表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_90 決着と、挑戦と?! 第六陣は覚醒続き!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1072/1358

90-3 エール集めて! 覚醒、『フェニックス・アクエリア』!! ~白リボンのカナタの場合~

無線LAN復帰! からの投稿コンボ!!

……いろいろあって遅れました!


2022.08.16

サブタイ修正いたしました!(~白リボンのカナタの場合~忘れてました^^;)

 イツカがソレアさまと闘うために船上から去った。

 その後を担い戦線を維持するのは荷が重い、そう悟ったミクさんは、アオバのミラクルジャンプで撤収。惜しまれつつ、浜に戻ってきた。

 前後してモモカさんも、くるくると旋回してそのとなりに着陸。


 あとに残るは、防衛用フロートをぶっ壊さんばかりの勢いでやりあう赤と黒。

 そして、海面でしずかに対峙する青と白。


 ソラはいいやつだ。そして、ほんとに強い。

 そのチカラはホンモノだ――目覚めたきっかけは、不法な実験だったとしても。

色欲ラスト』も言っていたが、『永久機関コンボ』の難度は高い。あれをふつうの技みたく使えるのは、ソラだけだ。

 さらに覚醒技(ドラゴン・イーター)も使いっぱなしで防衛を担うとか、ぶっちゃけ頭が上がらないといって過言じゃない。


 けれど、ソラの自己評価はびっくりするほど低い。

 パレーナさんもほっとけなく思ったのだろう、というのがおれの読みだ。


「大いなる海よ。われらが命の母よ、心の源よ。

 どうか、我にその力を――集え! 『大海原の祝福』!」


 ろうろうたる美声による詠唱が響く。

 パレーナさんはあたかも導くように、誘うように、自己強化を始めた。

 白いクジラをとりまく波たちがきらめきさざめき、星の海にあそぶ幻獣もかくやの美しいエフェクトとともに、すべてのステータスが一気に上昇していく。

 前の戦いのときにはみせなかった技だ。さすがはソリス最強の一角、このひとも底が知れない。


「がんばってソラ! 強化インフォース!!」

「ミックスポーションどうぞっ!!」

防壁シェル!!」

「クイック!」

「サクリファイ・フルブレッシング!!」

「水の精霊よ! ソラさんを守って!!」

「うなれ俺のソウル! 『風の祝福』ぅ!」

「えっとえっと……がんばれ――!」

「だいじょぶ! ソラならできるよっ!!」


 けれど、おれたちも負けはしない。

 錬成陣、ポーション、護符に魔法にスキル・スペル・ソウル。めいっぱいの強化と声援をソラへ。

 かすかに水色を透かす水の巨体は、あまたの輝きを集め、深い水のいろに虹の輝きをまとった、神秘の鳥へ。

 体の各所にあしらわれた歯車がくるくると回れば、星屑のような輝きとともにりんりんと、澄んだ音色が湧き立つ。

 そして、その頭部に立つソラの装いはますます白く。『セレスティアルホワイト』の名を冠した翼は、光そのものであるかのように輝いた。


 イツカとソレアさまは大丈夫、なんだかんだで視線こっちだ。

 ソリスの民たちも、邪魔だてする様子はなく――

 ステラ開戦派、月萌軍も距離をおく様子。

 まあ、月萌軍潜水兵の一部の動きが若干気にならなくもないので、そこは注視しておく。


 やがて、一週間前と同じように海が膨れ始めた。

 びりびりと緊張で毛並みが逆立つ。

 けれど、どういうわけか、今回はどこか安心できた。

 きっとそれは、水の巨鳥の、その頭部に立つソラの、背中がぴんとのびているからだ。

 波統べる白鯨が、よしと笑う。


「では、はじめよう。

 ――あまたの波よ、幾多の風よ。

 一時その領を得るために、我とともに来たれ。

 我はパレーナ、旧くからの汝らの盟友なり!

 往くぞ、『大海嘯』ッ!!」

「だいじょうぶ! みんながいる!

 だから俺も――がんばれる!!

 うわあああっ!! え――いっ!!」


 軍用レベルの防御結界をぶち破る、天変地異レベルの大津波が巨大な壁となって迫る。

 その威容の前には、頼もしき虹色の水の巨鳥も、ほんのちっぽけなものに見えた。

 それでも、ソラは走った。

 まっすぐに。迷いのひとかけらすら見せずに。

 そうして、全力の蹴りをくりだした。


 水の鳥の足が触れた部分から、津波はみるみる、虹色のかけらにかわる。

 そして、涼しげな音とともに、砕けて消えた。


『マリアージュ発生:プレイヤー・ソラとけも装備『ヘビクイワシの尾羽』のエンゲージレベルが限界突破しました。

 スペシャルスキル『フェニックス・アクエリア』が解禁されました』


 奇跡そのものの光景に静まり返った海に、厳かにシステムアナウンスが鳴り響いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ