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第十九詩 音羽、口遊む
自由っていいですよね。
心地良い、そんな風にヒュルッと吹かれてさ。
ご機嫌に、好きな歌でもと口遊むんだ。
何処へでも、遠く遠くへ行ける、そんな気分だ。
そんな気さえして来るんだよ。
僕はね、手に入れる事が出来たんだ。
音で造られた、自由のための翼をね。
音なら遠く遠くへ、何処までへでも。
ビュンビュンビュン、ビュンビュビュン。
邪魔なんてされる事なく、遠く遠くへとね。
ヒュルヒュルヒュルル、ヒュルヒュルリ。
風より速く、遠く遠くへ行けるんだ。
口遊む歌と共に、音の翼で何処までも。
音の速さで何処までも、夢がありますよね。
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