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魔神後継者の逃亡?生活  作者: 彩色メイ
第一章 異世界召喚編
3/7

3話 封印と解除

鬼人化を魔神化に変更しました。

頭が痛いと言って儀式場から抜け出した煌は部屋にあるベットに寝っ転がり自分のステータスを眺めていた。


「はぁー、この雑魚ステータスどうにかなんないかなー」


煌はステータスのスキル欄にある解除魔法アンロックマジックの詳細を指でタッチした。


解除魔法アンロックマジック

罠や封印、呪いなどを触れることによって強度関係なく解除することが出来る。もちろん金庫や鍵付きの部屋なども解除することができ、大泥棒になったり女の子の部屋に忍び込むことができる。


「この最後の文いらねぇだろ!大泥棒になれるじゃねーよ!なれるんなら天職のところに書いておけよ!」


解除魔法ねぇ、自分の能力が封印されてたりして。

煌はベットから起き上がり座った。そしてスキル欄の解除魔法に指をを当てた。すると突然詠唱的な何かが頭に浮かんできた。


これを言うのか……。言うしかないよな……。よし!いくぞ!言うぞ!言っちゃうぞ!


「封印されし我が力よ、古代の産物を我が物とし全てを解放せよ!解除魔法アンロックマジック!!」


すると煌を包み込むようにまばゆい光が発生した。

まぶっ!また光!?またどっかに召喚されんのか!?

光が収まると煌はいなくなっていた……。

ということはなく先程と同じ状態でベットに座っていた。

なんか凄い光ったけど体に変化は無いな。


「まぁ、ステータスとかには変化はあるだろ」


あんな恥ずかしいこと言ったのになんも変化なかったら誰も聞いてないってわかってても外歩けない…。

そんなことを思いつつステータスカードを取り出した。


【名前】 コウ・ササクラ

【年齢】 17歳 【性別】 男

【天職】 古代魔術師

【能力】

Lv 1

HP 1000

MP 70000

ATK 1000

DEF 1000

STR 1000

AGI 1000

【スキル】

記憶魔法メモリーマジック

死者蘇生

死霊主従

極大魔法 【炎】【水】【風】【雷】【光】【闇】

合成魔法

転移

身体強化【真】

極致解放

魔神化

解除魔法アンロックマジック


「………な、なんじゃこりゃぁあぁぁあ!!??」


チートや!春日井よりチートや!スキル増えすぎだろ!?それにやばそうなスキルばっかだし。

あぁ、なんかさっきとはまた違う理由で頭痛くなってきた。今日はもう寝よう。


煌はベッドに寝っ転がり意識を手放した。


ーーーーーーーーーーーー


『目覚めなさい』


ん?誰だ?


『目覚めなさい。笹倉煌』


え?なんで名前知ってんだ?


『目覚めなさいって言ってるでしょ』


なんか怒ってる?


『早く起きなさい!』


うわっ!?………って誰?


そこにいたのは神々しく光っている女だった。顔は……なんかぼやけててよく見えないな。


『さっき、誰と聞いたけれど私はこの世界の創造神メイルよ』


は?何言ってんだ?頭おかしいんじゃねーの?


『なっ!?失礼ね!頭おかしくなんかないわよ!』


あー、はいはい。それで創造神(自称)が何のよう?


『そこのかっこはいらないよね?本気で怒るわよ?ねぇ、怒っていいわよね?』


あー、そんなことより本当に何のよう?まさかあのチートステータスについてか?


『そんなこと扱い!?そしてスルー!?あ、えーと、まぁそんなところよ』


え?まじかよ…。適当に言ったのに。それで封印されてた理由とかあるの?つーか封印したのあんただろ?


『そうよ』


なんで封印なんかしたんだ?


『今日はそのことについて話そうと思って此処に呼んだの。まず封印した理由は貴方の能力が規格外すぎるからよ』


まぁ、そうだろうな。強過ぎる力は争いを呼ぶからとかそんな感じだろ?


『なぜわかったの?』


まぁ、普通に考えれば分かるようなことだろ?


『う…。ま、まぁ理解が早くて助かるわ。それで』


それを遮るように煌が言った。


俺が勝手に封印を解除したから此処に呼んだ。だろ?


『大体あってるわ。でも少し違うところがあるわ』


違うところ?


『そうよ。此処に呼んだのは貴方が言った理由もあるけれど勝手に封印を解いたからまた封印するために呼んだという理由もあるわ』


記憶魔法メモリーマジックでステータスを偽装をすれば問題ないんじゃないのか?


『それが出来れば呼んだりなんてしないわよ』


何か問題があるのか?


『あの国の王は【真実の目】というスキルを持っていて自分より弱い者のステータスなら偽装していても本来のステータスが観れるのよ。ほんと厄介なスキルよね』


それなら俺が国王より強くなれば問題ない。


『簡単に言わないでよ。あの国王、レベル100以上よ』


そんなに強いのか……。なら偽装は出来ないか。


『だから私が封印するというわけ』


封印しないでなんとか出来ないのか?


『無理ね』


即答かよ!


『さっさと諦めて封印されなさい』


俺はどっかの魔王か!はぁ、もう突っ込むのも疲れてきた。


『私も貴方を此処に呼んでいられる時間はもう長くないからさっさと封印するわよ』


メイルは煌に近づいて行き額に自分の唇を付けた。すると唇が触れたところから光が発生し煌を包み込んだ。数秒経過すると光は消えた。


『これで封印完了よ。最後に何か質問はある?』


………え?あ、大丈夫だ。


『そう。それじゃ貴方をあっちの世界に返すわね。あ、そうだ、本当に危ないと思ったときは解除魔法で封印を解いてもいいわよ。でも、再封印は出来ないから注意するのよ』


あぁ、わかった。


『それでは、また今度』


その言葉を最後に煌の意識は途絶えた。


ーーーーーーーーーーー


煌が去った後のメイルは


『あぁ〜!!どうしようどうしようどうしよう!!お、おでこにち、ちゅーしちゃった!私ったらなんて大胆なことを!』


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