成長させもする
花魁…幸せにございます。いつしか、悪さをしているとも思わない時が来ることはないでしょうが、こんな風に思います。
花魁がこの世…この時代にいてもいいやん
花魁さんが。この世の中に…
居てもいいやんと思います。
美しさの頂点を極め
男共を…
成長させもし。
落としもする。
その人にしかできない。
美しき…人生じゃない?
人よりも優しく、物知りで…
誰かしらなれる物じゃない…
花魁さん。
…
では、長々と私の話聞いてくださりありがとう。
私は、人間味のある殿方たちとともに…これからも淫らに…そして淫らにして、その契りを大切なものとして生きていきたく思うのです。
私は若くはない。昔ならもう引退の年にございますが…なんせ、私心は、声はまだまだ幼い。
まだまだ、芽生えたばかりの花魁にございますので…どうかどうか見放さずにいてもらいたいのですよ。
まだ、私は成長させていかなくてはならない方たちがいます。
聖女とし、そして紳士として会ってくださる方々と、もっと高みを持って…
これからも殿方たち、私はあなた方とともに乱れもしますが、美しく、そして、いやらしい時間を共にし、
話をし、それを吸収し、そうあなた方の為に生きていければ、それでいいのだと思いますよ。
女は…独りではないがって話をしていきましょう。
そして、私を時に選んだことを後悔しないように、殿方たちもとも戯れていきたいですね。
戯れる…
遊びですから…真心を持つ前に、この花魁はお切りくださいね。
あなた方には…きっときっと守らねばならぬ人たちがいる。私は大丈夫
なぜなら…
私は…
花魁そのものになっていくからなのですよ。
たわむれなくては、何も事をなさず
ですよ。
詩にありました。
~あそびを~せんとや~うまれ~けん~
です。平家の詩にございます。この世、二つの性がある。男と女
楽しく生きていきたいものですね。では…
私の続く物語…続いていく物語を、これから先にもある未来にも私自身ありがとうと言えるように。
ありがとうございましたですね…。いつかは私の続きを…
おわり
こう私が終わりをかけえるという事は、今は幸せなのでしょうね。
続きがありかないかと言えば…私はたのしみにしていてくださいと言います。
この花魁業とは嫌でも、嫌じゃなくても…
いつかは絶たないといけないとこにあります。
現在は、そういう人は存在しません。表向きは。
沢山の悲しい人たちはいたとしても、しかし、皆さんどこかで思われているのではないですかね。
堅気。
そう人間らしく人と話、大切にされて、大切にするという学びをしたいのではないでしょうか。
私は悲しい言葉よりも、自分を癒すためのいい言葉をこれからも使って…
この文章たちの終わりを見届け、これまでにもない。
大切な時間を体に刻むようにしながら…いつまでもいつもでも暮らしていこうと思います。
ありがとうございました。これからも、よろしくと皆様に言います。