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ライフ  作者: 道野ハル
アメリア国[後篇]
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微笑



 VQ地区、会議室。


「はあ、三日!?」


 上層部からの命令にも関わらず、ノベルは思わず突っ込んでしまった。


「口を慎め!」

「あ、すみません」


 軍人がノベルを睨みつける。


「でも、ちょっと無理がありませんか?」

「無理は承知だ。何とかしろ」

「何とかって言っても……」


 腕を組み、うーんと首を捻る。


「頑張ります?」

「必ずな」



―――バタンッ


―――……


―――コンコン



「はい」



―――ガチャリ



「失礼します」



―――パタン



「あ、お疲れ様ですクロトさん」


 ノベルは来訪者――クロトに、へらっと笑顔を向けた。


「王も切羽詰まってますね」

「ええ」

「で、姫はいつこちらに?」

「今晩には」

「おーっ!あ、あと昨日から働き始めた四人組、あれも貴方が手配したんですか?」

「はい」

「味方ってことですか?」

「わかりません」

「え」


 予想外の答えだった。クロトの瞳を窺うと、そこには珍しく困惑の色が浮かんでいた。


「いざという時に役に立つかもしれない、と姫様が」

「ラシュナ姫が?」

「はい」

「へえ……」

「ノベルさん?」

「いや、姫も変わってるなって」

「……ええ。それでは」



―――キィ……パタン


―――……



「……面白いことになったな」


 誰もいなくなった部屋で、ノベルは小さく笑った。




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