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宝石戦争(旧版・更新停止)  作者: 東条カオル
第二章 バトル・オブ・ブリタニア
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挿話 ラジオ演説

 1991年12月23日、ブリタニア連合王国国王のラジオ演説


 親愛なる国民諸君。私はブリタニア連合王国国王エドワード8世である。

 我が陸軍は暴虐なる侵略者を防ぐことができず、遂に我が首都キングストンの前面まで撤退することとなった。

 だが、我が愛する陸軍将兵は未だ諦めていない。

 我が陸軍は必ずや証明するであろう。我らが故郷を、暴虐なる侵略者から守りぬくことを。奪われた国土を、いつの日か取り戻すことを。

 これは私が深く信じるところである。

 親愛なる国民諸君。決して諦めないでほしい。

 国土の南半は憎むべき共産主義者(コミュニスト)の手に落ち、あるいは首都も落とされるかもしれない。

 だが、我らは決して諦めてはいけない。暴虐なる侵略者に決して屈してはならないのである。

 我らは最後まで戦い続ける。大陸で、海で、空で戦う。決して降伏することはない。

 例え、この半島全てが征服されたとしても、我らは海を越えて暴虐なる侵略者と戦い続け、必ずや祖国を取り戻すであろう。

 この戦いは、暴虐なる侵略者が敗れ去り、この大地に自由と平和が戻るその日まで続くのである。

 我が王都に住まう全ての民よ。私は必ず戻ってくる。

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