 白リボンのイツカとカナタ、そしてしろくろのふたりは『プロミスオブフィル』にのって、ゴーちゃんとマリオン目指して飛び出した。

 現状大きな動きはない。管制担当のオレとしては、ウォッチと情報整理を絶やさず、適宜フォローを続けていくところだ。



 四女神隊はエアリエイルさまとシャスタさまの空とびタッグと、互いに距離を取って地上を進むクレイズさま、ルーレアさまの3ユニットにわかれてる。

 彼女たちに対するのは、ゆかりの深いうさねこメンバーズと、彼らを支援してくれる六龍たち。

 推奨パーティー編成はオレも算出したけど、それを提示するまでもなくみんなずばっと分かれて戦い始め、たのもしさマックスだ。

 唯一チナツのショックが大きいようだけど、すでに先代チーム――チナツのお母さんが加わってる――がスタンバってくれてるため、出現ほぼ即回復が予測された。

 結論として、こっちの仲間たちが負けるビジョンは、まったく見えない。

 オレからは基本的な情報を提示しつづけるにとどめ、見守ることにした。



『ダンサーズ分隊』も四女神隊同様、陸戦・航空の二編成だ。

 すなわちスケさんを筆頭とするスケルトン軍団と、マリオン召喚の『影の魔獣』軍団が地上を走ってきて、フォルドとその背にのった『さっきー』が上をとんできている。


 陸戦隊への対応は、いいかんじに進んでた。

 スケさんは記憶がないにもかかわらず、イツカに向かってきて丁々発止。

 スケルトン軍団には『影の魔獣』がまぜこまれ、対応の難易度をあげられてしまったけれど、それにはオウリュウが手を打ってくれた。

 方位をつかさどる偉大な龍のチカラで、スケルトン軍団と魔獣軍団がきれいにふたつに分かれたのだ。

 そうして、前者はミズキとミライの『ぴょこグリ』に、後者は『スノブル』『白兎銀狼』に、どんどん撃破されていく。

 こうなるともはやポイント無限増殖バグ状態。むしろライカネットワークを通じてみんなにポイント分けてくれてる状態なんで、安心して任せておける。


 目下一番の問題は、ダンサーズ航空隊――フォルドバディだ。

 最初はゴーちゃん&マリオン組をめざして飛ぶ『プロミスオブフィル』を阻もうとしてたけど、マリオンが『こっちは任せぇ! そっちは後衛狙ってや!』の言葉で、こっちに狙いを変えてきた。


 カナタ・ライムちゃんバディの乗り組む『ブロッサムオブスワン』が引き続き阻止してくれているけれど、ぶっちゃけ『さっきー』の『フォレスト・フォース』がヤバい。威力もノーコン具合もめちゃくちゃ上がってる。

 さっきも全然狙ってないのにこっちに二発もブッとんできて、一発はアオバが打ち返してくれて、一発はソーやんがおおあわてでよけてくれた。

 敵側にはもっと被害が出てて、フォルドがうまくたしなめてくれたから止まったけど、近くに来たらまたぶっ放してこないとも限らない。


 警戒して見ていると、カナタたちが察してくれて、声をかけてくれた。


『大丈夫だよシオン。もうそれ以上は近づけないから!』

『むしろここで止めよう。『山、滴る』!!』

『フォローするんだなっ!『ひろがるかぴばらんど』――!!』


 ハルオミが第二覚醒を発動。ハルキくんをのっけたままどどんっと盛り上がる花咲く山は、フォルドの飛ぶ高さに容易に迫る。

 ここにさらにナナさんがじぶんの第二覚醒を重ねると、すっごいことがおこった。


『『ニホンカモシカのしっぽ』『カピバラの耳』のスペシャルスキルが上位進化しました。

 合体スペシャルスキル『山、(よそお)う』が解禁されました』


 うれしいシステムアナウンスとともに、花いっぱいの山に鮮やかな紅葉と豊かな実りが加わる。

 たくさんの恵みに囲まれたハルキくんの装いもまた、清楚な白に赤や黄色、とりどりの色彩がくわわって、まるでシャモアの王さまだ。

 ちっちゃくてかわいかったつのも、金色の三日月のような、大きくて立派なものに育ち、左角には白くてモフモフのエーデルワイスも咲いている。

 一瞬驚いてたハルキくんだけど、すぐにだっと駆け出した。


「こっ、これ?!

 すごい、チカラがどんどんわいてくる!!

 ようし! 俺、いきますっ!!

 えええ――いっ!『ゴールドムーン・バスター』っ!!!」


 大きな山の頂から、最後は空中に飛び出して。

 イツカゆずりのジャンプ攻撃で、フォルドの頭上から一撃。

 金色の流星になってぶちかました新技は、フォルドたちの意識とHPを一発で刈り取った。



 落ちていくふたりにむけて、カナタが『フェザーフォール』の弾を放った。

 モフモフやわらかな羽毛は、二人の落下をふんわりに。

 美しい山裾に不時着したふたりは、山のもたらす癒しの効果で回復。すぐに目を覚ましてくれた。


「あれ……すみません、ここ、どこでしょうか?」

『俺たちたしか、イベントのためにって本社でログインしてて……あれー?』


『さっきー』は、あやしく美しかった特別衣装から、公式ページとおなじ『シックでちょっと豪華な大人かわいい』姿に。

 フォルドはこいぬサイズのチビフォルドになって、『さっきー』にだっこされてる。

 そして、ふたりともきょとんとした顔できょろきょろ。


「これ、ラストバトルです。

 おふたりは他の皆さん同様、記憶を奪われた設定で、さっきまで俺たちと戦ってました」

「えええ! こんどこそみなさんの仲間として戦えるとおもってたのにー……」

『きゅーん……』


 ハルオミが優しく答えると、『さっきー』はおどろきつつもちょっとしょんぼり。フォルドはもうなんかすっかりこいぬっぽくなっちゃって、ナカノヒトはかっこいいお兄さんだってわかってても、なんかもえもえしちゃう。

 ソーやんも『もえええ!』とおっきな声で叫び出す。

 客観的に見ていまのソーやんももえもふうさロボだから、ちょっぴりシュールなのはナイショだ。


「だいじょうぶですよ。いまからでも、一緒に戦いましょう。

 けれどまずは、そこでひとやすみして回復なさってください。

 お二人が加わってくだされば、マリオさんとゴーちゃんもきっとスムーズにお救いできるはずですが、その状態で行っては危険ですから」

「はいっ!!」


 カナタたちが一度おりてきて、優しくふたりに伝えてあげると、ふたりは嬉しそうに声をそろえた。

 おりしも、マリオさんとゴーちゃん目指して飛んでいた『プロミスオブフィル』が、追加召喚されたガーゴイルの群れと戦いを始めたところ。

 カナタたちはふたたび、『ブロッサムオブスワン』で飛び立っていった。


めずらしくさくっと書けたと思ってたら修正に二時間近くかかるワナ。

そして二枚分くらい増えるワナ。なんでやねん。

一話に収まってよかったです……!!


次回、ふたたび影の魔獣対応組。今度は、ハヤト視点でお送りいたします。

どうぞ、お楽しみに!!



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