101-4 願いを伝えに! アタックチーム、出動します!!
2022.12.25
イズミとニノがログアウトしとりました……すみません!!
ルクからもたらされた情報と問い。そして、警告。
それをもっておれたちは、一度『そらふねIII+』に帰還した。
「おそらくただの脅しじゃない。『大女神』はその気になれば、イツカとカナタを消し去ることができるはずだ」
アスカが示したのは、おれたちが話していた時の画像。
画面奥のそらを、すっと光が流れる。
その部分を拡大すると、郊外に建つ一軒の家がある。
まもなくそのドアがひらくと、けも装備とアーマー、ローブを身に着けた人たちが出てきた。
シオンが後を続ける。
「このときティアブラネットを走った計算を解析したらね、ティアブラ・ミッドガルドにおけるプレイヤーたちの肉体は、ティアブラシステムのはたらきで作り出されてるってことがわかったの。
これとおんなじことは、地上でも起きてた。
イツカやカナタ、ソナタちゃんたち『スターシード』のからだは、ティアブラシステムが形成してる。
セレネさんたち『マザー』では『ハートチャイルド』をなおしてあげられなかったことから、『スターシード』の肉体形成の管轄は、GMだけと考えるべき。
つまり、GMが本気でその気になったら、……」
冷静にテキパキと図示し解説してみせたシオンだけれど、かわいいうさみみはどうしようもなく折れている。ソーヤが力づけるようにその肩に手を置いていてもだ。
「なるほどな。
つーことは、ナマのイツカナを行かせんのはただの自殺行為だな。
かといってくぐつのほうならいいかってぇとンな甘いこっちゃねえだろうな」
アリアさんがじっと腕をくむ。アスカがうなずく。
「たぶんね。
こっちの二人の体はおれが作ったんだけどさ。トーゼンそんときティアブラスキル使いまくってる。つか使わなきゃつくれるはずもない。グランマなら干渉できるだろうね」
「ならカンタンだ。おれたちが行けばいい。
おれたち現地民は、親の腹から生まれた生き物だ。そのなりたちにスキルは関係ない。GMが消すことはできない」
いつになく勇ましく言うイズミに、ニノはあわてる。
「いやいや俺たちだけで敵うわけないだろイズミさん?!
第五覚醒ではじめておなじステージに立てるんだぜ。
だったらよっぽどライカのチカラを借りんのが現実的だろ。ライカはGMよりAIレベルが上だ。たとえそのカラダを作られるときにティアブラスキルが使われてたって、もうその影響力は絶てるだろ」
『んまあ、おれ『だけ』ならそのとーりだけど……
正直、イツカナちゃんまで守り切れるかってーと、かぎりなくグレーだよ』
ライカがめずらしく、難しい顔で言う。
『万全を期すなら、イツカナたちのカラダをあたらしく作り直すしかない。
おれのつくったスキルと、おれの設定した材料でね。
できないことじゃない。問題は、時間だ。
白リボンズの体を作るのに、アスカでさえ一か月単位の時間がかかってるんだ。
そのへんはほかのみんなといずみんのチカラとか借りて圧縮するにしても、二週間は見ないと、セカイ最強との戦いに耐える仕上がりにはならない』
「……あのさ」
ここで、イツカたちが立ち上がった。
「おもったんだたけど。なんで、やられる前提でハナシしてんだ俺たち?
ルクはああいった。けど、世界中のひとたちがミッションの停止をのぞんでる。
俺たちはそれを伝えに行くんじゃん。失敗する理由がないだろ?」
「行こう。GMだってバカじゃない。ここでムタイなことすれば、それこそミッションどころじゃなくなる。
もし踏み出せないなら、そこに何らかの理由があるはずだ。それを聞くためにも行こう」
ルビーのひとみをきらきらさせて、主人公野郎はのたまった。
しかも二人いるんで、はかいりょくは二倍、いや二乗。
なんとなく、直感した。それが、進むべき道なのだと。
そうしておれたちは、ふたたびティアブラ・ミッドガルドへ。
おれたちとイツカたち。ミライとミズキ。シオンとソーヤ。イズミとニノ。アスカ、ハヤト、そしてソラとライカ本体の『アタックチーム』は、ルクに言われた通り天空神殿へとおもむいたのだった。
書き溜め? できると思っていた時期が私にもありました。
(日本語訳:副反応が思ったよりきつくて一日ほとんど何もできませんでした……普段熱なんて出ないから全身とにかく痛かったっス……orz)
次回、再びグランドマザーのもとへ!
どうぞ、お楽しみに!!




