第3話 冒険者ギルド
第4話 冒険者の宿 に矛盾が無いように修正(6月25日)
第6話 初心者講習 武術訓練 に矛盾が無いように修正(7月31日)
初級 杖術 ⇒ 初級 棍術
創世神の神域から 大神殿の祭壇の前に意識が戻って少し時間が過ぎた頃 天使族の女性神官が
「神子様方、創世神様への謁見は恙無く(つつがなく)お済みでしょうか。
創世神の聖女を務めさせて頂いてる『マリア・クリスティナ』と申します。大神様より御子様方のお世話を申し使っております。」
聖女マリアに 創世神の国は各大陸の中心に1国ずつあり、この国は『ムー大陸の創世神の国』だと教えてもらい、神都を案内してもらった。
また 神都の案内板や冒険者ギルドへの道中に教えてもらった話によると
【神々の箱庭 アカシック】の国々は、 神々の神殿や神々の迷宮の神域と 王宮や行政機関を中心に王都が造られ 王が神の神託で選出され大神官達と貴族との協議によって国家運営されている。
創世神の国の王都は 高さ100メートル程の小山に創られ 大神殿がある事から創世神の神都と呼ばれ、中央区・貴族街・ギルド街・平民街・生産街を城壁で取り囲んだ5重構造になっている。
第1層は 2キロ四方の中央区に 、創世神の大神殿を中心に、南側に創世神の大迷宮と神都民の憩いの場である公園、北側に王宮、西側に王国の行政機関、東側に『創世神国総合学園』などの学術機関が創られている。
第2層の貴族街は、中央区の城壁を4キロ四方の城壁で取り囲んだドーナツ型の貴族街に 国内各地の領主など貴族の神都での邸宅がある。
第3層のギルド街は、貴族街の城壁を6キロ四方の城壁で取り囲んだドーナツ型のギルド街に 冒険屋ギルド・商人ギルド・魔術師ギルド・錬金術師ギルド・治癒師ギルド・薬師ギルド・鍛冶師ギルド・木工師ギルド・革細工師ギルド・裁縫師ギルド・彫金師ギルド・ティマーギルドなどの各種ギルドを中心にした冒険屋街・商人街・各種職人街・医療街・従魔牧場などがある。
第4層の平民街は、ギルド街の城壁を8キロ四方の城壁で取り囲んだドーナツ型の平民街に 神都で働く住民や職人や冒険屋などが多く住んでいる集合住宅がある。
第5層の食料生産街は 平民街の城壁を10キロ四方の城壁で取り囲んだドーナツ型の食料生産街に 神都で消費される食料を生産する 水田・小麦畑・野菜畑・果樹園などが広がっている。
また 神都の周辺には、東には清流が流れ込む湖があり魚を獲って神都で売る漁村が、西には木材を生産する森と樵達の街、北には金属加工の為の鉱石を採掘する為の鉱山・鉱石と金属板を生産する街、南には米や麦などを生産する村などもあるようだ。
俺たちは 木造の壮大な大神殿から東西南北に延びる両端と中央分離帯に高さ3m程の街路樹がある全道幅約50mの大通り
(上りも下りも共に 片側3m3車線の獣馬車道と 高さ1m程の街路樹を挟んで 人力車や荷車など低速道と自転車など中速道の3m2車線の2輪車道と 5mの歩道がある大通り)
の歩道を歩いて 南に移動して創世神の大迷宮の横を通り過ぎ、風景や公園を楽しみながら 左右の公園のなかを下り、貴族街や貴族街の大路を通り過ぎ、ギルド街の大路との交差路付近にある注連縄の上に 冒険者ギルドと書かれた『剣と杖が交差する盾』の看板が目印の巨大な木造3外建ての出雲大社の拝殿仕様の冒険者ギルドまで移動してきた。
冒険者ギルドのドアを開けマリアさんと共にギルドに入ると 時間帯が良かった様で冒険者は少なくカウンターの数多くの窓口は無人で、中央付近に居るエルフ族の『アンナさん』・獣人族の『ドォナさん』・魔族の『トロナさん』の3人の受付嬢の名前をマリアさんに教えてもらい 窓口が全て空いていたので別々の受付に向かった。
「「「(ムー大陸)創世神の国 冒険者ギルド本部にようこそ!」」」
と受付に居る受付嬢達に挨拶をされ
「マリアさん 案内ご苦労様です。」
「今日はどのような御用でしょうか? 失礼ですが初めてお見掛けする様に思うのですが?」
と中央に居るアンナさんが代表して聞いて来たので
「冒険者登録をお願いします」と大神殿で貰った仮身分証を提示した。
ドォナさんが「この用紙に 名前・種族・年齢・職業・職業スキル・レベル・冒険者強度・得意な武術と得意な魔法など必要事項の記入をお願いします。」
名前 :アマテラス
種族 :神人
年齢 :15
職業 :無し
職業スキル:スキルマスター
レベル :1.0
冒険者強度:10
得意な武術:初級剣術 初級体術
得意な魔法:初級空間魔法 初級時間魔法 初級次元魔法
名前 :ツクヨミ
種族 :神人
年齢 :15
職業 :なし
職業スキル:武神
レベル :1.0
冒険者強度:10
得意な武術:初級 槍術
得意な魔法:初級空間魔法 初級時間魔法 初級次元魔法
名前 :スサノオ
種族 :神人
年齢 :15
職業 :なし
職業スキル:魔法神
レベル :1.0
冒険者強度:10
得意な武術:初級 棍術
得意な魔法:初級空間魔法 初級時間魔法 初級次元魔法
と各々に記述した。
「登録ありがとうございます。 未登録でしたのでH級の仮級冒険者になります。
この仮級冒険者用ギルドカードのツリーカードに魔力を登録する為、魔力を流して頂きます。
ギルドカードですが、ギルドランクのランクアップする事で 上位のカードに更新されます。」
「ギルドカードは 犯罪者・魔物などの討伐する事で 魔力を感知して神の御技により討伐情報が記録され 立体スクリーン表示する事で依頼の受注状況や討伐状況なども確認できます。
また ギルドカードは 全てのギルドで使用できる 銀行口座のカード機能を業務委託により登録して利用しています。(※商業ギルドのメイン業務のひとつである銀行業務)
ギルドカードの再発行には白金貨1枚(10万G)ほど掛りますので無くさない様に気を付けて下さい。
D級の上級冒険者の銅ギルドカードから上位のカードは、カード型の他に 時計型ギルドリングや腕輪型ギルドリングがあり 高位冒険者の証として使用されます。」
俺たちは魔力を流し一瞬光ったギルドカードに、必要事項を登録してもらってからカードを受け取った。
「冒険者ギルドの説明は必要でしょうか?」
と受付嬢が聞いて来た。
「初めてなので 説明をお願いします。」 俺が代表して応えた。
「はい ギルドについて説明させて頂います。
「冒険者ギルドは『魔物の捕獲及び討伐』・『犯罪者の捕縛及び討伐』・『各種素材の調達や採集』・『商隊などの護衛』・『傭兵業務』・『特殊』など多岐に渡る仕事の依頼を斡旋する組織です。
依頼の種類として
【常時依頼】は、常時発注している依頼で 主にゴブリンなど害獣や魔物討伐の報告時や 魔石や薬草の納品時などに 受注処理する事により依頼達成とみなされます。
【通常依頼】は、基本的な依頼であり 冒険者が自分のランクより1つ上のランクの依頼までを 各ランクの掲示板より選び 依頼書類を受付に提出する事で受理する事ができます。
【指名依頼】は、冒険者やパーティーを依頼主やギルドなどが直接指名する依頼です。
【緊急依頼】は、魔物の氾濫等の各種災害の発生時などに 領主や国からの依頼をギルドの命令によって冒険者が強制的に受けていただく依頼です。
『護衛依頼』及び『傭兵依頼』の違いは
『護衛依頼』は 魔物や犯罪者の討伐又は逃げるかを依頼主との協議して冒険者の判断で決める事ができ、魔物や犯罪者の装備や素材などは討伐者に所有権があります。
また『傭兵依頼』は 戦争等への参戦などや 魔物や犯罪者の討伐又は逃げるかを実力以上の敵で無ければ基本依頼主の判断で決める事ができ、魔物や犯罪者の装備や素材などは依頼主に所有権があり、その代わり依頼料が『護衛依頼』の2倍程度の高額依頼になっています。」
「依頼失敗時には 報酬額の50%の違約金が発生し、違約金が高額な理由として無理に高ランクの依頼を受けるのを抑制する効果によるのもです。
また、自分のランクと同等以上の依頼を5回連続して失敗しますと 能力不足の為1ランク降下しますのでお気を付けて下さい。
ギルド罰則として
軽犯罪・軽犯罪行為の加担 及び 禁止事項・規約違反した場合には、罰金及び1ギルドランク降下。
犯罪・犯罪行為の加担 及び 著しい禁止事項・規約違反した場合には、罰金及び2ランク降下。
極めて悪質な禁止事項・規約違反した場合には ギルド登録の抹消します。
特に 重犯罪行為には、即日ギルド登録の抹消と 騎士団への通報及び連行しています。
ギルドランクは ギルドポイント及び必要冒険者強度の条件を満たしていれば 1ランク上昇します、目安としては依頼達成件数10件なのですが 国や領主・各種ギルドからの依頼は基本の報酬額でギルドポイントを高めに設定されています。
特別強力な魔物を倒した時には 敵の強さに応じた飛び級制度があり、
また、騎士から引退や転職・傭兵からの転職する場合など 戦闘力の高い者も居るので飛び級制度を利用出来ます。」
「冒険者ギルドの依頼や買取は 源泉徴収により税金が引かれており、神都・王都・各都市・各市街村の出入りの入街税は無料になっております。」
「この建物ですが、1階は冒険者ギルドの受付などギルド業務、2階は武器や道具や雑貨などの売店 及び 武術書や魔法書・魔物や薬草の各種素材などの為の簡易図書館、3階はギルド長の執務室・各種会議室・職員の休憩室・合宿場などの為に基本立ち入り禁止にしていまし、
地下1階は武術訓練と地下2階は魔術の訓練施設になっております。
魔物や各種素材は買取受付で買い取れるのですが、大型の魔物は建物裏の素材置場及び大型魔物解体場にて買い取っております。
また この建物の隣に冒険者ギルド直営の酒場 及び 宿屋を運営しており、冒険者の方々の情報交換の場になっております。」
冒険者ギルドでの説明をまとめると
この世界には ファンタジー世界特有のランク分けがあり 全てのギルドのランク分けや「武術」・「魔法」・「武器」・「アイテム」のランク分けは共通しているとの事だった。
「各種ギルド」・「武術」・「魔法」・「武器」・「アイテム」などのランク分けは
未登録及び無表示⇒仮級⇒初級⇒下級⇒中級⇒上級⇒特級⇒極級⇒聖級⇒王級⇒帝級⇒皇級⇒神級
段位 階級 階級 カード 必要冒険者強度及び各種ギルド報酬
12階位 EX級 神級 魔金剛 1000億(G)
11段位 SSS級 皇級 魔白金 100億(G)
10階位 SS級 帝級 魔 金 10億(G)
9階位 S級 王級 魔 銀 1億(G)神皇貨 1枚から
8階位 A級 聖級 白 金 1000万(G)皇帝貨 1枚
7階位 B級 極級 黄 金 100万(G)王 貨 1枚
6階位 C級 特級 銀 10万(G)白金貨 1枚
5階位 D級 上級 銅 1万(G)金 貨 1枚
4階位 E級 中級 鉄 1000(G)銀 貨 1枚
3階位 F級 下級 錫 100 銅 貨 5枚
2階位 G級 初級 石 10 銅 貨 1枚
1階位 H級 仮級 木 1 銅 貨 1枚
一般的に冒険者ギルドや傭兵ギルドでは
H級(仮級)・G級(初級)は低位冒険者や傭兵、F級(下級)・E級(中級)は中位冒険者や傭兵、D級(上級)・C級(特級)は高位冒険者や傭兵、B級(極級)・A級(聖級)は達人位冒険者や傭兵、S級(王級)・SS級(帝級)SSS級(皇級)は亜神位冒険者や傭兵、EX級(神級)は神位冒険者や傭兵と呼ばれる。
※※※※※ EX2級(大神級)・EX3級(超越神級)などの神クラスのランクも神界の神々には存在するが、各種ギルドには神級以上のランクは存在しない。※※※※※
また H級(仮級)は15歳未満の孤児などの救済(清掃・草取り・ゴミ拾い・荷物運びなどお小遣い程度のアルバイト)の為や 初心者講習を未受講または受講中の冒険者や傭兵のランク。
冒険者や傭兵のランクは 同じランクの魔物を単独討伐が出来る強さで、
高位の魔物が 群れ等の集団行動している事を想定して、各個撃破の単独討伐が基本である。
つまり 冒険者強度及び傭兵強度=魔物強度。
例としてゴブリンは
ベイビーゴブリン(G級)⇒ヤングゴブリン(F級)⇒ゴブリン(E級)⇒ソードゴブリン&ゴブリンメイジ&ゴブリンアーチャー&ゴブリンソルジャー&ゴブリンファイターなど(D級)⇒ゴブリンリーダー(C級)⇒ボブゴブリン&ハイゴブリンなど(B級)⇒ジェネラルゴブリン&アークゴブリンなど(A級)⇒キングゴブリン&クイーンゴブリン(S級)⇒ゴブリンエンペラー&ゴブリンカイザー(SS級)」
の様に 職種や階級があり 上位種になるま魔物強度が強くなる。
俺たちが 説明を聞いてある程度理解した頃、アイナさんが
「最後に 初心者及び冒険者強度10未満 第1段位のH級(仮級冒険者)は 冒険者登録した時に冒険者ギルドの基本的な依頼である『魔物討伐』・『魔物の解体』・『各種素材の調達と採集』・『護衛』・『雑務』などの指導員からの講習及び実習が10日間義務付けられています。」
「いつから、初心者講習を始めたら良いでしょうか?
武器などを所持していないのでしたら 冒険者ギルド所有の武器があるので使用感を確かめて自分に合った武器を探してみて下さい。
また 使用武器が決まっているのでしたら その武器をお貸しします。
なお 費用は ほぼ全て冒険者ギルドと国が負担しておりますので、冒険者登録料含めて金貨1枚(1万G)になります。
宿泊場に関しては合宿場の開放をしています。
または、別途宿泊費が掛りますが ギルド直営の宿屋を特別割引料金でのご利用を推奨しています。」
「それと マリアさんはC級の特級冒険者なので、初心者講習指導員の資格をありますので 指導員の依頼を受けて頂けないでしょうか?」
「マリアさん 初心者講習の指導員をしてもらう事や都合などは 大丈夫なのですか?」
「はい 創世神様からの神託もありますので 明日からでも大丈夫です。」
俺たち3人とマリアさんと相談して、許可をもらい。
明日から初心者講習を受ける様に、それぞれに受付を処理してもらった。