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花魁道中夢街道~みだれ髪~  作者: 春はあけぼの
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違い

違いを考えていきたいとこの章では思います。


売春婦が花魁?


花魁は売春婦?


違います。花魁は奇麗な娘を去らっては…昔々、江戸でもどの時代でも、花魁と呼ばれるもののほとんどが、奇麗な美しい娘だったはずです。


親に使え、親に愛され、親を愛し、従順な娘だったはず。


そそ、只々、使えるものとして、一人のために使えるものとして育ってきた方が多い。


ある日、連れ去れた後に待つ、死をも覚悟しなけれなばならない環境。


遊女屋…


遊廓。(ゆうかく)


そう、男性が男共の夢の世界。女が悲鳴を上げる世界です。


レイプ今でいう。無理やり…そう強姦です。女はいきなり花魁になるのではなく、

最初は、最初はとことん男を覚えさせられる…ひどく悲しい女の心がへし折られ…苦しみしかない水の世界です。


男性は欲を満たせば、その世界から去り、残る女はまだまだ男を覚えさせられ、まだまだ天女には成れずも、世界を旅立ってこの世にいない存在になってしまう。


そんな苦しみを味わはなければなりません…。


花魁は天女になる存在なので、決して売春婦ではない。


お金、金銭だけのことは決してないのです。人の心に触れ、そして癒し、


そして愛されていく。その場だけの愛という悲しい感情をいつもいつも心にその人を刻みながら、一人一人を記憶し…身を預け、尽くすだけ尽くせるのが…その花魁業なのです。


売春婦…はどうかはわかりませんよ。私は花魁です。


売春婦だった時代があるとするなら…私は本当にその土地、館を離れてよかったと思っています。男共も女も、それはそれで成り立つ時間もありますが…。


私の花魁業の一番は気持ちに触れる…そう心から愛す時間を持つことです。そして、愛される体になるのです。


この違いは分かっていただけ賛同してくれる方がいらっしゃるかどうか…?


でも私は自信がコンプレックスと同じくらいにあります。


いつかは、誰かに認められる存在になりたいだけなのですから…誰かに支え支えられる存在になるといつかとは思います。その為には…


告白という行為をしてみると私はいいのだと思います。


打ち砕かれようとも…そりゃこんな業をしているわけですから、そうそうできないのは分かっていますし、今では無理やり先走ることもなくなり生き急いでいる自分も見当たらなくなるくらいのいいお年の私ですからね。


花魁は人間であって…魔女やそういう類の魔物だという事ではないことだけは覚えていて欲しいです。

今日は投稿、ここまでにしておきたいと思います。明日も投稿します。よろしくお願いします。


また、20時投稿、お楽しみにしてもらえるでしょうか?そうだと嬉しいです。

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