表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/14

私の県には有名な自殺の名所があります。


相方が大学生のころ、そのすぐ先のアパートに住んでいました。


赤い橋でしたが、赤が興奮させるのでは、と今は緑の橋になっています。


ある晩、相方のアパートへ泊まりに行くとき、橋を渡るとき違和感がありました。

寒気がするような、吐き気がするような。

なんとなくバックミラーを見てはいけない気がして、急いで橋を渡りました。


駐車場に車を停めると、急いで彼の部屋に飛び込みました。

なんだか寒気もおさまらず、風邪でもひいたんじゃない?と相方に言われましたが、そんな感覚ではありませんでした。


翌朝、早朝、遠いところでパトカーと救急車と消防の音がしました。


いやな予感がして、歩いて橋まで行くと、下の川のほうで、消防と警察がなにかしていました。

ふと橋の真ん中辺りを見やると、チョークで靴の形らしく、書いてありました。


飛び降りないように、二メートルの有刺鉄線があり、下には受け止めるネットもあったにも関わらず飛び降りたようです。


ご冥福を祈りつつその場をあとにしました。


もしかしたら、彼女の最後の念を感じ取っていたのかもしれません。


悲しい出来事でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ