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第18話 『新たな夜明け』

それから数日後。

『まかない亭』には、思いがけない来客があった。

「よく来てくれました」

智也は、各国から来た料理人たちを迎え入れる。

エルフ、ドワーフ、砂漠の国...

コンクールで出会い、共に戦った仲間たちだ。

「私たち、決めたんです」

エルフの料理人が切り出した。

「定期的に集まって、お互いの料理を学び合おうと」

「料理の可能性は、まだまだ広がっている」

ドワーフの料理人が続ける。

「一つの国の料理だけでなく、様々な料理が出会うことで、新しい力が生まれる」

智也は嬉しそうに頷いた。

「ぜひ、私も参加させてください」

その夜は、即興の料理の饗宴となった。

各国の料理人たちが、それぞれの得意料理を振る舞う。

エルフの風薫る前菜、ドワーフの大地の主菜、砂漠の国の陽光のデザート...

そして『まかない亭』からは、和食の真髄を活かした一品。

「美味しい!」

「こんな調理法があったのか!」

「これは参考になりますね」

料理人たちは、お互いの技を学び合い、新しいアイデアを交換し合う。

『星風亭』の生徒たちも参加して、新しい料理の可能性を探っていく。

「先生」

リリアが智也に近づいてきた。

「私、決めました。卒業したら、自分の店を出したいんです。でも、その前にもっともっと勉強したいです」

「そうですか。それは素晴らしい決意ですね」

智也は、自分が異世界に来てからの日々を思い返していた。

思いがけない出会いと、新しい発見の連続。

そして何より、料理を通じて広がった絆。

「さあ、次は何を作りましょうか」

窓の外では、新しい朝日が昇り始めていた。

料理人たちの新たな冒険は、まだ始まったばかり。

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