プロローグ
初めまして廻蹉駄です。今回、異世界転移を書いてみる事にしました。
ぜひ読んで廻てください。
僕の名前は有田兵太郎。普通の高校に通う普通の日本人だ。
周りと違う点といえば、オタクで、クラスでは浮いていて虐められている事そのくらいだ。
水を書けられてり、物を捨てられたり、殴られたり。しかし、僕にも春が来たと思った。
何かって、それは今学年一の美少女に告白されている事のはずだった。
何故そのようなことを思い出しているかだって?
それは、今の自分の状況が理解できていないからである。
時は、少し前に遡るーーー
「好きです。付き合ってください」
「え?」
校舎裏での突然の告白に僕は驚き、聞き返してしまった。
何故なら僕は運動神経も見た目もほとんどが中の下だし告白される理由が思い浮かばなかったからだ。
自分の特徴を上げろと言われればせいぜい記憶力が良いという程度。
しかし、学校には喋る相手もいないし、ましてや友達もいないので誰も知らない。
喋ったのも入学式でほんの少し。思い当たる節は見つからない。
考えていると
「嫌なの?」
と聞かれてしまい、反射的に
「お願いします」
と、答えてしまった。
すると、女の子は泣き出してしまった。
急に泣き出した事に驚いたが嬉し涙なのかと思っていたが、理由はすぐに分かった。
曲がり角から見知った集団が来たからである。
その集団とは、いつも僕を虐めてくる集団だった。
「かわいそー」
「あーあ、泣かせちゃった」
などと口々に言っていた。
そして、僕は絶望した。
それはリーダー格の男の言葉にだった。
「本当にその子がお前の事が好きで告ったと思ってるの?まじで笑えるんだけど。ジャンケンで負けたからに決まってんじゃん。さすが童貞」
その言葉を聞いた時、僕は殴りかかっていた。
勝てるとは思っていなかったがせめて一撃でもと思った。
しかし、現実は甘くなかった。
一撃を当てるどころかただ返り討ちにあうだけであった。
その中で僕は願った・・・
強くなりたい・・・こいつらに復讐できるぐらいの力が欲しい・・・
そして、泣きながら家に帰った。
投稿日は不明ですが、気が向いたら続きを見てくださるとありがたいです。