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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_91 平和調印式と、近づく嵐!

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91-5 ありえない未来! ないしょのプロモーション映像!

安定のどえむです。

 われらが友人にして国会議員レイン・クルーガー・タカシロ氏は、いつもライカに護ってもらっている。

 ボディーガードが立ち入れぬ場所でも大丈夫。彼もまた『ライカ分体メダルペンダント』をいつも身に着けているのだ。

 よって、たとえレインさんにいまだ大した権限がないとしても、彼のいる場所にあるものはライカも見れる。

 それはすなわち、おれたちにもそれが見れる、ということだ。


 もちろんプライベートの様子なんかのぞいたりはしない――ご本人は超嬉しそうに『いいんだよっ? きみたちのような美少年に二十四時間なにもかもを監視されるとかさいこうのごほうびごふっ』とか(聞きもしないのに)のたまっていたが、それは謹んでライカにおまかせである。


 そんなわけで、月萌国会で『秘密裏に』配信されたプロモーション動画は、月萌の敵であるおれたちにさらっと開示されてしまったのである。



 ライカ分体が(なぜかわざわざ)『めからびーむ』で空中に投影した動画のなか、ユーさんはいつもの食えない笑みを浮かべていた。

 芝居がかった表情で一礼すると、背後のモニターをすっと手で示す。


『まず。魔王陛下四名様と、アポイントを取ります。

 名義は二組のバディの四名。

『M2』こと、ミズキ君とミライ君。そして『しろくろウィングス』のLUKAとLUNAです』


 そこに映し出されたのは、四人の写真。

 まっすぐに前を向いたそれは、高天原の学生証からクリップしたものだとすぐわかった。


『ちょうど、首脳会談がありますね。そこで持ち出せばいいでしょう。

 いわく、生まれ育った国と友が、本気の全面戦争をするさまを座視するのはつらすぎる。だから、われらと話し、それでも折り合わなければ、決闘でことを決めたいと。

 このとき、かれらには『セント・フローラ・アーク』を使用してもらいます。

 対抗してイツカ殿が『ブラックムーン』を使用、スキル無効化を行った瞬間に、スナイパーが彼らを狙撃します。

 魔王たちは確かに強いですが、その強さはティアブラのスキルに多くを拠っています。つまり、まったくスキルなしの状態で戦った場合は、それらによらぬ基礎訓練を日々重ねている月萌軍人が勝つ。

 かくして、魔王様方はわれらの手に。戦いは未然に終わり、女神さま方の参戦を許可したとしても何の問題もなくなるというわけです』


 再確認した。いやはや、食えない人だ。

『このとき、かれらには『セント・フローラ・アーク』を使用してもらいます』

 そういったとき画面に映っていたのは、会見の会場直前でおれたちを襲撃する、顔を隠した『暴徒』だったのだ。


『もち、このデータはもう抹消されてるけどね。ここ以外からはさ?』


 アスカは、いつものようにこめかみを、繊細な指先でトントンたたいて片目をつぶる。


『残されてるのは、もっとマシな。そう、ミーたんたちが戦いはじめてから、スナイパーが狙撃、捕獲って映像さ。

 レインをはじめとした穏健派、ハジメさんたち野党の皆さんが見せられたのもそっちだ。

 まあ、なんという二枚舌。いや三枚舌ってところかな?』


 そう、プロモーション動画はまだ続いてた。

 暴徒を退けたおれたちは、降り注いだ狙撃の雨を生き残るのだ――かけつけたミライたちにかばわれて。

 怒りにかられたおれたちはスナイパーを容赦なくせん滅。その足で月萌軍基地に乗り込み、壊滅寸前まで攻撃を行う。

 助けてくれと叫ぶものまで情け容赦なくぶちのめし、月萌よ、一日猶予をやる。その間に言うべきことを考えておけとの言葉をカメラ目線で残して消え去る。


 見終わったおれたちの最初の一言は。


「うわあ……」


 断言しよう。おれたちはこんなことしない。

 まず、『セント・フローラ・アーク』に対抗するために『ブラックムーン』を使うことは、もうない。

 即時にHPダメージをくらわすことができずとも、相手を制することのできる手などいくらもある。それをおれたちがわかっていることは、すでに第六陣島北の戦闘で明らかなはず。

 だからおれたちは『ブラックムーン』を使わず、ミライたちも犠牲にならず、月萌軍がボロクタにされることもない。

 それを押して画面の中のおれたちに残酷な戦いをさせ、ぱっと見でヘイトを掻き立てるための絵をつくってあるのに、ぶっちゃけ引いた。


「これってさー、俺たちが月萌での会見受けなかったらそもそも成り立たねーよなー……」


 イツカもめずらしくドン引きで、猫耳をぺったんと倒してテンション下がりまくりだ。おかげで論述がなんか冷静だし。

 おれも聞かずにいられなかった。


「てかこれ、ほんとにユーさんが出した画像?

 リュウジ氏たちは、これが実現すると思ったのかな」

『もちろん思ってるだろうさ。

 実現してるからね、『この動画の中で』』


 アスカは皮肉たっぷりに、にんまりと笑った。

レイン「理事もやってるよ!」

わ、わすれてないとも、もちろん(汗)


次回、調印式の予定です。

どうぞ、お楽しみに!


※明日は所用により投稿時間が大幅にずれるかもしれません……

すみませんがご了承くださいまし(*- -)(*_ _)ペコリ

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