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花魁道中夢街道~みだれ髪~  作者: 春はあけぼの
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花魁の悩み

悲しきかな美しきかな儚きかな理解あるまじき


そんな花魁像に私は憧れ、日々衰えはあるものの、まだまだ成長し、


思考を花魁を私なりに理解した時から私は楽になりました。


花魁は苦しんでいるのですよ。肯定されることは一生ありませんから。


自分を責めて責めているのにもかかわらず、って人は多いと思います。


私は、思うことが多い。全部の売春婦が頭をよぎっているからなのです。


自分自身を攻め、他人からも責められ、いつしか、心が折れてしまい。


私も思う存分…孤独は、一人理解されない心は持ち続けているといった時が大いにあり、


もう一生女友達など出来ないできるはずがないといった人生ですから。


寂しさがついて回るしかない時期も多々、いや、まだ


あるのですよ。


何度も何度も何度も、何年にわたり、こういうことは辞めたいとか、本心から楽になりたかった時期が本当にあるのです。


男性は私みたいな人間を理解し、養うといったことはないと思われます。


花魁の私は、善か非か…さえも分からない。しかし、生きている。


いくらのけ者にされてしまおうが…生きていく。食べていく。美しく着飾る。


何かのために生きているのであります。


何かと、自分自身も自分のことを分かってやれるようになれたのは、つい何か月か前。


そう自分を花魁として認めてあげられた時からです。


男性に抱かれ…そして美しさの頂点をも、何のためかを説いた時からです。


私は外見は前にも言ってますけども、大したことないです。それよりかはきっと、


外見にはコンプレックスをまとい生きている人間です。


それをも、自分自身では気づいていなく…コンプレックスなどないなどとも思っていますが、全身自信のない塊なのです。


でも、私は好きにはなりません。簡単には…。好きでも、すぐに諦めて何も言わずどっかに去ろうとしてしまう傾向があります。


なぜ?私は好きな人に好きとも言えない。とてつもなく大きなコンプレックスを抱えているのだとも思います。


まだ、生きてきて…告白などは


一度たりともしていませんし…されません。


しかし、一回だけ責任をもって付き合うかどうかは聞かれたことはある。そう。


思い出しました。あの時はこれが、最初で最後のまともな付き合いだった。


そういい人を無下にしてしまったと…未だに付き合って結婚まで考えてくれた若すぎた、初めてのいい人でした。


その頃は、ここまで人生の半分も想いがあることになろうとは、一切思っていませんでしたね。


とてもとても、旦那さんにしたら安定もし、家庭を今で思ったら、確実と言っていいほどのいい専業主婦していたと私は思います。次があるとしたら…


私は、私の考えは、尽くせるだけ尽くしていきたい。しかし、処女の時のように…

人選びはすごいですよやっぱり。


どんなに好きな相手でも疑いや、軽い気持ちで会ったりは出来ませんし、お金という魔術で、私は乗り越えれない壁を作ってしまっているのですからね。


でも、花魁は…


そうなれない宿命です。誰とも契りを交わしながら、しかし、その場限りが契約です。


誰とでも寝る。そして、誰をも愛す、愛される体なのですからね。


良い人生としても。それをも、いい人生と私は思わないと、誰をも受け入れる、そう男共を喜ばせるだけの体ですから…私は、他の顔のプライベートの時でさえ、こういう文章を書き綴っている今でさえ…


親に死人として生かされている現状を、強くは生きられないでしょうからね。


良いひと時を過ごしてもらうように努めていかなければ、どんな感情の渦が蠢くかは分からないのですから。


花魁道中は恐ろしく…汚く…美しく出来なければ、只々、怖い世界のようにも感じます。


私は、出来るだけ…こういった世界は、誰にも一回やニ回でさえも…知ってほしくない。


と、心から思っていますし、でも、それが自分を孤独化させてるとしても、私は私だけでいいと思っています。そんな私のそばにいる男の話でも次お聞かせしたいですね。


私は…食事はつくって上げますが、一生好きになれそうにない男性のお話です。そりゃ、床も一緒にしてきた男性ですが…


ただの腐れ縁です。そういった、話をしますね。


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