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黒村 燐の日常  作者: あき缶
2章 序章
5/8

自宅2

SA権

SA権とはSAが持っている権利のこと


その一部分がこの一節である


第4権


SA所有者は逮捕権を持つ

こんにちは

インターホンに

イライラしている黒村 燐です。


それでは


本編

なんだこんな時間にと若干イライラしながら

寝室を出て玄関へと向かった。そのまま廊下を

進み玄関に着くと鍵を開け勢いよくドアを開け放った。すると何処からともなく


ゴンッと

鈍い音が響いた何だと思いゆっくりドアを開くと

どうやら頭をおもいっきりぶつけたらしく


いったーと

涙目で頭を押さえてうずくまっている

女の子がいた。髪型は背中が隠れるくらいのばしていて髪の色は銀で目は琥珀色の美少女不知火(しらぬい) (つかさ)がいた。

完全にこっちが悪かったので一応謝っておこうと思い口を開いた


「すまない、不知火大丈夫だったか?」


「いったいなー! 燐!!酷いよ!?」


不知火は座りこんでいたので必然的に上目遣いで若干涙目で首をかしげながら言った不知火に燐は何で疑問系なんだよと突っ込みたくなり同時に美少女からこんな攻撃を受けるなんて微塵も思っていなかった燐は照れていた。

燐は照れを隠すように自分の手で頭をぶっ叩いて

口を開き話を戻す。


「そんなことより何のようだ不知火」


不知火はまだ頭がいたいのかプルプルしながら頭を押さえて動かない。そんなに痛かったのかと思った燐は大丈夫かと声を掛けるが動かない。

仕方なしに耳もとまで口を持っていくと

ワッと大きな声を出して不知火を覚醒させるすると

不知火は驚いたのかナニナニ何が起こったの何て言ってパニックを起こしているそして燐はもう一度


「そんなことより何のようだ不知火」


すると不知火はようやく口を開いて


「朝来たときも呼び鈴、何回も鳴らしたし仕方がないからメールも送ったし昼にもう一度来たときも呼び鈴何回も鳴らしたし夕方に来たときも呼び鈴何回も鳴らしたしさらには四回目来たときはつまり今来たときは、やっと帰ってきてくれたと思ったら頭にドアをぶつけられるし」


まるで燐の口を挟む隙を与えず言いきった不知火は言ってやったぞと、とても良い顔をしていて吹っ切れたようだった。燐はめんどくさそうにため息を吐き先程の事をもう一度簡単にして言った


「不知火は俺の言ったことが分かっていないみたいだからもう一度簡単にして言うだからなその不知火が伝えたかった要件を教えて欲しいんだ」


不知火は二、三秒ぼーーとしたかと思うと分かったと短い返事を返すと


「えーとね、メールで送った通り近頃、IAの連中が動きだしてるんだ二日前はコンビニが三件とスーパーが一件、昨日はコンビニが二件とスーパーが一件そして今日がコンビニが一件とついにIAの連中は銀行までもが襲われ銀行が一件IAの連中に襲われている。

この事を踏まえるとIAの連中この三日間に膨大な資金を集めている。つまり近い内にIAの連中が集めた金を使って何かを仕掛けてくる可能性があるというわけ教師側も色々と対策を考えているようだけど大人にはSA保持者が一人足りともいないからこの問題は必然的に僕達、学生が解決するしかない大人はIAにはまず戦っても勝ち目はないし警察もIAの前じゃ意味をなさないし風紀委員に全部対処できるかもわからないしとくにSA保持者は警戒するに越したことはないんだよ燐クンも十分にIAに気を付けること分かったかな燐クン」


不知火は背伸びをしお姉さんオーラを出しながら言った。ちなみに不知火の身長は153センチである

要件を伝えると不知火は


「この事は置いておいてそれより燐クン課題を見せてください全くできてなくて入学早々問題児のレッテルを貼られるのだけは回避したいんだよ」


不知火は何かと理由をつけて家に上がってくる

不知火は一人暮らしでちなみに燐も一人暮らしなので問題はないのだがいや問題はあるそもそも

女の子しかも銀髪の美少女が夜遅くに男子寮の男の部屋に来るなんて問題ありすぎるだろと思い

不知火に訪ねてみたところ特に問題ないし大丈夫らしいお前が大丈夫でも燐には大問題な訳でだが不知火を追い出す勇気も度胸も燐には持ち合わせていないのでもう仕方がないなと諦めている。

不知火は一人暮らしなので金がなく何時も何かと理由をつけてただ飯を食べに来るのである。幼馴染みといえどこう毎晩こられると正直言って非常に食費が危ない。燐は金がないなら働けと耳がタコになるほど言い続けてきたが不知火は警察の手伝いをして金をもらっているからバイトをしないらしい。警察の手伝いとは先程も説明した通りSA保持者は大人にはひとりもいなくて警察はどうしてもIAを捕らえる出来ず仕方なしにSA保持者に頼るしかなくなるわけで不知火はそれを良いことにIAを自身のSAを使用し捕らえ警察から謝礼金を不知火が言うに給料を貰っているらしいがそれだけでは生活できないらしくいつも燐の家に飯をたかりに来るのである。


「しかたねーな」


燐は頭を掻きながら不知火を家に招き入れて玄関のドアを閉めてリビングへと向かった。

とりあえず廊下を通って不知火はリビングにいき

燐は課題を取りに寝室に行った。寝室へいき課題を探すついでに携帯を探し見つけて手に取りメールの確認をすると不知火からの着信履歴と大量のメールが確認できた。燐は溜め息を吐き携帯を閉じてベットの枕元におき寝室を出てリビングに向かうと不知火は案の定、冷蔵庫をあさっていた。

燐は再び溜め息を吐き不知火をキッチンからつまみ出して夕食の用意はじめチラッとリビングを見ると不知火は諦めたのかリビングで課題をせっせとまるうつしにしている再び夕食の用意をするまあ夕食っていっても今日は時間が時間なためインスタントラーメンだなと思いインスタントラーメンを取り出し水を沸騰させインスタントラーメンを鍋に突っ込み麺を湯がいて卵を二個鍋に入れ二分間ぐらい湯がいて皿に盛り付けリビングに持っていくと不知火は背伸びをしていた。

机にラーメンを置き燐が飯ができたぞと声を掛けるとすごい勢いでラーメンを口の中に運んでいき二分もしない内に不知火はラーメンを平らげてしまった

そして不知火は課題を終わらせるべく課題と格闘していた。燐はというと残っているラーメンを食べるべく目線をラーメンに移しラーメンをすすった


「やっと終わった」


と言って大の字で寝転がった


「不知火みっともないぞ」


「別にいいじゃんかつかれたんだから」


聞く耳を持たない司に


「しゃーねーな」


と呆れたように燐は言った。


「それとね」


「どうしたんだ?」


「その不知火って呼ぶのやめて昔みたいに司って名前で呼んで欲しいな」


確かに燐は昔は司の事を名前で呼んでいたが

ある感情によって司と名前で呼ぶのを止めた。


「別にいいだろ」


燐は素っ気なく返した。しかし司は


「良くない何か壁を作られてるみたいで嫌だよ」


確かに燐は司から少し距離をとっていたけれども

それは燐にはどうしようもなかった。なぜなら司が美少女だからって言うのが一番大きかった。


「別にかべなんか作ってないけど......」


「けど何?」


そんなこと自分で察しろよと声を大にして言いたいのは山々だがこんなところで言うわけにもいかないので自重しよう

男ってのは女の子をしかも銀髪美少女を下の名前で呼ぶのってのはかなり勇気のいる行動なんだぞそれなのに昔の俺はスゲーななんの躊躇いもなく女の子の事を普通に名前呼び出来てたんだからな昔の俺は本当に尊敬する。

だが今の燐は中1で昔とは違って女の子を名前で呼ぶのってのは照れ臭くて恥ずかしてとてもじゃないが言えない。つまりハードルが高すぎるのだ


「だからさ、その... 」


「なに聞こえない」


「その恥ずかしいんだよ」.........言っちまった


突然司は笑いだした。


「何で笑ってんだよ」


「いや その ごめんなさい面白かったからつい」


「いや別にいいけどよ」


「それで司って名前で呼んでくれるの」


「分かった呼ぶよ呼べばいいんだろ」


やけくそぎみに燐がそう言うと司は少し微笑んだ


「じゃあさ今、ここで呼んでよ」


何をいっているのか理解できずに燐の思考はフリーズした。


「ちょっと聞こえてますか燐クン」


その言葉でようやく意識を取り戻した燐は顔を真っ赤に染め上げた。そこで司が追い討ちをかける


「じゃあ 改めて司って呼んでよ」


燐は勇気を振り絞って口を開いた


「つ つ つか つか アーーーもう出てけ明日に呼ぶから」


そう言って燐は司の肩をもって玄関まで押していった司の髪からシナモンのような香りが燐の鼻をくすぐる司って良い匂いがするんだなってそうじゃなくて直ぐに我にかえった燐はそのまま司を玄関から外へと出しドアを閉めた。司が何かを言っていたが今の燐には聞こえていなかったというよりは聞こうとしていなかった。燐はふと思った。学校で名前で呼ぶよりは今ここで名前で呼んだ方が良かったのではと燐は深く後悔していた。

かなり更新が遅れました。

すみません。

次回も

遅くなると思われます。

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