殿方
21時にお待ちしています。次回作、また今日もよろしくお願いします。
そう、昨日の夜も殿方に会いました。
ニ度目に逢うものその殿方…特別な人物にございます。
いつしか…
理性を失いそうになる。そういった持ち主のようにも主にも思われます。
唇の相性がいいのでございます。その唇は、今までの男性にはありませんでした。
いつもその唇を合わすことがとてもとても、嫌いな私でしたが、こんなにも良いものだと、私はその唇に夢中になってしまいそうな予感にございますが、
いや、私の業、行いには、金銭がついて回りますので、無理矢理こちらの都合では会えないのですよ。
私はその殿方のやさしさが、こまめさが、大事にしたいと思うところにございます。
殿方は、私よりも五つほど年上にありますが、私のこういった言葉を、大切にしてくださります。
「頭に新しい風が吹き込んでくるようにも思える」
と言ってらっしゃいました。
「人の意見は聞く耳も持つことの大事さが分かってきた」
とも言ってらっしゃいました。
「すべてはうのみにはしないけどもね」
とも言ってらっしゃいました。
私は、その方は将来、組織のリーダーにでもなる方なのかとも思いますし、しかし、謙虚なお方です。
石橋をたたいては…危険な道を選ばず、それは言えば、臆病者として見えることもありますが、もし上の立場になられる方だと、少しは必要になってくるかとも思われるとこです。
なぜなら…人の生活もかかってくることになるし、どんな人をどんな方々を導いていかなくてはならないお人になられるかもしれない。
物事には、こだわりと執着が必要になってくるでしょう。
私はこの殿方にまだ二回しかあってはいませんが、いろんな言葉を交わしましたし、聞いていただきました。
私は、石橋の話をし、そして、
「今現状、石橋の上に立たれているので、そんなにたたかなくてもいい。
もし、独り立ちなどした場合や、危険な橋になった時には、その橋を作ればいい。
たたいてきたので、そう、作ることはできるでしょうに…」
と話しました。
とてもとても、面白い話だと聞き入ってくれていました。
素直なお方で、羨ましい事は羨ましいと、はっきり言うお方です。
「羨ましいとお言葉にできる方は凄い。普通なら、言わず、ひがみます」
と、私が言いますと
「そういう心は持ってはいないから」
私は安心しました…。ホッとしたところにありました。
羨ましいと思うことを自らの中に吸収しようとするお方でした。
一度は受け止めて吐き出せる。そんなお方だと思いました。
もっともっと。次があれば…
もっとこの殿方に逢えば楽しいお話ができるのではないかと思います。
そう契りの行為も、楽しいものにございましたし、気持ちよさそうなお顔が、思い出されます。
私は、夢中にはなれることはないでしょうが…
成ってはいけないお方でしょうから…
ここまででこのお話は、終わりにしたいですね。