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キャラ設定って面倒だよね

 

 黒髪黒目の奴隷たちは皆、日本人として見るならば可愛かったり美人に見える。

 何が言いたいかと言えば、この世界の住人からしてみればこいつらはその辺にいる普通の人らしい。


 一番最初に会った黒髪黒目の奴隷は、まぁポニーテイルのJKで名前はマリア。胸?DかFくらいかな?

 魔族のクォーター。


 双子は、JCで、胸はB。ポニーテイルのほうがアンジュ。ツインテールのほうがアンジェ。

 よくもまぁ字面まで似たもんだ。そうそう。魔族のクォーター。


 幼女は幼稚園児ながらにして年齢は400越え。なんでも純血の魔族だそうです。名前はサリエル。

 胸?何?お前幼稚園児に胸なんて求めてんの?

 

 サリエルって名前に心当たりのある人は感想欄に何かどうぞ。(明確な感想稼ぎ。)

 

 大人のは、なんかもうお辞儀一つとっても人妻臭がプンプンする。髪型はロングストレートで、背中の真ん中まで伸びている。胸が…JかGはあるんだろうなこれ。名前はケセラン。

 あとで毛糸のセーターでも着せようと思う。あ、魔族のハーフらしい。

 

 

 で、まぁ色々あって色々あったから、国を出た。

 奴隷と色々話してたら夜になってたので、空を飛んで国を出た。【魔法創造】様様でしたわ。

 


 ちょっと購入前のやり取りでもして尺稼ぎでもしますかね。

 

 あ…口滑った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 

 さて、奴隷購入時点で、商人さんから「購入するにふさわしいかを判断していただくために、一対一で話し合いをしてください。」というので、まずマリアからの話し合い。


 ソファーで、向かい合って話をしている。特に隔てているものはないので、互いに手を出そうと思えば出せる。


 何から話したもんかな。奴隷買うの初めてだしなぁ。

 というかこう、可愛いJKがボロボロの服着てると考えると、中々来るものがあるんだけど。


 「あー、戦闘ってどれくらいできるの?」

 「…前のご主人様に無理強いさせられた時は、オーガ20匹を同時に相手しました。」

 「そんだけあれば十分十分。なんかやりたいことってある?…別になんでもいいよ?」

 「その…私はあまり戦闘はできなくて、どちらかというと装備品なんかを造りたいです。…その、ドワーフとのクォーターでもあるので。」

 

 オーガ20匹で戦闘できないのか……基準がすげぇな。


 「あーなるほど。こっちは馬鹿みたいに素材だけはあるから。…余った分は売却とかするけどいい?」

 「…造ることができれば、何も不満はありません。…あの、なんでそんなに優しくしてくれるんですか?…というか、貴方も魔族の血を引いているのではないですか?」

 「あー、俺は確かに黒髪なんだが、純粋な人間なんだ。俺は異世界ってやつから来たんだ。だから、お前みたいな黒髪黒目は周りにもいっぱいいて、だから、なんていうかこう、引け目を感じるんだよな。だから、できるだけ優しくしてる。…ずっと奴隷だったんだろ?ならたまには優しいご主人様に至っていいだろ。」

 「…そう…ですね…。」


 あ、泣いた。

 

 「泣きたいときは泣けるだけ泣いておいたほうが良いよ。誰にも邪魔なんてさせないから、とりあえず気が済むだけ泣いておけ。」


 こういうところが俺の悪いところだよなぁ…人にとことん甘やかす。


 「…うわぁあああんんあああ!!!ああぁぁぁあああ!!ぐずっ!ひっぐ!」

 

 このまま10分位ずっと泣いてた。

 最後のほうは俺のほうに抱き着いてきたから、とりあえず頭撫でておいた。


 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 次、アンジュとアンジェ。


 二人は常に一緒にいないとダメらしい。

 …髪型が分かれててよかった。分かれてなかったら胸見て判断するしかなかったからな。


 さっき、マリアが目を真っ赤にしながら出て行ったのを見たらしく、かなり警戒しているようだった。

 二人で寄り添いながら、顔を青くしている。

 

 「…戦闘はどれくらいできる?」

 「ふ、2人でゴブリンの群れを壊滅できるです。」

 

 アンジェ…だよな?アンジェがそう言った。

 …ツインテールでこの口調はちょっとキャラ濃いぞ。


 しかしまぁゴブリンの群れって…戦闘出来すぎだろうが。 


 「わ、私が魔法を使って、アンジェが剣で攻撃するんです。」


 アンジェ…違う。アンジュが情報を付け足す。


 「……なんかもう俺いらないんじゃないかな。戦闘力あり過ぎんだろ。で、何か欲しいものは?」

 「…と、特にないですます。」

 

 アンジェの口調キッツいな…あれか、奴隷だからって言うので無理矢理丁寧な口調に矯正されたんだろうか。


 「分かった。そっちから質問は?」

 「夜伽の必要はありますか?」

 

 アンジュ、その即答はいけない。

 

 「…そっちが嫌ならしない。というかしない。嫁はもういるしな。」


 別の星にいるけどな。…そろそろ連絡とかきてもいい頃なんだけどなぁ。

 

 「…その、なんでそんなに優しくするのでありますか?」

 

 …あぁ…聞くに堪えない。

 皆さん、どうか想像して欲しい。


 美少女コンテストで優勝したツインテ―ルの中学生が、真顔で「~~でありますか?」と言っている光景を。

 

 何の罰ゲームだよ。言う方も言われる方も罰ゲームだよ。


 「…頼むからその口調だけは辞めてくれ。普通に喋ってくれ。そしたら答えるから。」

 「わっかりましたぁ!なんでそんなに優しくしてくれるんですか?!」


 アンジェは、キラッキラした見るのも眩しい笑顔でそう言った。


 元気をどこかに忘れてきた俺には、その笑顔が眩しくてしょうがない。


 「…あぁうん。人にいいことをしたら自分に帰ってくるっていう教えがあるんだよ。たとえ奴隷であったとしてもな。…これでいい?」

 「はい!」 

 

 …元気いっぱいの孫を見る爺ちゃんって、こんな気持ちなんだろうか。


HOOOOOOOOOOOOOOOUUUUUUUUUU!!!!!!!!!!

テスト終わったあああああああああ!!!!!!


受験?もう放っておいてくれよ。

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