表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_92 もふもふな首脳会談と、すりかえられる運命と?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1106/1358

92-8 ぶっちゃけました! ユーさんの出口戦略!

2022.09.17

なんか余計なこと書いてました……以下の部分を削除いたしましたm(__)m申し訳ございませぬ!

「ではお聞きしますが、こんな策が『魔王』の名を冠する男相手に通用したとでも?

 少女の叫びひとつ、少年の嗅覚ひとつで瓦解するような、もろいプランが。

 

「ファン ィユハン!! お前がやったんだ、そうだな?!」


 いつものチャイナ風スタンドカラー姿のユーさんが会場に入ってきた。

 お仕着せの若者たち数人に詰め寄られているが、その様子はゆうゆうとしていて、一ミリも焦った様子がない。

 まあまあと手を振ると、笑顔でしれっと答えを返す。


「ええ。私の判断で、出口戦略Bを取らせていただきました。

 その結果が、この絵面です♪」

「貴様っ……」

「逆に感謝してほしいものです。私がこうしなかったなら、まったく大変なことになっていたことでしょう。

 聞きたいですか、ここで、どうなっていたのかを?」

「っ……くそっ!」


 お仕着せたちが立ち去ると、ユーさんはこちらにむけて「おや皆さん、お揃いで」ととぼけた様子で一礼した。

 レモンさんがあははと笑う。


「お揃いでって、きみが知らせてくれたんじゃない、ユーユー」

「ああ、そうでしたね。

 そういうわけですので、私も一緒に行きますよ、トウヤ殿」

「………………どういうことだ」

「それはもちろん、イベントメイクですとも♪」


 あっちのイツカとカナタの肩をばんばんたたきながら笑うユーさん。その笑顔はあっけらかーんとしていて、おれたちまでも気抜けしそうだ。

 出口からは、手を叩きながら現れるさっきのお仕着せさんたち。

 つづいて昨日の画像の狙撃手と、月萌軍の軍服を着た人たちもわいわい入場。あたまのなかみを根っこでぶっこ抜かれてた人、『助けてくれ!』といいつつ斬られていた人もニコニコとこんにちわ。

 最後に、向こうの二人もははははと笑い出した。

 めっちゃいい笑顔の彼らをバックに、ユーさんはとくとくと語りだす。


「いやー、ちょっと予想以上に炎上しちゃいましたんで、ここはいったん火消しをと。

 じつはですね……」


 曰く、今回のイベントプランニングは自分がと手を挙げたはいいが、ちょっと派手にやりすぎてしまい、ネット上がだいぶブラックになってしまった。そのため今回はこうして種明かしをし、頭を下げに出てきたということだ。


 もちろん、それは『表向き』の落としどころ。

 本当は、策は動いていたのだ。

 おれたちをニセものとすり替え、世界中の怒りの声で精神を削り、打ち倒すための陰謀が。

 もっともその『底』には、抜くことのできる栓があらかじめ仕込まれていたのだけれど。

 ほかならぬ、この人の手で。


「……というわけでございます。

 みなさまこの度は、大変お騒がせをいたしました。

 どうかこれに懲りずに今後とも、このティアブラ・魔王戦イベントに、よろしくお付き合いをくださいませ☆

 はいみなさん撤収ですよー、まずは反省会でーす」


 ユーさんはニコニコとおれたちの肩を抱き、茶目っ気のある一礼。

『ゆかいな仲間たち』を退場させ、自分も帰っていこうとする。

 なお「おいちょっとなんだこれは」ととまどうトウヤさんは、レモンさんに拉致られていく。

 ネット上の声も、なんかもう脱力、笑うっきゃないって感じで落ち着きかけてるけれど。


「いやちょっと待てよ。

 それってことは、ミライとミズキのしたことは、ぜんぶ無駄ってことなのか?!

 オーバーキルまでくらったのに!」


 そう、おれたちはちょっと、いや大いに納得いってない。

 イツカはぶんっとしっぽをふって抗議の構え。おれもユーさんをじいっと見る。

 と、ミライが割って入ってきた。


「イツカ、カナタ、おれたちは気にしてないから!」

「だって、入院までして! ほんとならまだ病院いなきゃだったんじゃないのか?」

「あれはね、おれたちの健康管理がいきとどいていなかっただけ! ほかのだれも、わるくなんかないから!」

「ごめんなさいイツカ、カナタ。俺がついてながら、ミライを倒れさせたりして」


 ミズキまでけなげに頭を下げてくれる。

 ここまでされると、おれもさすがにもう何も言えない。


「……わかった」


 イツカの肩に手を置くと、やつも矛を収めた。


「そのへんも含めて、これから話し合うことにするから。

 ごめんな、お前たちにばっか、負担かかって」

「ルカ、ルナ、ライム。

 みんなにもごめんね。

 はやく、みんなでまたここで、歌えるようにがんばるから。

 レモンさんたちにも、よろしく伝えて」



 握手と激励、一部なでなでモフモフを交わすと、ミライとミズキ、レモンさんたちも会場を出て行った。

 さて、本番はここからだ。

 そう、月萌側とのほんとうの和平協議である。

 ガタン、とわざとらしい音を立て、部屋の奥に大きな扉が現れた。


 踏み込めばこんどこそそこは、円卓のもうけられた会見場だった。

ラノベはあんまり文章練るなと言われているが、私の初稿は文章にすらなってないんだよなあ^^;

もっと国語力が欲しいです。

もっともっとほしいのはネコ分です。


次回、ノゾミ先生がぶちきれます。

どうぞ、お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ