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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_98 終結・魔王戦!~あの月を目指す、その前に~

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<Stage_108 思い出して! 四女神&ダンサーズとの戦い!!> 108-1 時には強引に? クレイズさまは究極変身したくない! ~クレハの場合~

2023.04.05

サブタイに章タイトルを入れました!


2023.03.08

やらかした! 追加で現れた先代神獣は『四体』でした。

おわびして訂正いたします……!!

 チナツの説得はむなしく流れゆき、戦いは始まった。

 龍の姿に変化したクレイズさまがひと吠えすると、その足元から森が溢れ出す。


「チナツ!」

「ファニーフォレストッ!!」


 チナツはとっさに迎え火ならぬ迎え森を出現させ、安全地帯を確保。

 けれどそれだけでは不十分だ。

 相手は女神、その領域はみるみる侵食してくる。

 すでに白虎の姿となっていたシーラがチナツをくわえ、俺を背に乗せ、舞い上がる。


「チナツくん、大丈夫?」

「お……おう……」


 ぷらーんとぶらさがるチナツ。ユキさんが声をかけても生返事。

 これは、だめだ。

 チナツは反射神経がいい。だから、さっきのようにとっさの対応はとれる。

 でも、それ以上が今はできない。


 むりもない。俺ですら、冷静さを欠いているのだ。

 最愛の女性ユキさん、俺と契約を交わしてくれたシーラさんがここにいてくれているというのに。


『なあ、あいつ……クレイズはいったい何がしたいんだ?』


 と、クエレブレがいぶかしげな声をかけてきた。


『あの龍化。見た目だけだぞ。いうなればハリボテだ。

 おそらく、本来彼女のそれは、……』


 そのとき、『枝葉の槍(ブランチ・スピア)』がするどく飛来し、クエレブレのことばをぶったぎる。

 そういえば俺たちは、龍化クレイズ様をみたことがなかった。

 これまで幾度も、胸を貸していただいているけれど、それでも。


 考える暇を奪うかのように、飛べる神獣たちが迫ってくる。

 まず、シャシャとルゥさん。続くスゥさんは足元に気を集めてばしゅしゅーと飛んでいる。


「って、格闘マンガかーいっ!」


 おもわずといった様子で、チナツがツッコミ。スゥさんの表情が少しだけ動く。

 しかしすぐに、もとの冷たい瞳に戻ってしまう。チナツは再び肩を落とす。

 そんなチナツを背に放り上げ、シーラは言った。


『よくないな。

 チナツが立ち直るまで、我らで守りつつ戦うにしても厳しいぞ。

 あちらには地上にのこった者たちの支援もあるが、我らはこれで全部だ。劣勢は否めん』


 シーラは、強い。三女神とも渡り合える実力者だ。

 その彼女をしてそう言わしめる状況。これは他チームから増援を頼まねばならないか。


『ダーリン! みんなー!』


 とりあえず距離をとりつつ考えていれば、下からきれいな声がとんでくる。

 ミソラ先生の隣にたつ、シャナさんだ。

 彼女が手をメガホンにして言うには。


『あたしー! そっちチームを支援するわー!

 それと、提案なんだけどー!

 ほかの先代神獣たちとは連絡つかないー?』

『おお! ナイス提案!

 ちょっと待っててくれ。ライカ、頼めるか?』

『ういういー。みんなそのつもりでスタンバってたよん!

 ほんじゃー先代チームー、ドン!』


 シーラが虎の手をぽむと打ち、ライカに声をかければ、即座に四体の神獣たちとひとりの女神が姿を現した。


「ハイターイ! 先代鳥神獣のフェイでーす!」

 大きな翼でちゃきっと敬礼ポーズを決め、月萌南の方言であいさつするロック鳥。


「こんちわー! イノシシのフーカだよー?」


 その背中でふりふり前足をふる、なんかまるっこい巨大イノシシ。


「大蛇のー、イスマイルデース!」


 青く美しい大蛇は独特の口調で自己紹介しつつ、愛嬌あるしぐさで鎌首をペコリ。


「でもって俺が大猿のマイキーだてやんでえ!!」


 と思ったら次はもっと個性的だった。


「うーえほんえほん。でもってワタクシが、先代森女神のチキでございますわ!」

「………………はい?」


 なんだか作った感がはんぱない口調の女神は、大きな葉っぱの仮面をかぶっている。

 チナツはめっちゃけげんな顔で彼女を凝視した。


おおお、すんません……この一話で終わらせたかったけれど時間がとれませなんだorz

というわけで次回、クレイズ戦決着であります。

どうぞよろしくお付き合いくださいませ!!

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