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「第二十一話」


「第二十一話」


深夜一時五十五分。天見町立図書館。

住宅やデパート、各種専門店のあるアーケードから離れたこの場所では、日付が変わったばかりのこの時間、人通りはなく、建物沿いに等間隔に立てられた街灯だけがその図書館一帯の唯一の明かりだった。

物音一つせず、耳鳴りがするほどに静かな中、図書館の入り口前に一人の男が立っていた。

上下は飾り気のないワイシャツとスラックスに身を包んで、大きな白衣を袖に通し着た、腰の曲がった六十過ぎの老人。鵠沼玄宗くげぬまげんそうがいた。

鵠沼は今日自らが主催し、行われるであろう、あるイベントを心待ちにしており、老人の心の期待を表すかのように口角はつり上がって、皺の刻まれた年老いた顔で子供のような無邪気な笑みを浮かべていた。

「ひひ、ひひひ」

鵠沼の歪んだ口から独特な芝居がかったような笑い声が小さく漏れ、静かなせいか鵠沼のいる一帯に異様なほど響き渡った。

その様子はまさしく狂喜に満ちていた。

鵠沼は笑いながら、心の中で自分が下した一ヶ月前のあの研究所での決断が正しかった事を褒め称えた。

(もし、ワシが国のヤツらにTファージを明け渡した所でこうはなっておらんだろうよ。人とTファージで化け物を作り出すなど、ネズミで食肉を作り出すような事で満足するようなヤツらに解るはずも無い)

鵠沼は一ヶ月前に始めて自らがトランスFを行使して殺した公安警察の男の死に様を思い出しほくそ笑んだ。


生体由来の組織を変え、新たな組織を作り出す人工ウィルス――Tファージ。

本来、それが作り出された理由は日本国内における食肉を確保する為であった。

しかし、鵠沼はそれを使い人を怪人へと変えた。これは鵠沼の小さな頃からずっと望んでいた事だった。

――その時。暗闇の中から不意に傍に近づいて来た二人の人物を鵠沼は目で認め、さらにほくそ笑んだ。


「ようやく来たか。怪人共が」


その二人は屯野琢磨と烏城麗那だった。


「黙ってろジジイ。――ほらこのとおり来てやったぞ。俺達は二人で戦う」


「……早く会わせて下さい。私達が戦う相手に」


「そうくな。ワシが他の感染者の二人に呼んでみたが、結局来たのはその内の一人、屯野を襲ったあの牛男だけだった。――そいつはもう図書館の中でお前たちを待っている。存分に戦って来い」

鵠沼がそう言うと、屯野達二人は無言で頷きあい、明かりのない図書館の中へと入っていった。

入り口の鍵はすでに鵠沼が開けてあって、二人は当たり前のようにその扉を開け、図書館の中へ入ってゆく。

鵠沼はその二つの背中を見送りながら、腕を組んで考える。


――これで役者はそろったが。中に入るのは、あいつらが牛男と会って少ししてからだな。その方が面白い。これから始まる戦いは二対一だがその一はただの『一』じゃないからな。




「琢磨君」

暗い館内へ続くロビーの道を二人が足を踏み入れたと同時、烏城が思いつめた声で言って屯野の方を向く。

「何?」

屯野は身のうちの武者震いなのか恐怖なのか、微かに震えた声で応じる。

「……私たちの戦う相手はその、私たちと同じTファージの感染者……人間、なんですよね?」

「そうだけど?」

屯野がそう言うと、烏城は背に担いでいた袋の中身――殺傷性のあるエアライフル――を体の前に取り出し、持つ。

「だから……その……――すみません。聞き流してください」

烏城のライフルを持つ手はどこかぎこちなく、グリップを何度も握り直している

屯野はそんな風に考える烏城を見て、そこにある動揺を見取った。

ここに来る前、集合した校舎で屯野は戦いに挑む烏城の決意を目の当たりにしていたが、やはりそれは初めて烏城が牛男と対面した時のように虚勢をはるに近い一時的な強さだったのか。

そんな烏城の言動は怪人に向けて銃の引き金を引くのを僅かに躊躇わせてしまうだろう。

屯野は立ち止まって、烏城の方に体を向けて強い口調で言う。

「麗那、教えてやる。アイツは初めて会った時、俺を何の躊躇いもなく殺そうとしたんだ。アイツは……あの牛男は何の理性もない。正真正銘のけだものだよ。麗那が殺すのを躊躇えばすぐに殺されてしまう」

烏城はただ言葉を飲み込むように頷いた。やがて小さな声で、

「解りました。琢磨君。私は事前に校舎前で打ち合わせた、怪人が一人の時の手順を行いますから、安心してください」

声は小さいものの、そこには烏城の明確な決意があるように思え、屯野は得心し頷いた。

「うん。頼むよ」

屯野は言って前を歩き、その後ろにつき従うようにライフルを持った烏城がそれに続く。

やがて二人は両開きの大きな扉の前で立ち止まる。――扉の中から床に光が漏れ出ていた。

扉の向こうは多くの本が並ぶ、図書館のメインフロアだ。

ロビーの中には誰もいなく、メインフロアに明かりが点いているということで戦いの場はメインフロアだろうと、二人は言葉に出さずとも、入り口の扉を開ける時からそれを察していた。

図書館内には二人とも少なくとも一度は入った事があり、そこの間取りや内装はまだ記憶に新しかった。

「じゃあ、手順どおりに俺が先に入る」

屯野の両手が扉の持ち手の部分に掛かる。

「はい。私は扉の傍で隠れて待機します」

そう言って、烏城はライフルを持ち直し、コクリと頷いた。

屯野は扉を開ける前にもう一度校舎前で打ち合わせた手順について頭の中で確認する。

屯野は怪人との戦いを出来るだけ短期決戦のつもりでいる為、戦いに時間はかけられない。――よって手順も簡素なものだった。

つまり、屯野が先に入り襲ってくるであろう怪人を一人で引き付け一対一での勝負にする。その後ライフルを持って隠れていた烏城が遅れて入り、怪人に発砲。可能な限り動きを封じ、傷を修復し再生するまでの時間で琢磨と烏城が一斉に攻撃をかけるというだけのもの。

なお相手が武器を携帯している可能性は無いとも言い切れないため、屯野がまず一人で中に入ると言う事は様子見の意味合いが強かった。


屯野は都合二度あの牛男と争っていて、今回が三度目だ。

扉と向き合った屯野は自分に静かに喝を入れる。

(三度目の正直だ。今度は麗那もいる。……そうだ。負けはしない)

屯野は扉を開いた。

扉の向こう、多くの本が並ぶメインフロアからまばゆい光が屯野の目に注ぎ、屯野は咄嗟に目をしばたたきその部屋の中の光に慣れようとした。

扉を開け、入った屯野の前に、本棚に囲まれたメインフロア中央に誰かいる。



そのシルエットは紛れも無い、何度も見た大柄な――――市ヶ谷渉いちがやわたるその人だった。



「遅ぇよ屯野」



数時間前、駅で屯野と烏城達とプールに行く為に待ち合わせた服装のままで市ヶ谷渉は平然とそこに立っていた。



屯野は自分の見ているものが間違いだと思った。――どうして、市ヶ谷がここにいる? ここには二度も俺を殺そうと襲った牛の怪人がいる筈なんだ。何でだ!? どうして――

「――驚いたか? 屯野」

そう市ヶ谷がポツリと言う。

「……?」

「俺はお前と同じ感染者なんだよ」

「な……!」

この怪人騒ぎの内通者にのみ通じる「感染者」と言う符丁ふちょう。その言葉を市ヶ谷は屯野の前であっさりと言い切った。そして、

「こ、この声って――――!」

その傍で、中からの話し声を聞きつけた烏城が開かれた扉から出てきて、烏城が目の前の市ヶ谷の姿を見て驚く。

「い、市ヶ谷君……!」

市ヶ谷は慌てて入ってきた烏城の方へ視線を送る。

「烏城、ライフルとは随分と物騒なもの持ってきたな。それで俺を殺す気か」

「え……。あっ……!」

烏城は慌てた声を出す。市ヶ谷の声は冷静だ。

「……屯野」

再び、市ヶ谷の眼が屯野の方を向く。

その冷たい声を聞いて屯野は自分の体が耐えられない現実に押しつぶされそうになるのを感じていた。――どうして、どうして、こいつは今、こんなにも冷静でいられるんだよ!!?――

「お前はそんなに、俺が人を殺すのを嫌うか?」

「な、何を言ってるんだ……?」

「この怪人騒ぎで死んだのは五人。その内四人は俺が殺った。屯野、お前は俺が殺したヤツを見たよな? アレは俺が殺した二人目だ。なぁ見たんだよな? おい?」

「……」

屯野は否定する事ができなかった。二週間前に屯野が見た死体。頭を鈍器で何度も潰したような会社員の男の死体。

屯野はその血の臭いまで鮮明に覚えている。そして、そのすぐ後に牛の怪人が来たという事も。

(あれは、市ヶ谷だったのか……!? 嘘だ。市ヶ谷みたいなふざけたヤツがそんな事――

「あの時、俺がお前を殺し損ねたのは失敗だった」

「――――は?」

「お前はあの時、あの場で俺に殺されていれば良かったんだ。それなのに……お前も俺と同じ感染者で、そしてあの時、俺はお前を殺し損ねるなんてな。全くふざけてやがる――――なあ、屯野。俺はまだ殺す人間が残ってるんだよ。そして俺が殺した四人の奴らも死ぬべき人間だったんだよ」

「……」

屯野は市ヶ谷の前で何も言う事ができなかった。

当たり前のように、そうあるべきだと屯野に言うように、市ヶ谷の言葉には人間の理性があり、そして、そこに潜む確かな狂気があった。

「お前を襲った後、鵠沼くげぬまのジジイに言われたよ。『屯野は今もお前を殺したがってる』ってな。お前、俺に殺されかけたのに――案外正義な人間なんだな」

屯野は鵠沼が市ヶ谷に言った言葉に驚きを隠せず、たじろいだ。

「く、鵠沼がそう言ったのか……?」

市ヶ谷は、ああ、そうだ。と淀みなく言った。――となれば、あの時から既に鵠沼は知っていたことになる。屯野が病院で鵠沼に初めて会いその後怪人を殺しに行くと言った屯野を引き止めたあの時から。

「それからな、屯野俺はあのジジイにあの時こうも言われた――「警察など、見張りの動きを教えるが、その代わりこれ以上人を殺したいのなら、屯野を殺してからにしろ。そうしなけりゃ、ワシはお前を殺す」――これと一言一句同じ言葉でな。アイツは俺達感染者が命を削って戦うのがお望みらしい」

「……」

屯野はその言葉を聞いて察した。

烏城に命を救われたあの二回目の牛の怪人の襲撃。

あれは市ヶ谷自身が更なる人殺しを望み、屯野を殺すことを選択したのだ。

友人だと思っていた市ヶ谷が鵠沼の言葉を受け、屯野を殺すという選択に及んだ事実に屯野は気が狂いそうになっていた。

「市ヶ谷、何でなんだよ」

「あ? 何だ」

「殺されていればとか、死ぬべき人間とかって……また人殺しをしたいから俺を殺す? お前、そんなクソみてえな人間だったのかよ!?」

屯野の友への失望と驚愕を含んだ声が館内に大きく響く中、市ヶ谷は黙っていた。屯野は構わず続けざまに言う。

「市ヶ谷お前、頭おかしいんじゃねえのか!! そんなフザけた事、真顔でヘラヘラぬかしてんじゃねえ!!」

それから暫くの沈黙があった。屯野は息を切らしながら市ヶ谷の顔を見る。市ヶ谷の言葉が嘘であって欲しい――そんな願望のこもったどこか空ろな目で。

「あのなぁ」

しかし、市ヶ谷は目で天井を仰ぎながら冷静に口を開く。やがてその目は屯野の方へ向けられる。屯野がこれまで見たことの無い、市ヶ谷の冷たい目。

「帰宅部の屯野は知らねえと思うが、屯野もウチのバスケ部の内情見りゃ、俺のやろうとしてる事の意味が解るさ」

「――――!」

市ヶ谷の今までの言葉を聞いていた屯野の後ろにいる烏城が息をのむ。

「多分、運動部の烏城は噂くらいなら知ってると思うけどな」

「…………」

「れ、麗那、何か知ってるのか?」

初め口を閉ざしていたものの、やがて烏城は前にいる市ヶ谷をはばかるように重たい口を開く。

「……じ、事件の後、テレビで報道されたんですけど琢磨君が見た一番初めに殺されたその人は警察の発表ではどうやらウチの名皇高校の卒業生らしくて……そ、その人は名皇男子バスケ部のOBでもあったらしいんです。それで近頃その人が――」

「もういい。それ以上喋るな」

話し出す烏城の言葉を市ヶ谷は強引に苛立った声で遮り、市ヶ谷は屯野達二人を見据える。――やがて市ヶ谷は二人の前で身構えた。

「そんじゃま。ぼちぼち戦うとするか。お前らがどうあろうと俺は戦うつもりだけどな。なあ屯野。お前さ昨日プールに入る前、俺に言ってただろ――切り替えが早いやつだってよ」

突如、市ヶ谷が身をかがめ、脚力をTファージで強化させ弾丸級の速さをもったアメフト選手よろしく迫ってきた。

「――――あ」

市ヶ谷の突然の行動に屯野は身動き一つとれず、棒立ちになっていた。

しかし、市ヶ谷は猛然な速さを持ったまま、屯野の横を通り過ぎた。

攻撃を外してしまったのか。屯野が安堵したのも、束の間。後ろから悲鳴が上がる。――烏城の声だ。

「あああぁぁっ!!」

突進してきた市ヶ谷の狙いは近くにいた屯野ではなく、その後ろにいた烏城だったのだ。

「しまっ――――」

屯野はすかさず振り返るが、既に烏城は迫ってきた市ヶ谷を避け切れずに大きく跳ね飛ばされ、二人が入ってきたロビーの床にその細い身を投げ出されていた。

市ヶ谷は追突し開かれた扉を越え、その先、遠くのロビーへ跳ね飛ばされた烏城の方へゆっくりと歩いてゆく。

その動きには何の迷いもない。

屯野はメインフロアの中にいた屯野は慌てて市ヶ谷を追う。

「や、やめろ!!」

屯野が市ヶ谷に放った懇願のような声。

メインフロアから漏れ出た明かりが、暗かったロビーの床を一面に照らしている。市ヶ谷は屯野から十メートル先、大きく離れた場所で倒れている烏城に馬乗りになって、腕を振り上げていた。――屯野の言葉は市ヶ谷には通じなかった。

「烏城がライフルを持ってきたのは想定外だったな。本当なら烏城を殺す必要はないが、とりあえず一番厄介なのは屯野じゃなく、烏城お前だ。悪く思うな」

「くっ――!」

倒れている烏城の腕には既にライフルはなく、恐らく突進を受けた時の衝撃で弾き飛ばされてしまったのだろう。

それでも、空手のまま抵抗を試みるべく烏城は腕を振り上げる。

その腕をたちまち白い羽毛が覆い始める。

烏城が自身の持つ鶏のTファージを使い、腕を大きな翼に変えようとしているのだ。だが、

「――――!!」

烏城の言ったか解らないほどの声と同時に、市ヶ谷の攻撃は既に終わっていた。

骨を砕く音。液体が飛び散る音。むせ返る血の臭い。それらはその烏城の声と同時に屯野の耳と鼻に一度にしておとずれていた。

市ヶ谷は腕をTファージで強化し、烏城の人間のままの頭を容赦なく砕いたのだ。七月中旬、屯野が見たあの頭部のない死体となったサラリーマン風の男のように烏城の首が失われる。



抵抗をするべく烏城の振り上げた腕が途端に生やした羽毛を失い、その腕は力なく落ちる。

頭を潰された烏城は治療にTファージを使う事も出来ないのだろう。烏城はロビーの床の上で倒れたままピクリとも動かない。

烏城は死んだのだ。その簡単でつ残酷な事実が彼らから数メートルほど離れた所にいる屯野にも解った。



屯野の前、そこにいるのは同じ高校の友達だった明るいスポーツマン、市ヶ谷渉いちがやわたるではなかった。

そこにいるのはいつの間にか市ヶ谷から姿を変えた牛頭人身の怪人だった。首から上を潰され失った烏城麗那の動かなくなった体を足蹴にし、さっきまで烏城の頭のあった場所から自ら振り下ろした逆「U」の字形の蹄のついた人ならざる腕をぬちゃり――と血と脳漿のうしょうを滴らせながら抜き、ゆっくりと立ち上がる。

そして、近寄ってきた屯野の方を頭蓋の側面に付いた黒い目で見据える。

怪人の持つ牛の頭から連続する荒々しい鼻息が聞こえる。

その姿は市ヶ谷とは似ても似つかない、屯野琢磨を二度も襲ったあの怪人そのものだった。

屯野は目の前で烏城の命を奪い、平然と立ち上がった市ヶ谷に対して、いまや何の躊躇も驚きもなかった。

今、屯野の心の中にあるのは目の前にいる牛頭人身の怪人への抑えがたい殺意だけだった。

屯野は怪人の方を向く自分の表情が怪人に烏城をあっさりと殺された事で強い怒りに歪むのを感じた。

屯野は立ち上がった怪人を見据え、やがて口をゆっくりと開く。


「烏城には奇襲しといて、俺の前では棒立ちか、クソが。豚をナメんじゃねえぞ」


同時に屯野は着ていたTシャツを脱ぎ捨て、上半身裸になり体内のTファージを発動させる。

たちまち屯野の腕や上半身はバルーンアートのように急速に肥大し、エアバックが膨らむように爆発的に大きくなり、新たに生えた筋組織には硬い剛毛が生えていた。

変化させた体には筋が幾つも走り、それらは人のものではない強靭な筋肉が備わっている。

上半身から始まった変化は屯野の顔まで及んでおり、屯野の顔には硬い鼻先や、突き出た口元とその内側にある四十四本の歯という、まさしく豚のそれへと変わっていた。

屯野琢磨はその四十四本の歯を渾身の力で噛み締め、目の前で立ちはばかる怪人を自分でこれ以上ないほどの怒りをもって睨みつける。

「今度は烏城を守る」と烏城に言った屯野は今、その約束を果たせず、何も出来ないまま烏城を死なせてしまった今の自分に激しく悔いていた。――これは烏城の仇討あだうちの戦いなのだ。



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