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<ウサうさネコかみ>もふけも装備のおれたちは妹たちを助けるためにVR学園闘技場で成り上がります!~ティアブラ・オンライン~  作者: 日向 るきあ
Stage_85 『魔王軍』活動再開~そして開始、『ステラ杯』!

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85-4 インターミッション~3S七人衆とカナタの策~

「うおおお! すげかった――!!」

「すげかったぜふたりとも――!!」


 フィールドが解放されると、イツカたちはひととびでフィールドにとびこんだ。

 いっぱいの笑顔でタクマとベニーさんに駆け寄って、にゃんにゃと健闘を称える。

 もちろんあとで俺ともなっぜったいなっというのも忘れない。

 愛されにゃんこ魔王たちの無邪気な様子に、さらに歓声が上がった。



 半分、賭けでもあった。

 シグルドさんやレム君なら、念のためにと手を打ってくる可能性があったからだ。

 けれど、結果としてうまくいってくれた。

 ステラチームは、タクマがグリードを使ってこないと判断し、対策を盛ってこなかったのだ。


 しかしベニーさんは、自らの大幅な不利を知ってもくさったりせず、最後までパワフルな戦いをみせてくれた。

 タクマもナイス判断だった。ラストのせめぎあいをドレインですかさず、真正面から突っ込んでいったのは、さすが『主人公』。

 おかげで、試合はめちゃくちゃ熱く盛り上がった。

 決着のゴングが鳴った時には、おれも立ち上がって大きな拍手を送っていた。



 気さくなタクマは3Sたちともあっという間に仲良くなった。

 連携もさくっとできた。

 3Sたちがいうには『ステラで無害化フラグメントを何度も使ってパスが通ってるから、タイミング合わせる練習だけすればあとは何の問題もない』という状態だったのだ。

 当然、ステラ杯でも彼らの力を使おう、ということになった。

 それを秘匿しようと決めた理由は、ひとつ。『ステラ杯』勝利の布石をすこしでも、と考えたためである。


 Order of <Seven Stigma of Sin>――われらが3S七人衆は、自我があり、意志があり、知性がある。

 対してステラで使用される『無害化済み3Sフラグメント』は、ぶっちゃければ能力を伸ばすだけの強化薬。

 もっというなら、後者は前者のカケラを薄めたもの。前者が生きたオリジナル。

 どっちが強いかなど、言うまでもない。


 しかし、どれほど強いボスキャラでも、いつかは絶対に倒されるもの。

『七人衆』を使うと明らかになれば、ステラチームは確実に強力に対抗してくる。

 たとえ負けたい事情も陰ながらあるにしても、対抗策を打たざるを得なくなる。逆に秘匿しておけば、手を打たないという選択もできるのだ。



 もちろんこの後の戦いではもう、この策は有利をもたらさない。

 今の戦いを受け、サクヤさんのスキル構成ビルドは変更されるだろう。白リボンのおれを相手にすると最初から決まっていたシグルドさんは、当然バリバリに対策を固めてある。


 今回の試合の構成は、特殊なものになっている。

 すなわち、対ベニーさん、サクヤさんの第一試合、第二試合で二勝、もしくは二敗すれば、最後の対シグルドさんの戦いは、ただのエキシビに。

 そうでなければ、それが決勝試合となる。

 

 けれどたとえエキシビであっても、負けていい要素なんか一ミリもない。

 シグルドさんと白リボンのおれは、またしても『フィルの決闘』を戦うのである。

 とりあえず、やつにかわっておれが立ち上がった――フィールドで遊びだしそうになっている、イツカたちを回収するために。


「おこんがー!」のお話、前半のプロットが固まりました。過去話になります*^^*


次回、皇女VS『涙硝』、美しき戦い! の予定です。

どうかお楽しみに!!


くコ:彡チラウラ。


ついに乗った、チェスト付きボートに……!

一年待ってたチェスト付きボート。毎日検索するくらいほしかったチェスト付きボート。

野菜を積んで5mさきの対岸まで試運転して戻ってきた、それだけでにまにま。

はい、きのう少しだけマイクラやりました。幸せ。

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