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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_89 蘇るチカラ! 第六陣に向けて!

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89-3 開花せよ、先祖パワー!『先祖返り』組のスペシャルレッスン!!(1)

ほんのちょっぴりだけ過去の視点です。

 ……これが、土曜日のこと。

 ソラもイズミも、日曜夜には主役となるイベントを控えていた。すなわち、オンラインミニライブと、イーパラでのコラボイベント。

 それでも、『第六陣にパワーアップ間に合うといいから』と、イザヤ、ユウの歓迎ランチ上映会の席で、二人と一緒にコーチを探そうと決めてきた。


 アークさんに相談してみると、かえってきたのは嬉しい答え。


「エルカ所長のおっしゃる通り、我らは自らの前身が『トーテム』の動物であると考え、祖先より受け継ぎしそのチカラを呼び覚まして戦ってきました。

 我らのやり方は、役に立つかもしれませんね」


 さらに、レムくんからはこんなアドバイスも。


「ソラさんでしたらミルルさんもいいかも知れませんよ。どちらもキックを主力に戦う鳥ですから。ただ、ミルルさんは飛ぶことができませんので、その辺りは飛行可能な方にお願いしても。

 サバクツノトカゲとアードウルフの方は今島にいないので、イザヤさんとユウさんのコーチ役は、当面他のトーテムの方にお願いすることになりますけれど……」

「イズミ君だったら、ルゥ君がベストかもね。アルネヴ姉妹は剣は使わないから……あ、まあ、補助系ソウルはうまいし、いいかも」


 リンさんの口からでたのは、懐かしい名前。ソリス領インティライムを案内してくれた、黒うさぎトーテムのルゥ・ホァさんだ。

 うさぎ姉妹について補足したのは、イズミのおみみがショボンしかけたからだ。優しい気遣い、感謝である。


「まじか、ルゥ剣やってたのか~……知ってたらバトル申し込んだのに~!」


 残念がる白イツカ。ブレなさすぎだ。


「それは、ガイドがひ弱じゃ危なっかしいから。

 でもイツカくらいのが来たらさすがに逃げの一手よ?」

「むう……。」


 イツカたちは残念そうだ。だが、さすがにこれはフォローのしようもない。

 やつはもはや強すぎる。へたすると、人間相手にさえ無双ができるレベルでだ――こうしてるとただの『かっこかわいい系』のがきんちょなのに。


「イツカもある意味『先祖返り』かもね……」

「いえてる……」


 周りのみんなが深ーくうなずき、ソラが言う


「あ、それだけど、エルカさん言ってた。

『先祖がえり』の判定基準って実はわりとあいまいなんだって。

 むしろ、判明してない『先祖返り』は今も昔も、いっぱいいるって考えられてるんだって」

「トウヤとかきっとそうだよな。強えもん。」


 イツカが言えば、イズミがハッ。


「そうか、そうと考えれば。

 おれがトウヤさんにあこがれたのも、それつながりかもしれないな!」


 となりでニノがぽんと手を打つ。


「なるほど!

 そっか、イズミがあんときから頭一つ抜けて強かったのって、それあったのかもな~。

 もしかして、高天原まで行くようなやつって、軒並み先祖パワー強いのかもな!」

「先祖パワー!」


 その言いぶりに笑いが起きるが、イズミは笑わずむしろつっこむ。


「そんなこといってるけどニノ、お前はまじめにやってればおれより強くなってたはずだぞ。

 現に、おれを探すって決めてからとんでもない勢いでレベルアップしてるし。

 おれよりおまえの先祖パワーのほうがやばいだろ。むしろお前が先祖だ」

「ちょっとまってっ?!」



 そんなこんなでイズミとニノ(※まきこまれ)、ソラとイザヤとユウは、月曜と火曜の二日間、特別レッスンを受けてみることになったのである。

「夕飯? むしろお前が夕飯になるんだよ!」ってのを思い出しました(うろ覚え)。

うん、暑すぎて私が夕飯になる勢いですorz


次回、意外な? そうでもない? レッスン風景!

どうぞ、お楽しみに!!

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