小国連合七ツ島
――――――ここは小国連合。小国連合のテレビからはお馴染みの音頭が紡がれる。
「しょ~うこ~くれ~んご~な~なつ~じま~♪」
※小国連合七ツ島
「そ~れえいさ~ミソそ~れ♪」
※そーれえいさー味噌そーれ
「せいれ~いたいしゃ~がおわす~いちの~しま~♪」
※精霊大社がおわすイチノ島
「か~みな~りや~まの~ふ~たご~おに~が
ま~しま~す、ま~しま~す、に~ない~じま~♪」
※雷山の双子鬼まします、まします、ニナイ島
「お~おへ~びさ~まの~しゅごす~るか~じめ~いこ~、さ~んだ~じま~♪」
※大蛇様の守護する鍛冶名工サンダ島
「し~ゆう~のふうふ~え~んま~ん、よ~つい~わじ~ま♪」
雌雄の夫婦円満ヨツイワ島
「ゆ~うきゅ~うのこ~と~がお~でむ~かえ~
ご~そ、ご~そ、ご~そ~じま~♪」
※悠久の古都がお出迎えゴソ、ゴソ、ゴソ島
「き~りん~のも~んば~んま~もり~し。ひ~なさ~や、ひ~なさ~や、ろっきじま~♪」
※麒麟の門番守りし、ひなさや、ひなさや、ロッキ島
「たいじゅ~のみ~まも~る、も~りが~みの~み~し~るし~。か~がや~かせ~、か~がや~かせ~、な~き~じま~」
大樹の見守る森神の御標煌かせ、煌かせ、ナキ島
『小国連合の七色米!あなたはどの島のお米が好み!?』
【小国連合お米応援組合は、米食を応援!!】
※作詞作曲:作者
――――
「これって……」
コタツでおせんべいをかじる白夜。彼は小国連合サンダ島の精霊の社で暮らす青磁色の髪と瞳に象牙色の短いガゼル角を持つ少年だ。
「あぁ、小国連合米の販促CMだよ。皆これを見て島の名前を覚えるんだよね」
そんな白夜を微笑ましく見守るのはサンダ島の司祭の青年翠仙。
白髪に金色の瞳、その左目の下に蛇の鱗のような文様を持つ。
「うん。リズム感があって覚えやすいよね」
そう答えたのはいつものようにサンダ島森の社に遊びに来ている雪代。ゴソ島で生まれ育った藍色のネズミ耳しっぽを持つ少女だ。
「うん、ぼくも覚えたよ!
イチノ島、ニナイ島、このサンダ島、ヨツイワ島、ゴソ島、ロッキ島、ナキ島だよね」
「うん、ばっちりだよ」
と翠仙。
「さすがは白夜です」
と、いつの間にか顕現していた煌夜が白夜を後ろからぎゅむ~っと抱きしめる。煌夜は今やナキ島を始め、小国連合中で祀られる小国連合の守護精霊・混沌の精霊であり、薄い朱色の髪に白夜とおそろいのガゼル角を持っているがその角は白夜の角よりも太く、長い。
そして煌夜は相変わらず自身と同じ角を受け継ぐ白夜に対して親バカであるが、その傍らに顕現した伊夜も微笑ましく見守っている。
伊夜は半鬼半精霊である。そして煌夜とよくにた角や薄い朱色の髪を持ち、煌夜が白夜と同様に我が子のように大切に想い、白夜が兄のように慕う存在である。
その様子を見てか、早速サンダ島の土地の守護精霊で、下半身を大蛇の姿に変えることができる玉鋼の精霊玉仙は翠仙に膝枕を、森の精ゴソ島支部隊で雪代とおそろいのネズミ耳しっぽの精霊みこは雪代にお膝抱っこをせがむのであった。




