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明日は  作者: しずく
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日常

どうして人は未来に行ってみたいと思うのだろうか。


自分の将来が心配だからなのか、それとも楽しみで仕方がないからなのだろうか。


私には分からない。


行ってみたいなんて思わないんだ。


知ってしまったら、何かが崩れそうで怖い。


そんな話を親友に話したら

「真剣に考えすぎだよ、楽しそうな未来が待っているに決まっている」

と言い切られるだろう。


彼女はそんな子だ。

悲観的な私とは全く対照的で明るくて、少し格好が目立つから喧嘩を売られることもあるけれど、自分のしたいことを思うままにしている

「自由」という言葉がとっても合う子なのだ。


私もそんな風になりたかった。


そんなことを考えながら、外で星を見つめているのが好きでいつも近くの丘へ向かう。


そうすると決まって


「梨花、また星見てるの?

よく飽きないね〜」


「ほんとだよな。でも、綺麗だぞ」


「今日は晴れてたからいつもよりよく見える。」


と言いながら、親友が話しに来る。

いつも4人で星を見て色んなことを話すんだ。

今日は珍しく卒業後のことについて匠が話し始めた。


「なぁ、みんな卒業したらどうするの?」


「えー私、お嫁さんだよ。」

と呑気なことを言っているのはそう、親友の香那である。


「また、そんなこと言って誰もお前のことなんて嫁にとらねぇと思うよ。」

といつも冷静なのが歩。


「私はとりあえず大学行ってから考えるかな。」と無難な答えを並べた。


将来なんて分からない。

でも、何も分からないから大学に行かないといけない気がしてる。


「まだ先だけど、もうこの4人でいられなくなる日がいつか来るんだな。」

「急にどうしたのさ。会えばいいじゃん。」

「まぁそうだけど、なんか大学行くと高校の友達って離れるってよく聞くじゃん。」


確かにその話は高校に入ってからよく色んな大人に言われた気がする。

だけど、私、この4人と離れたら誰とも仲良くなれる気がしないのだ。

と不安な表情をしていると、歩が

「まぁその時に考えればいいんじゃない?まだ2年なんだし。心配する必要ないよ。」

と言ったのだ。


その日は全員少し沈んだ表情をしながら、解散をした。

小学校から一緒でいつか離れる日が来ることは分かってはいたけれど真剣に考えたことがなかったから余計に不安になってしまった。

でも、また後2年あるから

と自分に言い聞かせてその日は静かに眠った。


その時は自分のことが不安すぎて匠がなぜそんなことを言い出したのか分からなかった。

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