表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルマスター  作者: あきと
第1章 神々の箱庭 アカシック
6/11

第4話 冒険者の宿

 外を見ると日がかげり薄暗くなっていた為 ギルド直営の宿屋に泊まる事を決めて。

冒険者ギルドから同じ敷地内にある『剣と杖が交差する寝台ベッド』の看板が目印の建物、冒険者ギルド直営の酒場兼宿屋 『冒険者の宿 創世神の国 神都店』に移動してきた。

また 冒険者ギルドの敷地には、大型の魔物などの買取をする『素材買取所』 及び 有料で魔物を解体する『解体所』、勿論 冒険者の馬車や従魔を預ける厩舎きゅうしゃもある。


『冒険者の宿』の説明を女将にしてもらい。

この宿屋の1階は 酒場になっていて 料理好きで調理スキル持ちの元冒険者達によって調理場が仕切られ酒場として運営され、

2階以上は 家事スキルや清掃スキル持ちの元冒険者によって 宿屋として運営されているそうだ。

この宿の最高責任者は 『創世神の国 冒険者ギルド本部』のギルドマスターであり、

宿の支配人は 3人居るサブギルドマスターの1人であり 酒場と宿屋を管理運営していて、

酒場は料理長が 宿屋は女将が支配人の補佐として それぞれの持ち場を切り盛りしている。

 尚、3人のサブギルドマスターは 冒険者ギルドの受付業務や依頼クエスト管理の責任者、

素材買取所及び解体所の責任者、それと宿の支配人の3人だそうだ。


 宿泊料金についてたずねると 初心者講習者中のH級(仮級)と 初心者講習修了者G級(初級)の低位冒険者は、最長1ヶ月間は 1泊3食付き1人銀貨5枚(5千G)特別割引料金(通常料金の半額)で宿泊出来るとの事だった。

 そして これから1ヶ月間お世話になるので支配人・料理長・女将の名前を聞いたら、名前も教えてくれたがそれぞれの役職名で呼んでもらえれば大丈夫との事だった。


 冒険者の宿の受付で女将に 1泊3食付き1人銀貨5枚(5千G)特別割引料金の個室を1ヶ月間借り、36日分の宿泊費 1人当たり金貨18枚(18万G)を前払いして。



そして、マリアさんへのお礼と『神々の箱庭 アカシック』での初めての食事を マリアさんの分も合わせて女将に注文した。


 創世神の国の食事は 現代日本の日本料理とほぼ同じであるであるが 素材によっては『アカシック』の方が美味い料理が多い話を祖父神などから聞いているので お薦めの料理をお任せで4人分注文したら高級料亭の様な食事が出てきた。

ただし、一品ごとの量の多さや品数の多さには些か驚いた、はっきり言って4人で食事をする量では無かった、10人前いや20人前の量だった。

 まず驚いたのは 6人パーティーが一度に座れる180×120cmのテーブルに置かれた1m以上の舟盛りの刺身。

まぐろの大トロ・中トロ・赤身・炙り、かつおの皮付き・皮なし・たたき(土佐造り)さけなどの各種赤身魚。

くえ・甘鯛あまだいひらめなどの白身魚。

あじいわし秋刀魚さんまなどの青魚。

牡蠣かきあわび帆立ほたて・つぶ貝などの貝類。

極めつけは直けい10cm以上の太さで30cm位に切り揃えられたかにの足・殻(甲羅)が剥かれ甘蝦あまえびの様になっている伊勢海老いせえびサイズの海老などの甲殻類。

雲丹うに、いくらなど色々な種類の大量な刺身。

 肉料理には 500g以上ありそうなステーキ・肉汁が溢れ出しているハンバーグ・鶏肉の照り焼き・すき焼き・しゃぶしゃぶ・など。

 天婦羅てんぷら・唐揚げ・フライドチキンなどの揚げ物。

 酢の物・茶碗蒸し・吸い物・漬物・和え物など箸休め。

 先付・寿司・焼き物・サラダ・色々な果物やデザートなど テーブルいっぱいに並べられた全部で20品以上の料理の数々・・・。

 必要不可欠な 日本酒・ビール・白ワイン・赤ワインなどの色々な酒。



俺達は3人は あまりの料理の量に度肝を抜かれて

 「マリアさん、この世界の料理は4人分の食事でも これ程大量な量なのですか?

どう見ても 20人前の量があると思うのですが・・・。」と聞いてみた。

「いいえ、通常の食事の量は 神子様達の世界と変わらないと思います。

この食事は 神子様達が御降臨されて初めての食事ですので お力の補給の為に大神殿と冒険者ギルドにおいて各種食材を調達及び調理させていただきました。」


 「この国の料理は 俺達が見守っていた国の料理と同じ様ですが、俺達の世界では日本料理と言いますがこの世界では 何料理と言うのですか? やはり大陸名からとってムー料理でしょうか?」と聞くと、

「はい この大陸名をとってムー料理とも言いますが、同時にこの大陸は日本環状列島大陸とも言いますので神子様方の世界と同じく日本料理とも言います。」と答え。

「また この世界の食材は魔力を含んで居ますので、御子様方の世界より美味しいとの話を転生者様方より伺っております。」


色々な話をしながら食べていると 絶対に食べきれないと思っていた大量の料理なのだが、この世界に転生して初めての食事の為 体がエネルギーの吸収を必要としていた様で無理無く食べる事が出来た。


食事が終わり 

「マリアさん 今日は神都や冒険者ギルドまで案内して頂き、有難う御座いました。

また 明日からの初心者講習も宜しくお願いします。」

とマリアさんに代表してお礼を言って別れ、冒険者の宿の大浴場で入浴して、明日からの初心者講習に備えて各自の部屋で休む事にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ