異世界連合組合ガチャ
――――俺は今、白い空間にいる。
そして目の前にはツインテールの女神アマーリエさんがいる。
「異世界連合ガチャ……?」
「そうよ」
相変わらず床に届きそうなくらい長いツインテールである。
そしてアマーリエさんの横にはスロットマシンのようなものが用意されていた。――――と言うか異世界連合……?
「本当にそんなのあったの……?」
第5話で何となく適当に回想で言った異世界連合。俺が第1王女のエメラ姉さんに無理矢理服をひっぺかされそうになった幼き日の記憶……。
「そうよ。各異世界の主人公・ヒロインたちが思い思いの景品を預けてガチャに登録しているの。異世界召喚者、転生者がおもだけど、たまにそうじゃない主人公・ヒロインにも頼むこともあるわね。主人公・ヒロインであれば何でもいいのよ。そう言う企画ね。クロ少年。あなたも何か登録なさいな」
え……?企画なんすか?てか緩いな……異世界連合。各世界の神様や女神さまが運営しているんだろうか。アマーリエさんも女神さまだし。
「えっと……じゃぁ……」
ワッフルメーカーとタコ焼き焼き機を登録した。
もしかしたら異世界召喚者、転生者の主人公・ヒロインたちがいたら恋い焦がれているかもしれない。俺もそうだったしなぁ……。
「それじゃ、登録完了ね。クロ少年も何か引いてみて頂戴」
「は……はい」
「このレバーを回すのよ」
アマーリエさんの指示に従ってスロットマシンのレバーをぐるぐると回す。
――――カッ
チャララララララララ……ッッ
ピッカリリリリリ―――――ンッッ
いや、何だこの効果音は。
そして俺の前にふたつのぬいぐるみが現れた。
どちらも抱っこサイズで丸っこい黒いふわもふボディに、狼耳がついている。
1匹はたれ耳、もう1匹は立耳。顔は“( ´〇 △ 〇`)”みたいな感じだ。そして後ろからは狼しっぽが生えている。
「わぁ……かわいいし、ふわもふしてる。これは誰が登録したんだろう……?」
「えっとね……サザンフォーリア王国のウイ・キナくんからの登録よ」
「さ……さざんふぉーりあ……?」
無論、この世界にある国名ではないからここではない、地球でもない、異世界の王国の名前なのだろう……。
えっと……その王国のウイくん……?……俺以外にもわふたんぬいぐるみ好きの主人公がいるということかっ!!
何だか親近感が沸くなぁ……。
「なにはともあれ、嬉しい!」
わふたんっぽい見た目だし、アリスに見せても喜びそうだ。ふたりの寝室に飾っておこう。
こうして俺のわふたんぬいぐるみコレクションに新しいお友だちが加わったのであった。
※因みに、このぬいぐるみは『ふにゃふにゃとおかえり』に出てきます。
え……?何?この最後のテロップ。




