独り言
ふと思ったことを思いついたままに…
わかってる…そんなことは誰に言われなくてもわかってるんだよ……
何度もそう心の中では叫んだこともあった…
それでも話しかけられると村の名前を教えるのが精一杯で、たまに全然話しかけもせずに駆け抜けていく人もいるが、逆に何度も何度も話しかけてきて『コイツの記憶力…大丈夫か?』と心配になる人もいる。
それはいい…記憶力皆無だろうがガン無視だろうが『気に病む』などという繊細な時期はとうに過ぎた。
それより未だに怒鳴り散らしたくなるのがどこからともなく聞こえる謎の声だ。
「それさっきも聞いたwww」
「他のセリフ言ってみろよ」
「スリーサイズ教えて下さ~いww」「ばっww 男のなんかいらねぇだろwwww」
「そればっかりで飽きないのwwww?」
………飽きるわ!とっっっっっっっっっっっっっっっっくに飽きてるわ!!
こちとら毎日毎日どこかで話しかけられては村の名前を答えるってのをやってんだよ!
俺だってたまにはどんな言葉を口にするか選びてぇわ!
同じこと言うヤツの周りうろちょろして何回も話しかけて嘲笑いたいわ!
お前ら『自称:勇者』は魔王を倒すっつ~命の危険を伴う職業だからって声に出せるセリフが多いってだけでホントは俺たちとそんなに変わらないこと解ってんだからな!
お前らの言葉の『選択権』は『危険手当』ってことなんだよ!
だからさっさと旅立てよ!
そんでさっきからお前はなんなんだ!?
そいつはお前に話しかけられると手足をバタバタさせて汗も飛び散らせて「たたた大変だ~!西の森に魔物が出た~!」と叫ばなきゃならないんだよ!
話しかけられたらお前が離れるまでは手足をバタバタさせて汗を飛び散らせてなきゃならないんだよ!
そろそろ疲れが見えてきてるからいい加減勘弁してやれよ!
それ以上やってると「・・・・・・・・」『何も言わない。死んでいるようだ』係に回されちまうんだよ!
あそこは意識だけはハッキリしてるのに動いちゃいけない、喋っちゃいけない、息止めるって、一見寝ててもバレないから楽って思うだろうけどホントに寝たら今度は『勇者の前で切り殺される』係に回されるんだよ!
可哀想だと思わないのか? お前に人の心はないのか!?
おっと…そろそろ次の勇者が来たようだ。
「ようこそ!ハジマリの村へ!」
誤字脱字報告はありがたいです。
酷評はオブラートに包んでもらえると瀕死で踏みとどまれると思われます(;꒪ㅿ꒪)ドウカアイヲ…
ゲームはほぼほぼしたことがない人間が自分の眠気覚ましにボケ~~っとキーを叩いて出来たモノなのでクオリティなんてものは地底を掘り進める勢いのゴミです…
ごめんなさい⊂⌒~⊃´ཀ`)⊃