婚約者より友人が大切と言う婚約者
短いです
今どきの子は
白紙に戻そう遣唐使
って語呂合わせ知らないのかな…?
894年遣唐使廃止だよ…
婚約者は、いつも友人といる。
「婚約者としての義務を果たしてください」
私は毎回抗議するが、
「婚約者より友人が大切だ」
と言われる。
「お前には分かんないんだろ〜友人の大切さが〜」
「悪いね婚約者ちゃん」
「ひゃはは〜」
笑いながら婚約者と友人は、街に出掛けていった。
今日が課題の締め切りなんだけど、皆さん、お忘れのようですね。
この課題の成績を落としたら、卒業できないの知らないのかなぁ…
婚約者だから教えたのに、他のまともな友人に教えてもらえないなんて…
可哀想にねぇ(棒読み)
つまり、婚約者とその友人は、周りから距離を取られているのだ。
日頃の行いが悪いし、課題は提出日を過ぎて出すか出さないか、成績も悪い。
「婚約者より友人が大切だ」
それが半年続いた。
もう我慢しなくて良いだろう。
「婚約者より友人が大切だ」
「では、ご友人と結婚してください」
私は考えていた言葉を言った。
「え?」
婚約者は怪訝な顔をした。
「婚約は白紙にしましょうさようなら」
「え?…何だ拗ねてるのか?…ふん…そのうち謝ってくるさ」
婚約は白紙になった。
家同士の契約を何だと思っているのか。
婚約者は、いつもの友人と遊び歩いていて、話し合いの場にも来なかった。
新しい婚約者ができた。
今日は、新しい婚約者と、デートしている。
「何だその男は!浮気か?」
元婚約者が声を掛けてきた。
「貴方との婚約は白紙になりました。話し掛けないでください」
危険人物だ、目を合わせないでおこう。
「は?」
「婚約者との大切な時間を過ごしています。邪魔しないでください」
「は?お前!俺という婚約者がいながら」
もう、白紙に戻そう遣唐使くらいには白紙だよ。
「ご友人が大切だったのでしょう?ご友人と婚約すれば良いのです」
「何だと?」
「貴方との婚約は白紙になりました。ご存知無かったんですか?そんなんで貴族やっていけるんですか?」
「はぁ?」
「お前は、どこの家の者だ?礼儀がなってないな」
新しい婚約者が口を挟む。
「はぁ!?」
睨みつける元婚約者。
相手が誰か分からないのか?
あ〜らら、知らな〜い。
「私が誰か分からないのか?」
「え?」
「このような痴れ者を放置するなど、あり得ない。抗議させてもらう」
「はっ!やってみろよ!この伯爵家嫡男に向かって偉そうに!」
「貴方、廃嫡されましたよ」
私は親切だから、教えてあげた。
「は!?」
「こちらは、侯爵家嫡男です。終わりましたね」
私は親切だから、きちんと教えてあげた。
「は?え?」
「連れて行け」
護衛に連れて行かれた。
「これで、邪魔者はいなくなったな」
「元婚約者がすみません。ありがとうございました」
「ろくでもない者に引っ掛かったな」
「はい」
本当にそう思います。
「でも、ヤツがアホなお陰で、貴女と婚約できた」
「まぁ…」
私は、新しい婚約者に大切にされて、幸せになった。
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