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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_88 増える仲間! 講和前夜のあれやこれ!

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Bonus Track_88-5 サプライズ! 本物きちゃいましたの上映会!! さらにドン!! ~ユウの場合~ 

背後から忍び寄る、あの女の影……(ホラー風に言ってみるテスト)

 第一部の最後に顔見せしたおれたちは、そのままの流れで第二部に参加した。

 なつかしのソーヤシェフのパーティーメシをうまうましつつの上映会は、めっちゃ盛り上がっての幕引きとなった。


 あとはしばしご歓談タイム。はじめましての人とあいさつしあい、この一か月、話したくても話せなかった仲間たちとの旧交を温めと、忙しくも楽しい時間が始まった。


 今日はなんと、ミッドガルド最強四女神(いたのは時間の関係でルーレアさまとシャスタさま)と、神獣たちまで参加している。

 そのことはうれしいんだけど、たしかいまスペシャルキャンペーン中で、みなさんめっちゃお忙しいのでは。

 シャスタさまが残念そうなお顔でいうには。


『そのことだがな。

 どうやら皆、もはやガス欠のようだ。

 月萌軍はかなり頑張ってくれたのだが……そもそも、我らの迷宮からしてそうそう簡単にたどり着けるものでもないからな。

 そういうわけで二人とも、のちほど相手せい。その翅を使いこなすには練習が必要じゃろう』


 なんと、ありがたいお誘いだ。

 実は、アンナが残したきれいな翅。あれはスペシャルアイテムで、風に乗ったり壁を蹴ったりして、滑空することが可能になるものだった。その名も『クイーンの翅』。

 イツカがいつも使ってる『レイジの制御翼』、アレがカッコイイとつねづねおもってたおれたちは、テンション爆上がりしたものだった。


「よろしくッス!」

「よろしくお願いします!」

「おお、よい返事だな。さすが若者は違う」


 ウキウキお願いしていれば、話しかけてくる初対面の女性。

 つややかな白のロングヘア、ホワイトタイガーのとらみみしっぽ、白と黒のストンとしたドレスの、きっぷの良さそうな感じのお姉さんだ。


「ええっと、はじめまして……?」

「ああ、すまんすまん。はじめまして。この姿ならだれかわかってもらえるかな?」


 お姉さんはそういって、一瞬大きなホワイトタイガーに姿を変えた。

 その姿、見覚えありまくり。VSソリス戦で突如あらわれた新たな神獣だ。


「先代虎神獣のシーラ!」

「正確には、現・クレハの召喚獣だがな。

 イザヤとユウ、これからよろしく頼む」

「よろしくッス!」

「よろしくお願いします!

 クレハ、すごいじゃん。よかったね!」


 すぐ近くにいたクレハによかったねを言うと、クレハは明るい笑顔でうなずいた。


「ありがとう。

 なんだか、俺もやっと一人前の召喚士だって言えるようになった気がする。

 ちゃんと、話し合って、契約して。

 クレイズさ……クーちゃんと神獣たちのときは、ちょっとどさくさ紛れみたいな感じで認めてもらっちゃったし」


 するとクレハを後ろからぎゅうっと抱きしめる南国美女。猿神獣のターラさんだ。

 おれたちも何度か『ぎゅっ』はやってもらってるけど、ぶっちゃけ何回見てもうらやましい。


「もークレハは真面目ちゃんなんだからっ。

 それじゃあ改めて、面接でもする?

 それでも、結果は変わらないって断言できるけどね。ねっ、ユキ?」

「うん、それは言えるわね。あたしが保証するわ!」


 ターラさんはそしてユキさんもぎゅう。ちょっとやきもちやきかけたユキさんも、笑顔になってハグ返し。

 これは絵面が尊い。心の中でスクショを取っておく。

 クレハも真っ赤になって「あ、う」とか言ってチナツたちに冷やかされてる。

 久々のこんな光景に、思わずメッチャ笑ってしまった。


「……本当にお前たちは、ほっとけぬ子らばかりだ。

 お前たちが現れてくれて、本当に良かった」


 シーラさんがぽつりと言えば、女神に神獣、そして大人たちがみんなうなずく。

 そんな風に言われると、照れてしまう。


「そうそう、イザヨイのふたり。覚悟しておいた方がいいぞ?

 あの試合の後、アンナからお前たちのことをめっちゃ聞かされてな。

 あの分だとあいつは来るぞ、確実に」

「え………………」


 思わず背後を振り返れば、彼女はいた。

 なんでか、ヴィー子といっしょに。それも、おそろいのセーラーを着て。

 どういうわけか、小学生くらいの少女の姿になって。


 彼女は恥ずかしそうに顔を赤くしながらこんなことをいってきた。


「な、なにようっ。シャスタだってコレなるでしょっ?! すぐにチカラをカイフクしてもとのぼんきゅっぼーんにもどるんだからね!! のーさつなんだからねっ!!

 こらびーこ! いいこいいこしないの! あたしのほうがほんとうはおねーさんなんだからねっ!! ぎゅーもなしなのー!!」


 もはやだれおまレベルの変わりっぷりに、おれとイザヤのあごはがこんと落ちたのだった。


※ただしちびっこ。


うっかり二度寝したら寝すぎました……くそう。

次回、このへんで一度まとめろってネコの声が聞こえました。

ので、いまいるメンツ紹介っぽくなると思います。きっと。

どうぞ、お楽しみに!!

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