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クリスマスの日はもう 破

...あれ?ここは!?

あ、そーだった、誘拐されたんだった!

やばいやばい、一旦逃げ出さないと。...って、手が縄で縛られてるー!なんかイメージとしてあるけどさ...ちゃんと後ろに手が回されてるしね?

とはいっても、足はなんとか固定されてないし、動くことはできそう。

それと、他にもたくさんの人がここに幽閉されてる。それに


『おっ、こんなところに高そうな()はっけーん』


とか言ってたし、多分誘拐してあたい達を売り飛ばすってのが狙いなんだろうね。他の人を見るに傷もあまりつけてはないし。

...!そうだ、天才的閃き来たな。


アーケ:「ねぇねぇ、そこの人」


???:「...?あ、わ、私...です...か?」


アーケ:「そうそう、あなた。...名前は?」


ヒマリ:「わ、私の名前...は...ヒマリです...」


ヒマリ...?あんまり聞いたことない名前な気がするような...多分珍しい名前だよね


アーケ:「あたいの名前はアーケプリル。アーケとでも呼んでね。よろしく」


ヒマリ:「は、はい...よ、よろしく...お願いします...」


アーケ:「それでさ、ヒマリちゃんにお願いがあるんだけどさ」


ヒマリ:「は、はい...」


アーケ:「あたいが今から魔法でヒマリちゃんの手を結んでる縄を切る。だから、その後あたいの縄を切ってくれる?」


ヒマリ:「わ、わかり...まし...た...」


ふぅ...落ち着いて...深呼吸深呼吸。よし...ここは...確実に、縄だけを狙って...手や腕に当たらないように!


アーケ:「バンッ!」


ヒマリ:「うわぁっ!?」


アーケ:「動かないで!」


シュルシュル...


よっしゃ!上手に切れた...めちゃ不安だったけど良かったよ...


アーケ:「じゃあ、あたいの縄を切ってくれる?というか「解く」じゃないと素手じゃ無理か」


ヒマリ:「ほ、ほどく...こ、ことなら...得意...です...…はい...!」


アーケ:「すごい、こんなにすぐほどけたんだ...すごいね!」


ヒマリ:「!...あ、ありがとう...ございます...」


うーん、一応縄は解けたし行動自体は自由の身になったけど...でもこれここから出ないといけないよね。

でもまずここがどこなのかわかんないし...あーこれじゃクリスマスプレゼント渡せない...急いでここから出ないと!

一旦どういう場所にいるのかっていうのと、どこから出れそうかとかを確認したいよね。とは言ってもこれ...完全に地下とか洞窟の中とかそんな感じな気がする...それの、もし洞窟だとしたら、なんかここだけめっちゃ大きい広場になってるみたいな、そんな場所な気がする。地下だったらあいつら(誘拐犯)が掘ったんでしょ。もしその場合は結構大人数がいそう...まぁもし本当にそうだったらその時はその時。


そしたらまぁ次はどこから出られそうかを見つけたいよね。

一旦この結構広い広場をぐるっと一周してみるか。多分同化しててこんなところから見るだけじゃわかんないでしょ。

...あれ?これまさか出口ないですエンドはないよね......ちょっとちょっと、やばいってこれ...あ、ヒマリちゃんや他の人たちがいるってことは、一周したってこと...まさか出口がないなんてー!


アーケ:「だめだろー!やばすぎるってー!」


...あれ......?まさかあれって...!


アーケ:「シュルシュルシュル」


『だめだろー!やばすぎるってー!』こう言いながら不意に頭を抱え上を向いた時、ほのかに見えた気がしたんだよ...明かりが!もちろん何もないところに光が生まれるわけはないでしょ。そこには人がいるはずなんだよ。つまり!出入口と思わしき場所は、上!


アーケ:「やっぱり...」


やっぱりほのかに明るくなってると思ったのは間違ってなかった!下から見えにくいようになってるけど、足場がある!じゃあここから出れるんだ...おそらく。

...あ、なんか話してる。って人が来てるってことじゃん!急いでおりないと!


アーケ:「ピューン」


これで早く戻る!


歩いてきた人A:「ん?なんか聞こえなかったか?風を切る音みたいな」


歩いてきた人B:「いや、聞こえなかったが...」


はぁ...はぁ...なんとか速く帰ってきたけど、バレてないよね...まぁ確認はできないし、願うしかないよ?もう...お願いお願いお願い...


誘拐犯(歩いてきた人)A:「ひぃー...ここ降りるとき毎回怖いんだよなぁ...」


誘拐犯(歩いてきた人)B:「毎回怖がってるもんな。そんな怖いかよ」


誘拐犯A:「怖いでしょ...だって下にはここで誤って落ちて死んだ人の死体あるんだぞ?」


誘拐犯B:「だからってビビりすぎなんだよお前は」


誘拐犯A:「いやいや、これくらいが通常の反応だろ。シンプルに地面から高いしよぉ」


誘拐犯B:「なんでもいいから速く降りろ」


誘拐犯A:「...はい...」


来た...降りてきたよあいつら...てか待って、今気づいたけどこれかなりまずいんじゃない!?

だって、他の全員...まぁヒマリちゃんを除いてだけど、全員手が縄で結ばれてる。でも、あたいとヒマリちゃんは縄を解いてる。バレちゃったら一発アウトだよねこんなの。

とはいっても、じゃあどうするって話だよね...もういっそのこと誘拐犯どもを倒しちゃおうかな。いやそれは後々が難しくなりそうだよね...うぁぁぁーっもう難しいなぁこれ!

別にあたい一人ならシュルシュルシュルっと出口から出て逃げることはできる。でも、ヒマリちゃんを助けたからには最後までちゃんとしてあげないと。なんというかあたいはそう思ったし。


...あっ、閃いたかも!


アーケ:「ヒマリちゃん、3、2、1で一緒にあっちに走ってくれる?」


ヒマリ:「わ、わかり...ました...」


よし...感覚的にはまだ魔力はある、出口の足場の正しい位置も...あそこだね。確認した。あとはあいつらがもう少し降りたら...あともうちょっと...よし、ここ!


アーケ:「3...」


とはいってもカウントダウンのスタートなんだけどね


アーケ:「2...1...走って!」


誘拐犯B:「おいお前ら静かにしろ!って待て!止まれ!」


アーケ:「もう無理だよー!」


さらっとあいつを見るついでにもう一回足場の位置確認しながら...


誘拐犯B:「やばい!急いで降りるぞ!」


誘拐犯A:「そんな言われても急いで降りれないって...」


よっしゃいくぞー...


アーケ:「ドゴッ!」


狙うは...あたいの真下の地面!


アーケ:「うぉりゃー!」


ドゴッッッ!


うわぁ想像以上の音量でた!自分でもビックリしたぁ...でも、その分爆発の威力も高いはず!

この【ドゴッ】の爆発はダメージ的威力は低い。

でも、爆風というか、圧的なのにその分特化してる。だから、【ドゴッ】の爆発を利用して大ジャンプ...というか吹き飛ぶことが可能なのよ!


アーケ:「これでひとっ飛びじゃあぁぁぁ!」


ヒマリ:「うぁぁぁあぁああああ!天井にぶつかるぅぅぅぅぅ!」

読者:これクリスマスの意味あるんか...?

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