第6話 初心者講習 武術訓練
初心者講習2日目 武術訓練
マリアさんと一緒に受付を済ませ 冒険者ギルド地下1階の武術訓練場で、
3人の武術スキルは 俺が初級の剣術と体術、ツクヨミが初級の槍術、スサノオが初級の杖術を取得していると伝えて。
入念なストレッチや其々(それぞれ)の使用武器の型訓練などで身体を解してから武術訓練を開始した。
俺たちは【神々の箱庭 アカシック】に転生修行に来た事によって、日本の最高神である三貴神の知識はあるが スキルが初期化されいる状態だ。
始めに、武術や格闘などの戦いの基本である 体を意識した通りに操作できるようになる為の 『身体操作』の説明と習得方法を詳しく教えてもらった。
座禅を組み 瞑想によって精神を集中させ 意識を内蔵・骨格・神経・筋肉など体の隅々まで張り巡らせ 高天原での知識も応用し 身体構造を理解して 意識と身体を同調させると『身体操作』のスキルを取得出来た。
次に、対人戦・対魔物戦どちらでも 不意打ちの回避や 気配詠みの為 『気配察知』『気配感知』などのスキルの説明や習得方法を詳しく教えてもらった。
『身体操作』を取得した時と同じく 座禅を組み 瞑想によって精神を集中させ 自分の周りの気配を感じる事を意識していると スキルマスターの効果だと思うのだが 一緒に訓練場に居る3人の心臓の鼓動まで感じ取る事が出来る様になり 『気配感知』のスキルを取得した。
序に より危険な気配を察知出来ないかと考えていると『気配察知』のスキルも取得出来た。
ステータスで確認すると
『気配察知』と『気配感知』は どちらも【パッシブスキル】で、ほぼ同様の効果があるスキルであり 取得者の性格などにより どちらか一方のスキルを取得出来るとなっていたので 両方取得出来たのはスキルマスターの効果だと思う。
『気配感知』スキルは 常時周囲の気配を感知する能力。
『気配察知』スキルは 常時周囲の気配を察知する能力。
両方のスキル共に 周囲の敵意や殺意などの気配には高反応をして確実に知る事が出来る様だ。
『気配感知』・『気配察知』を所得してから 今度は逆に、気配を発生せず 気配を隠蔽遮断する『気配遮断』の説明と取得方法を教えてもらった。
まず 足音が発生しない様に意識して歩いたり やはり座禅を組み 瞑想して精神を集中させ 自分の気配を極力発生しない様に意識していると『気配遮断』のスキルを取得出来た。
そして 『身体操作』『気配感知・察知』『気配遮断』を意識して瞑想をしていると午前中の講習が終わったので、
4人で冒険者の宿に戻り食事をしながら ツクヨミとスサノオのスキルの取得状況を確認すると
ツクヨミは 武神スキルの効果により 『身体操作』『気配察知』『気配遮断』のスキルを。
スサノオは 本来の武神としての経験により 『身体操作』『気配感知』『気配遮断』のスキルを取得した様だ。
午後からは 2組に別れ 体術の組手や 武器を使っての訓練をした。
俺は天照流武術を使い、スサノオは凄ノ雄流武術を使い
俺たちは元々大神であり 様々な武術を吸収して お互いに武芸十八般など色々な武術を修めていたので。
無手での格闘術や体術である 当身・絞め技・関節技・極技・投げ技などの徒手空拳
柔術から始まり合気術・打拳術・打脚術・捕手術を お互いに相手の攻撃を読み 間合いを読み 虚実を交えて 午後3時の休憩まで組手をした。
3時の休憩後から講習の終了まで 俺が木剣をスサノオが棍棒を使い お互いに剣術と棍術を駆使して 一進一退の模擬戦での訓練をした。
午後5時に2日目の初心者講習が終わり、冒険者の宿に戻り 4人で夕食を食べながら講習での反省会を・・・。