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プロローグ
ねぇ、今もあなたはこの空の上に居ますか?
今思えば、貴方と過ごした日々は、ホントに夢みたいだった。
もう会えないけど、幸せを祈ってる。
ホントは、ずっとずっと傍に居たかった。
でも、貴方は空に帰らなきゃいけない人だったから。
私が傍に居ちゃイケなかったから。
青い空のはるか向こうの世界。
そこは愛しい彼の住む場所。
見上げた青い空の吸い込まれそうになった時、私の周りに強い竜巻が起こった。
【ば~か!】
貴方の口癖が聞こえた時、私の世界は色づいた。
ね?やっぱり迎えに行くよ。
だから、待っていて。