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第十四詩 浮かず沈むよ
心の重さって気づいたら増えてるんです。
沈んでいる、何だかそう感じるよ。
意識だって、遠のくばかりなんだよ。
外し方を忘れた、ずっと在る錘の枷。
いつ着けたのか、それも解らないモノ。
知らない内に、錘の重さが増したんだ。
今だって、沈んでいる最中なんだよ。
光が届かない、それ程に深く沈んでいるの。
浮きたいと、そう願っても重たくってさ。
身動きが取れずに、無力感に襲われるんだ。
外し方を忘れた、そんな錘の枷はね。
いつ着けたのか、それも解らないんだ。
僕の心を沈める、深く深く沈めていくの。
最後までお読み頂きありがとうございます。
どのくらい心が重いかわかりましたかね?
そっと外してあげましょう。
ご感想もお待ちしています。