【世界は変わり秩序はなくなりました…】
西暦2018年に原因不明の奇病にによって全世界の大人は死滅しました。
その奇病は17歳になると発病し、そして死亡する!逃れられない運命…
世界は子供達の楽園に…
ならなかった。
知識もない子供達に残された事は精一杯残された時間を生きる事のみ…
略奪 殺人 強姦
秩序のない世界に子供達は生きている。
人類が滅亡しないように残された子供達は、年齢は関係なく…女の体が子供を産める時期を向かえると生殖行為をする。
中には兄妹 姉弟で生殖行為をし奇形が産まれる事も珍しくはない…
それは滅亡を向かえない為なのか本能なのか僕にはわからない…
けれど世界は少しずつ少しずつ滅亡を向かえようとしている。
僕はこんな世界に生きています…
西暦2038年4月×日
僕はヤマト13才この世界で生きる子供の一人
奇病が世界を変えてしまってから20年が経とうとしている…
街などは荒れ果て、食料などなく、食べれない事など当たり前、3日に一度何か口に出来ればいいくらいだ…
そしてここは昔日本で東京の豊島と呼ばれていた場所
「ヤマト何か見つかったか?」
「…何にも見つからないよタツヤ!」
瓦礫を掻き分け僕らは使えそうな物を探す
タツヤは二つ上の15才 本当の兄弟ではないけど、本当の兄弟のように仲がいい
「やっぱりここら辺はもう何もないのかもな!やっぱり渋谷辺りを探すしかないか…」
タツヤが諦めたような顔をして僕に話かけてくる
「ダメだよ!渋谷の辺りは王様のナワバリなんだよ?もし見つかったら…」
王様とは渋谷辺りを支配する子供の名称で残虐かつ子供を支配する存在です。
「このままじゃミクとヒナは飢え死にするんだぞ!それに俺達だって…」
ミクとヒナは本当の母娘で僕達4人ある事をきっかけに家族のように暮らしている。
僕とタツヤは少し途方にくれどうすればいいか迷っていた…
その時少し遠くの方から、夕日の逆光に照らされ人影が見えたのにタツヤは気づいた
「ヤマト!隠れろ!」
僕はヤマトの声に従い身を低くして隠れた
「本当に人影が?」
「あぁ!一人しか人影は見えないが他にもいるかもしれない」
この世界では人を信じてはいけない…殺るか殺られるか、奪うか奪われるかの選択がほとんど
「どうするのタツヤ?」
本当はこの時、僕は逃げたかった
「もしかしたら何か食料や武器をもってるかもしれない!様子を見て一人ならやる!」
僕はタツヤの言葉に唾を呑んだ…僕はまだ一人も殺してない童貞だ
この世界では生きる為に7才の子供でも人を殺す!そして、ミクと逢わなければ今の僕はいないだろう…
今ミクはヒナが居る為に危険な事は出来ない、僕がミクとヒナを守らなければならない!
その思いが僕を震い立たせた。
錆びたナイフを握り僕はタツヤに…
「やろうタツヤ!ミクとヒナの為に」
タツヤは少し笑みを浮かべ
「ヤマトもついに童貞卒業か?そうだ…家族の為にはやるしかないんだ」
僕は右から、タツヤは左から相手に近づいて行く…
近づく前にタツヤは
「いいか?もう一人いたら必ず逃げろ、二体一になったら殺られる!そうなったら俺はお前を置いて逃げる…逆ならお前もそうしろ、いいなヤマト?」
僕はその言葉を噛み締め物影に隠れながら相手に近づいていく、
相手の背中が見えた!瓦礫の中を探すのに必死で僕らに気づく様子はない!
少し離れた所でタツヤが僕に合図を送る
後五つ数えたらタツヤが相手を後ろから遅い僕が殺る…
そしてカウントが始まった
5…4…3…2…1…
0…!
タツヤは一気に相手に詰め寄り!後ろから羽交い締めにして首を締める!
僕もナイフを握り相手に向かい走って行った!
「ヤマト殺るんだ!心臓にナイフを突き刺せー」
最初は後ろ姿だけでわからなかったが、相手は少年で歳は15才くらいだろう
「うゎあああああー!」
僕は叫び声を上げ!ナイフを突き刺そうとしたが…相手を殺す事に少し為ってしまった…
それがいけなかった…
僕は腹に蹴りを入れられ後ろに飛ばされてしまった、痛みで動けなくなる僕
その間に相手はタツヤに肘撃ちを食らわせタツヤの首閉めが少し緩んでしまった!その隙に相手は馬乗りになり、タツヤの顔を何度も殴り、首を締める
「お前ら何かに殺されてたまるかー!!逆に殺してやるよー!!死ねー!!」
「ぐゎゎああぁ…」
タツヤの顔が苦しみに変わっていく
僕のせいだ…このままじゃタツヤが殺される
僕はナイフを拾い相手にむかって走って行き
相手の背中にナイフを突き刺した!
「っ痛てぇな!てめえ!」
錆びたナイフは相手に刺さったが途中で折れてしまい、致命傷にはならなかった…
相手はタツヤから僕に目標を変え首を絞めてくる
「うぐくっ、うわぁぁぁぁ」
「お前から先に殺してやるよ」
もの凄い力で…段々と意識が遠退いていき辺りが暗くなっていく…
その瞬間僕の顔に暖かい物が降ってきて目の前が赤く染まる!
「てめぇ…良くも…ああぁ死にたくない… 」
「はぁはぁはぁ、ヤマト大丈夫か!?」
タツヤが相手の首をナイフで裂き絶命させた…
「大丈夫…タツヤごめん僕が躊躇ったばかりに…」
「気にしなくていい、それにお前は相手に向かいナイフを刺しただけ立派だよ」
そう言いながら真っ赤に染まった僕の顔を拭いてくれるタツヤ
「ありがとう…」
タツヤからタオルを受け取り拭いていると
その間にタツヤは相手の荷物を漁っている
「蝋燭に、ボールペンに…おぃヤマトこれを見ろ!ツナ缶だぜ!それも二つも!いい土産が出来たな早く帰ろう」
タツヤは満面の笑みで僕に話しかける
「そうだね、ミクもヒナも喜ぶね、ペンもあるからヒナの落書きがまた見れるね」
「…そうだな!ミクが待つ家に帰るか」
「うん…帰ろう二人が待ってる」
僕達は死体を瓦礫の中に埋め、家に向かい歩きだした
僕達はこうして生きています…次は、僕が?タツヤが?殺されるかもしれない世界で…
神様がいるなら早くこんな世界終わらせて下さいお願いします。