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宝石戦争(旧版・更新停止)  作者: 東条カオル
第三章 敵艦、見ユ
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挿話 同志への手紙(2)

 1992年2月1日


 親愛なる同志へ

 日本侵攻作戦は残念ながら失敗しましたが、大陸のPATO軍は未だ混乱から立ち直れていません。

 攻め込むならば今でしょう。オーヴィアスはともかく、ELARは油断しています。

 どうか同志に幸いのあらんことを。




 1992年6月1日


 親愛なる同志へ

 統一連邦の横やりで攻勢の時機を逸したこと、私は危機感を抱いております。

 ELAR・オーヴィアス共に準備は万端となっています。

 打開策は、この準備を逆手に取る他ありません。

 少々危険ですが、全部隊の配置図をエルンストに手渡しております。

 どうか同志に幸いのあらんことを。




 1992年6月28日


 親愛なる同志へ

 捜査の手が忍び寄っております。これが最後の手紙になると思います。

 国防軍の主力部隊は、ノースリッジ近郊に展開してレウスカ人民軍への反撃体制を整えております。

 簡単ですが、付近の地図と配置図を同封しておりますので、ご確認ください。

 どうか同志に幸いのあらんことを。




 1992年7月25日


 失敗、至急、逃亡(インクのこぼれた跡)

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