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明日は  作者: しずく
16/22

これからのこと

今度こそ4人で遊ぼうという話になったので、私の家に久しぶりに集まって勉強会が行われた。


「もう高2になるんだね。進路決めた?」


と私が聞くと


「私ね、大学に行くことにしたんだ。」

と香那が答えた。


思わず固まってしまった。

しかし、それは私だけではなく男子二人もだった。


「ちょっとちょっと、みんなすごい顔なんですけど。」

と香那は笑いながら言った。

そして、続けて


「実はね、ママがお金持ちと再婚したんだ。色々辛いこともあったけど今は仲良くやってる。だから、金銭的な問題もなくなったし自分の限界に挑戦したいと思ったんだ。」


香那の真剣さは私たち全員に伝わった。


「すごいと思う。俺、応援する。」

と最初に言葉にしたのは匠だった。


「うん。大変なんて一言で表せるものじゃないと思うけど、みんなで乗り越えよう。」


「うん。そうだね。私も頑張る。」


とあのクリスマスと同じように4人で頑張ろうと誓った。


急に話を切り替えたのは歩だった。

「さぁ。香那が大切な話をしたということで今までのネタバラシでもしますかね。」

と言って全ての流れを説明した。


「歩ってば、本当にいいやつ。」

と感心していると歩が続けて話し出した。


「でもね、まだ一つだけ言ってないことがあるんだ。それは俺からは言えないから匠自分で言ってね。」

と歩は匠に合図を出した。


良いことではないというのは想像が容易かった。


「最初に謝る。ごめんなさい。言うかどうか1年間迷って歩にはバレてしまって事情を話したんだけど結局言えなくてここで言うことにしたんだ。

俺、2年生からはアメリカの高校に通うことになった。」


何を言っているのか、分からなかった。

良い話でないことは分かっていたけれど離れることになるなんて知らなかった。


後一ヶ月しかないじゃん。

ふと、香那の様子を見ると信じられないといった表情をしていた。

そうだよね、香那は匠のことが好きなんだもん。


「なんでずっと隠してたの?それならもっと早くに知って4人で遊びたかった。話したかった。嫌だよら行かないでよ。」

と泣きながら鞄を持って帰ったしまった。


「ごめん、私のせいだよね。」


私がこんなにぶれなければ匠はアメリカに行くことをもっと早く知らせることが出来たのに。楽しく過ごせたのに。


「今日はもう帰ります。本当にごめんなさい。」


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