chapter57 新しい空間魔法を習得するために…
みんながベッドに入り、静かになった部屋の中で――オレは布団に潜りながら考えていた。
(空間魔法の練習をしておくか……)
正直、ルークさんは信用してもいいと思う。
色々と教えてくれたし、少なくとも敵ではなさそうだ。
けど――この国の上層部。
王様や、あの神官服の女は信用できない。
それに……妙な違和感がある。
なんというか、きな臭い。
オレとゆうなら空間魔法で離脱できる。
でも、みんなを連れてとなると――無理だ。
熟練者ならできるのかもしれない。
だが、敵がオレたちの成長を待ってくれるとは思えない。
そんな甘い話はありえない。
(なら、やるしかないか)
空間魔法の中に、“ディメンションスペース”という魔法がある。
簡単に言えば、空気のあるアイテムボックスだ。
空気があるから、生物も入れられる。
いわゆる“異空間”。
これを使えれば――全員での離脱も可能になる。
(習得しておきたいな……)
空間魔法を繰り返し使えば、熟練度も上がるはずだ。
魔力が尽きるまでやれば、少しは近づけるだろう。
オレは小さく息を吐き、意識を集中させる。
「……“ディメンションスペース”」
小声で呟きながら、何度も魔法を発動する。
やがて、魔力が削れていく感覚とともに意識が薄れていき――
そのまま、眠りに落ちた。
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