chapter51 召喚魔法の詳細その1
オレは気になったことを聞いた。
「召喚魔法…なんですけど、何故か…発動しなくて…」
ふむ……。
「詳細、見せてもらえる?」
オレは上坂さんの後ろに回り、ステータスをじっくり見ようとした。
「詳細? どうやって…見ればいいんですか?」
上坂さんは不安そうに尋ねる。
んー、そうだな……。
「まず、この固有スキルの召喚系のやつをタッチしてみて」
オレは指示を出した。
「え? 触れられるんですか? これ…?」
上坂さんは恐る恐る“魔虫召喚”の文字をタッチした。
すると、半透明の板が浮かび、詳細が表示された。
■◆■◆■◆
〖魔虫召喚〗
消費魔力100
契約した魔虫を召喚できる魔法
契約してないと召喚できない
■◆■◆■◆
「ホントだ! 触れられたし、詳細も出てきた…!」
上坂さんは声を震わせる。
それを見た笹村さんとゆうが、思わず聞いてきた。
「よく…知ってたわね、そんなこと」
「僕も知らなかったよ」
「山村くんがいたときに発見したんだよ」
オレが言うと、岡崎さんがブルリと震える。
「あの変態が…」
その様子を見て、笹村さんが小さく呟いた。
これは昨日の出来事のせいか……笹村さんが小さく呟いたのも頷ける。
異世界に来て今日が二日目の夜、濃い一日だった。
そんなことを思っていたら、上坂さんの声が聞こえた。
「へぇ、こんなのも召喚できるんだ」
「どうしたの?」
オレが聞くと、彼女はステータス画面を指差す。
■◆■◆■◆
〖悪魔召喚〗
魔力や対価と引き換えに悪魔を召喚できる魔法
下位悪魔召喚
消費魔力1,000
意思のない悪魔を1体召喚可能
契約可能だが、コントロールは難しい
受肉させる場合、肉体が乗っ取られ死亡の可能性あり
※契約魔法or従魔魔法があれば契約可能
上位悪魔召喚
消費魔力3,000
意思のある悪魔を1体召喚可能
召喚者が好かれなければ反感を買う
受肉時は同上
※契約魔法or従魔魔法があれば契約可能
上位魔将召喚
消費魔力8,000
高位の悪魔を1体召喚可能
大きな犠牲を伴うことがある
受肉時は同上
※契約魔法or従魔魔法があれば契約可能
■◆■◆■◆
――なんかやばそうな召喚魔法だな……
オレは思わず眉をひそめ、ステータス画面をじっと見つめた。
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